士業に求められる能力とコンサルタントとしての需要について

さむらいぎょうの別称もある士業は特定の分野における専門知識を持つエキスパートとして社会的な信頼が厚い職業です。自身が関わる分野に精通する専門家であることから、コンサルタントとしての需要が高い傾向があります。

社会的な責務も大きい士業として質の良い仕事を行うために、必要な心構えや注意点などを学びましょう。

士業は専門性が高く社会的な信頼もあるのが特徴

士業は正式な名称ではなく、弁護士のような専門資格の職業に対する俗称です。特に弁護士や税理士、土地家屋調査士などは職務上の理由で戸籍や住民票の請求権ができます。請求権がある士業は数に由来して八士業と呼ばれていますが、それ以外にも士業のカテゴリーに含まれる資格は複数存在します。

士業は国家資格もあれば民間資格もあるので取得条件や業務内容は多彩ですが、いずれの士業も専門知識が必要で資格取得が難しいのが共通点です。また、専門性の高い業務内容であることから、該当する分野におけるエキスパートとして位置づけられています。そのため、社会的な信頼が厚いのも特徴の一つです。

士業の資格を持つことで他の職種には無い特別な権利が得られるなどの特例は存在しません。しかし、士業の資格は社会的な信頼が厚いので、資格所持者は好待遇で歓迎されるのが一般的です。

専門知識を活かした仕事として企業や団体の運営、資産運用などに関わるコンサルティングが挙げられます。コンサルタント業は豊富な知識が必要な他、不測の事態にも迅速に対処できる柔軟な姿勢が必須です。士業の資格所持者は自身が関わる分野に精通しているので的確なアドバイスを示すことができます。そのため、コンサルタント業は士業の資格所持者に最適な仕事の一つです。

専門性が求められる事案への対処は士業の資格所持者が行うのが最適

会社運営や資産運用などを円滑に進めるには専門知識が不可欠です。法律で定められた規制に沿って進める必要がありますが、気づかないうちにトラブルに至るミスを犯してしまうことがあります。迅速に対処すれば損失は軽微で済みますが、専門性が求められる事案であることが多いので素人では対処が困難です。

そのため、専門知識を持つ士業の資格所持者がコンサルタントとして重宝されています。特定の分野に精通しているエキスパートである士業なら雇用者が望む形で対処することが出来るのが大きな利点です。同じ対処でも素人と士業の資格所持者とでは結果が大きく異なる他、解決に至るまでのコストも段違いです。損失を出来るだけ少なく抑えるには専門家である士業の資格所持者を迎えるのが最善の策と言えます。

士業は社会的な責任が大きい

士業は専門性が高い仕事に従事出来るエリートとされています。資格を取得するためには非常に難しい試験をクリアする必要がある他、特定の分野について誰よりも詳しく理解するだけの知性が求められるのが大きな理由です。

社会的な信頼が厚い職業ですが、その一方で常に重大な責任も伴うことを忘れてはいけません。士業の多くは仕事の性質上、個人のプライバシーに深く関わることが多い傾向があります。金銭の管理に関わることも多く、雇用者からは全幅の信頼を寄せられることが多い士業ですが、それは同時に仕事の一切にミスが許されない、大きな責任が伴っていることを意味します。

士業は単に社会的な信頼が厚く収入も多いエリート職ではありません。他の職業ではできない、専門性が高い業務を手掛けることが可能である反面、非常に大きな責任を担うことを自覚する必要があります。

士業に就く人は自身の双肩に大きな責任が常にかかっていることを自覚して仕事に取り組むことが重要になります。万が一、仕事で大きなミスをしてしまうと自分だけではなく、士業そのものの信頼が大きく損なわれる結果になるので注意が必要です。

営業力の高さも士業に求められるスキルのひとつ

士業は専門知識を有する特定分野のエキスパートですが、受け身の姿勢ではいつまでも自身の能力を発揮することはできません。自身の能力を活かして働くには自己アピールを効果的に行う必要があります。

士業は専門知識を活かしたコンサルタント業が適していますが、士業の資格所持者は基本的な能力はほぼ同じであることから、営業力の良し悪しが仕事の有無に繋がります。いくつもの仕事をこなして収入も多い人は営業力が長けているので、確実に仕事を得るには自身を売り込む営業力を磨く努力が不可欠です。

自分がどの分野に精通しているか、過去にどのような案件を手掛けたかをアピールすることが相手の心をつかむ条件になります。いくら士業の能力が高くても雇用者に必要な人材と見られなければ仕事には就けないので、営業の必要性を軽視してはいけません。

コンサルタント業は相手の希望を最優先に考える

会社運営や資産運用へのアドバイスを行うコンサルタント業は専門知識を持つ士業に最も適した仕事です。雇用者の側も特定の分野に精通している士業の資格所持者が適切なアドバイスをしてくれることを期待しているので、その期待に応えられるように努める必要があります。

しかし、雇用者が望むアドバイスが難しい状況に陥る可能性もあることから、自身が関わる業務を取り巻く環境の変化には常に気を配ることが大切です。

雇用者の希望を最優先するのは当然ですが、事実のみを客観的に提示したうえで解決策を提案するのもコンサルタント業の一つです。そのため、場合によっては雇用者に不利な状況になってしまうこともありますが、その状況を踏まえたうえで最善の解決策を構築するのがコンサルタントとして働く人の責任になります。

士業の資格は責任と信頼の証であることを理解する

士業の資格は取得するための試験が非常に難しいのが特徴です。そのため、資格所持者はエリートとして信頼されます。特定の分野に詳しい専門家として社会的な地位も高く、仕事の内容によっては高い収入を得られるケースも少なくありません。一握りの層だけが持つことが出来る士業の資格ですが、同時に社会的な責任が大きいことも自覚する必要があります。

仕事の性質上、個人のプライバシーに深く関わることも少なくありません。知り得た情報を悪用しない倫理観と自身の仕事に対する誇りを持つことが士業に就く人が持つべき姿勢になります。また、士業の多くは法律にも深く関係したものが多いので、法律の改定や廃止などの情報は常に確認する必要があります。

専門性が高い仕事であっても広い視野を持ち、多角的な姿勢で業務に当たるのが士業に就く人の責務です。

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