フランチャイズについて教えます！仕組みや開業の実情まとめ

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フランチャイズ起業の実情

儲かるか否かの実情

どういった状態が儲かるのかは、加盟店によって違ってきますが、ここでは赤字にならず、初期投資の分が時間の経過とともに減る状態を儲かる状態として説明します。

事業の選択、チェーンの集客力、サポート体制、商品やサービスの開発力、自分自身で考える力、加盟店側での人員体制の6つの要素を意識します。

事業の選択では、少しでも自分に向いていると感じる事業を選択することで、運営のモチベーションが維持できます。
集客力が高いチェーンを選択することで、加盟店側の自助努力ではできない部分での売上げアップが可能になります。
契約の書面上だけでなく、実際に運営のノウハウをきちんと受けられるチェーンを選択します。特に未経験の状態での開業ではノウハウの良し悪しが今後の売上に大きく左右します。
商品やサービスを常に研究し、よりよいものを開発し続けることは、すなわち集客力アップにつながります。陳腐化した商品やサービスでは売上げアップにつながりません。
本部からのサポートの全てを鵜呑みにする姿勢ではなく、受けたノウハウを元に自分で考えて行動することが大切です。
チェーンの連携による運営面が滞りなく行われていた場合でも、加盟店内部の人員体制に問題が出てしまっては、せっかくの好環境を活かしきれません。

オーナー自身はもとより家族や従業員の接客態度や提供するサービスの品質を常に売上につながる一定以上のレベルに維持することが大切です。
以上の6の要素を一つも欠けることなく全て問題ないレベルにまでもっていくことで、少なくとも赤字だけは避けることができ、確実に黒字経営を維持することができます。

失敗する場合とは

どの状態を失敗とするのかは、儲かる定義と同様、加盟店によって異なりますが、ここでは赤字が発生し、初期投資の分が減らない状態を失敗として説明します。
先程の説明で挙げた6つの要素のどれか一つでも問題が発生した場合には即、赤字につながり失敗となります。
失敗にも取り返すことのできる失敗と、取り返しのつかない失敗とがあります。

この違いは、6つの中のどの要素がどの程度うまくいっていないかによって変わってきます。
例えば集客力が著しく劣るチェーンの場合には、客そのものが集まらないわけですから、商品やサービスの品質、従業員の接客レベルを上げても売上にはつながりません。
また加盟店側の人員体制が著しく支障が出ている場合には、いかに集客力が高い場合でも、商品やサービスを提供することができません。

集客力が低い、人員体制に不備などによる売上減では取り返しのつかない失敗へとつながるでしょう。

開業の予算について

開業の予算は本部側で店舗を用意する場合と加盟店側で店舗を用意する場合とで異なってきます。

平均的な予算

本部側で店舗を用意する場合

加盟金=150万円
保証金=155万円
設備資金=1,095万円
開店時仕入･サービス供与額=399万円
研修費=29万円
その他の資金=794万円
合計=2,233万円(各合計の平均)

加盟店側で店舗を用意する場合

加盟金=197万円
保証金=207万円
設備資金=1,624万円
開店時仕入･サービス供与額=589万円
研修費=44万円
その他の資金=1,054万円
合計=3,280万円(各合計の平均)

予算がない場合

金融機関から融資を受けることで融資を受けることが可能です。審査基準を満たしていることが前提となります。代表的なものに下の３つがあります。

新規開業資金融資制度、
新創業融資制度(無担保・無保証人)
女性・若者／シニア起業家支援資金融資制度(金利が低い)

まとめ

フランチャイズとは、ブランド名と運営ノウハウを持つチェーン本部と契約することで、未経験でも失敗することなく開業できるシステムです。
フランチャイズ起業では、業界を選択した上で、加盟対象のチェーン本部を選択します。
チェーン本部の選択には、集客に力を入れているか、サポートは充実しているかなどの確認も大切ですが、契約時の内容もしっかりと把握することが大切です。

開業においてはオープンに至るまでの準備以外に、予算についても確認が必要です。予算がない場合の金融機関からの融資に関する情報も押さえておくとよいでしょう。