起業時の失敗エピソード/お金、時間、食べ物、彼女まで苦労話
- 突然の病気で思いつき、資本金5万円、創業メンバー4名で起業した話
- 起業してからのリアルである、お金、やっていたこと、時間の使い方、食べ物など赤裸々告白
- これからの起業家になる皆さんに伝えたいこと
はじめまして、株式会社ウェイビーの伊藤健太と申します。2010年8月27日に起業をしました。
そこから、8年超が過ぎ、2018年12月20日にこの記事を更新しています。
起業当初はひん死の状況が長く続き、今でもこうやって生き残っていることが嬉しいです。
是非、僕たちの起業時の生々しい、失敗や苦労話、そのエピソードをお読みください。
この記事をお読みいただき、少しでもこれから起業される方のお役にたてれば幸いです。
起業当時のことを振り返り、このように起業していたらよかったのではないか?ということも書いてみました。
僕たちは何かを入念に準備して起業したわけではなく、僕の病気をきっかけにして、何の準備もなく急遽会社を設立(資本金5万円)することになりました。
創業メンバーの数は、小学校の同級生4名、起業時の年齢は23歳でしました。社会人経験などもなく、何をするかも本当に決まっていませんでした。
アイデアがなかったり、未経験で起業する人もいますが、僕たちの場合には、本当に突然思い立って起業をしました。アイデアも経験も皆無です。
今考えると、ただのバカだったようにも思います。
一般的な人は、やはり、やりたいことや売上の見通しを立ててから起業したほうがよいと思います。
起業は生き残ってなんぼです。生き残るためには、当たり前にお金を稼げなくてはいけません。
僕たちの会社はたまたま生き残っているので、結果として起業して良かったと言えますが、
起業して、早々に潰れていたら、同じことが言えたかと言うとそんなことはないと思います。
もし失敗していたら、しっかりと計画を立てたり、アイデアを出したり、売上の見通しを立ててから起業すべきだったと言っているような気がします。
起業のアイデアを練るならこちらお読みください。
起業アイデアの考え方と見つけ方
ビジョナリーカンパ二―という経営者必読と言われる本があり、
起業して一番はじめにやっていたことは、「どんな会社にしていくのか?」といういわゆる理念を固めることでした。
創業メンバー4名、すし詰めになって、2か月以上というよりも、
しょっちゅう、どんな会社にしたいのか?というイメージをメンバー全員で話あってばかりいました。
ただ、正直なかなか理念は決まらなかったというのが結論です。
経験の何もない僕たちには、理念がしっくりくるということもなかったのです。
いい加減決めないといけないとなって、「世界を変える」というすごく漠然とした理念となりました。
いい加減決めよう、とりあえず決めざるを得なかったのは、会社を現実的に前進させないと、お金がなかったからです。
理念の話はとても楽しかったのですが、一番ここから苦しい時を迎えるわけです。
今考えると、実際、会社の理念というのは結論して必要なものだと思います。
ただ、起業した当初から素晴らしい理念がある必要はないと思います。
起業をして、会社経営をやっていく中で、
自らのやっていくべきことが見えてくる中で、絶対的にも相対的にも、どんどん言語化されていくんだと実感をしています。
会社設立が終わったあたり(起業に関する手続き系が終了)から、いよいよどんなサービスをやるのか?のMTGをするようになりました。
まずは、創業メンバーがそれぞれ、アイデアを持ってこようとなり、明日までに5つずつ考えてきて、シェアし合おうということを繰り返していました。
朝の9時半くらいから、夜の18時程度まで活動していたと思います。
今考えると短いですね(笑)起業当初は何をやるかということが全体決まっていなかったので、
各自で全体が何をやるのか考えてこようということで個人の時間が多かったわけです。
僕たちの場合には、やるべきことが見つかるまでなんと起業してから7か月の時間を要しました。
やるべきことが決まっている人を本当にうらやましく思いました。
やるべきことが決まってからも徹夜などは全くなかったです。基本自分たちの役割を分担し、その決めた数字をやっていくという感じでした。
全体で集まるのも週に2,3回程度でしたね。土日もガシガシ働くという感じではなかったです。
理由は本当にやるべきことが決まっていないので、ガシガシやりたい気持ちはあるんだけど、することがないという感じでした。
そのため毎日不完全燃焼な日々を過ごしていました。
