起業家が気を付けなければいけないアドバイスの受け方について
- 自分で取捨選択する必要がある
- アドバイスを一方的に受けるのではなく自分でしっかりと案を準備をする事
- 自分のアイデアに自信があるのはいいがそこからしっかりと受け入れる事
僕たち起業家サイドの言い方や伝え方、資料の出し方などによって、相手の人がピックアップする部分というのはまず違います。
僕も今同じ話を投資家の人数十人に、同じ資料を使って、説明していますが、全く違う部分に反応を人は示します。
結局人は自分の主観やその時々の興味あるものに引っ張られるということです。
その点が事業において重要かどうかというのは関係なくです。
その部分ってどうでもよくないですか?ということに本当にすごい時間をつかって説明する人、アドバイスする人もいます。
もちろんその中で発見、気づきはあります。その各論どうかという話ではありません。
僕たちの聞き方、言い方、持っていき方によって、アドバイスの結果は変わるという事です。また関係性、相手のコンディションによっても変わるということです。
それがどうこうという話ではなく、初期の起業家に共通して感じることですが、アドバイザーというかアドバイスを聞く人が必要以上に多くいるのでは?ということです。
いろいろな人にアドバイスを受けるということは、一見するとよさそうに思います。
しかし、そのアドバイスをする人の背景、関わり方などによって、その人たちが発することは間違いなく違います。
時には真逆のことを言うでしょう。
今の時代にあって、特にサービスという意味で、答えを持っている人なんてなかなかいません。どんなサービスがヒットするかなんてわからないのです。
そうすると自分の経験値が役に立つ領域でのアドバイスであればよいのですが、往々にして主観のアドバイスになっていく。それが的を得ていることもあれば、見当はずれなことも多々あります。
そのためアドバイスをいただく場合には、アドバイスをいただく人の得意分野やご経験からアドバイスをいただくべきです。
相手方も人としてや起業家、経営者としての在り方という一般的に共通のイメージを持つことのできやすい問いであれば多くの人がアドバイスできるでしょう。
しかし、全く業界を知らない、ITのことを知らないという人に業界のことを聞いても、ITのことを聞いても意味がありませんよね。
何の意図をもって、アドバイスを求めるのか?ということをしっかりと考えるべきです。
自分で考えた仮説を持って、アドバイスを聞かねばなりません。
自分の仮説を持っていないのに、何かを聞くことは考えていることを放棄し、ないにもかかわらず、答えを教えてもらおうとしてしまっています。
しっかりと自分なりの案を持って、人に会うようにしましょうね。
聞き手を本気にさせたり、温度感をしっかりと調整すべきです。
聞き手も意外と適当に答えているケースも多いですw(本気や温度感高く答える前提や必要性がなかったりすることも多々あります。)
何についてどのような意見を聞きたいのか?などしっかりと目的を定めて聞くべきです。
もちろん堅苦しくなく、思ったことをインスピレーション的に教えてくださいというのはありだと思います。
1人の意見に左右されずに、いろいろな意見を聞くべきです。
絶対に人は違うことを言います。
あまりにも本質で絶対に外したらいけないことで共通したことを言われた場合には、それは即受け入れるべきかもです。(多くの人はうまくいかないというし、ポジティブなことよりもネガティブなことを言います。評論家なので。)
また、何故相手があなたの話を聞いてアドバイスをしてくれるのか?ということも考えるべきです。
基本的には相手にもGIVEが必要です。どんな目上の人にもGIVEの気持ちがとても大切です。
僕はよくこのようなことがあります。
FBで ”イトケンさん、事業計画みてもらってもよいですか?” と。大して仲良いわけではもなく、お客さんでもないのにです。
僕はこの度に何故みないといけないのか?と思ってしまいます。
この人はどのようなつもりでこのメッセをしているのか?と。
事業計画以前に、この人の人としての在り方に問題を感じ、事業計画を確認させていただく以前に勝敗ありですね。このような人は往々にしてうまくいきませんよね。
良い起業家=良い人だというのが僕の信条です。
アドバイスをそもそも聞こうとしていないよねという起業家にもよく会います。
すぐに反論してきたり、メモなど一切しない。自分の仮説を説得してきたりと。
これではアドバイスの意味はないですよね。
相手の方へのお願いの仕方も、アドバイスの受け方、コミュニケーションも、事業計画が一流であるように、一流であってほしいなと思います。
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