熱中できるものがあるということ、やるべきことが見つかると、その時点で半分以上、うまくいったようなものだと今振り返ると思います。
7か月売上がなく、売上が出てからも、会社の成長のためにお金を基本的に使っていたこともあり、
起業から1年間は、カップラーメン、レトルトカレーを交互に食べていました。
レトルトカレーはスーパーの安売りで1食50円程度で売っている場合があって、ウェイビーの創業メンバーはめちゃめちゃスーパーでの大量の買いを重宝していました。
たまに納豆などを買ってきて、納豆カレーにして、今日は相当豪華だねみたいな感じやっていました。
実家に帰ったり、お正月の帰省時などは、ただただご馳走に囲まれ、普段食べれない物を食べれることにすごく感動しましたね(笑)
このときの教訓もあって、炊飯器は起業家にとって必須のアイテムなのでは?と思っています。
基本、米があれば死にません。米を大量に買って、チビチビ食べていくことがよいと思います。食べ物があれば人は死にません。
間違いなく当時は野菜など食べる機会もなかったため、風邪などひきやすかったと思います。
誰かが風邪をひくと、誰かにすぐに感染し、比較的、長期化するといった具合でした。
今思うと、メンバーの中で料理ができる奴がいれば、もっと栄養価の高い、かつ、コスパのよいものもできたかもしれません。
栄養不足により健康を壊すことが創業期にはすごくあったので、もう一度起業するなら料理のうまいメンバーを入れるかもしれません。
起業のリスクについても是非お読みください。起業に関するリスクについてまとめてみました。
基本的に現金はないので、クレジットカードでの決済をしていました。
カードの支払日までに、別のカードを使って、現金をつくって、口座に入金してということを繰り返していました。まさにクレジットカード操業ですね(笑)
お金が足りない場合には、創業メンバー間で融通し合ってみたいなことをしていました。もちろん現金をではなく、カードをです。
支払の際に、誰のカードで決済するかを、残っている限度枠から考えて決めていました。
起業から数か月経たときに、カードの限度額も限界が来たときにはもう終わりだと本当に思いました。
そのときに、僕は何気なく実家に帰り自分の部屋を漁りました。
部屋の中にお金がないか、何か解決策はないかと模索したわけです。
テレホンカード、昔集めていた貴重な遊戯王カードなど売れそうなものを探しました。
その中で、僕はかつてルミネなどでつくっていたクレジットカードを3枚ほどみつけたのです。
もちろん使用金額は0円だったので、僕の命のリミットが延びたわけです。まさに奇跡でした。
ということで、クレジットカードをできる限りつくっておくべきです。
銀行は助けてくれませんが、クレジットカードが助けてくれます。
事後談ですが、個人の借金を完済したタイミングで、
持っているカードをすべてゴールドカード以上に引き上げ、限度枠を本当に広げました(笑)
もしかしたらまたキャッシュフローに困ることがあるかもしれないからです。
僕たちの場合には、起業から1年くらい経つ頃には、普通に給与をもらえる状態になっていましたが、
どうしても不安定なときや、会社の成長優先ということもあり極限までお金については我慢しようということがありました。
そのため、起業してからつくった借金でいうと200〜250万円程度最大あったと思います。
また、他の創業メンバーの1人でとにかく借金が多かった人の分も実質的に肩代わりしたこともあって、
300-400万円近くのお金を、起業から4年目くらいのときにようやくすべて完済しました。
返済自体もキャッシュが回るようになってからは、月に30万円とか返済していたので、その返済が終わると30万円程度毎月使えるお金が増えて、少しお金の使い方に困った自分がいました。
しかし、当時も今も思っていることですが、300万円程度の借金が何なんだということでした。
アルバイトでも返せる金額だと思い、怖いということは全く感じず、まだまだ増えても大丈夫みたいなある意味よいのか悪いのかわからない感覚になっていました。
起業から丸4年を終えて、プライベートのキャッシュフローが黒字にまわり、少ない金額ですが、投資、貯金をしている自分が信じられないです。
こんな日が来るなんてという感じです。それくらい起業当初はお金を稼げるイメージが全くなかったのです。
もう一度0から起業するときに、仮に資本金1,000万円でスタートしたら、僕はウェイビーの起業の時以上にストイックに取り組むことができるのか?不安です。
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