学生インターンの私が起業支援のベンチャー企業で学んだ7つの力
- 仕事の『スピード』と『効率』を極めるには「レス力」「予見力」「フォーマット力」「巻き取り力」「逆ホウレンソウ力」を意識すること。
- 自己の成長のためには「完コピ力」「自分力」を意識すること
- 自分のストーリーは、誰にも奪われない。自分の意思で進んだ先にこそ、未来があること。
コミュニケーションのスピード=仕事のスピードだと思っています。常に会社で使うコミュニケーションツール(チャットワーク、メッセンジャー、ライン、メール)は常にオンライン状態にし、連絡がきたら、今やっている作業を止め、まず返信。
秒で返すようにしていました。「後で返そう」と思うと、to do next が頭の中に残ったままでスッキリしないですし、後からやると返事の内容を無意味にじっくり考えてしまいがちです。
来たボール(連絡)は自分のところに届いたタイミングで打ち返す、イチロー越えの打率バッターになっているイメージで「おらああっ!」と、返信していました。
また、私からの質問は、相手が極力 「YES」 or 「NO」 で答えられるようにしていました。相手の返信にかける時間を減らすことで、すぐ返信を得られますし、「YES」「NO」と返信をもらった後の対応も、事前に頭でシュミレーションしておけるので、次の作業もスイスイ進められやすいです。
相手の返信の幅を残しておくと、質問の意図とずれた内容が返ってきて、その返信に無駄に時間が割かれる・・といった経験が、皆さんあると思うので、「YES」 or 「NO」連絡オススメです!
スピードはとにかく成功する起業家必須の要素です。
ウェイビーでは、日々新たなプロジェクトが生まれ、そしてアップデートされ・・と固定業務が少なく、業務に前例がありませんでした。となると「この業務に対する、より良いアウトプットってなんだろう?」と、自分の頭で最善のアプローチを考え続け、実行しなければならないわけです。
ライターに向けた説明会を実施した時のこと。
説明会実施となると、場所の確保、参加人数把握、説明会コンテンツ企画、タイムスケジュール作成、登壇者に資料作成お願い、当日はスライドが見やすいような席配置、来た人から会場に案内・・と様々な業務があります。
例えば、参加人数把握の時に「参加できない方がいる」という事実に対して、「参加できる人数のキャパで会場押さえます」で留まらず、
「説明会をビデオで撮っておけば、参加できない人も後からでも見れる」「じゃあビデオ撮影のセッティングやビデオ編集を担当の人にお願いする必要があるな。」「あ、ビデオ機材の使用予約しないと。」「それに、説明会が終わって2日後には映像を共有したいから、ビデオ編集担当の方のスケジュールも先に押さえておかなくては・・etc」という思考と行動をするのが、予見力です。
「予見力」って、つまりは思考力のことです。考えて、考えて、考え抜く。
「言われたことをやったらオッケー」は、ただの思考停止です。インターン中、社長の伊藤さんに何度も「予見力」についてアドバイスをもらい、業務をする中でどれだけ自分の「予見力」がないかを痛感しました。私自身、発展途上でまだまだ足りないと感じる「予見力」。
私は「予見力」を発動するとっかかりとして、プロジェクトに出てくる「登場人物」を洗い出し、彼らのニーズとスケジュールから、すべきことを考えるようにしています。
それによって「あ、この人の今〇〇に対応しているなら、△△もついでにお願いすると他の人に任せるより効率よく回るな。仕事お願いしよう!」のような気づきも見えてきます。
伊藤さんをはじめ、人を巻き込み、成果を出す経営者が共有して持つのが「予見力」。
「予見力」を持つ者が、ビジネスを、社会を制すのは明らかですから、何としても伸ばすべき力だと思います!
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前例がない仕事は、次の仕事の前例となります。作成する資料は、次回でも使えるよう、フォーマットとして汎用性をもたせ、適宜アップデートしながら使い回ししていました。
また、前例がない仕事といっても、長い人類の歴史ですから、既にどっかの誰かさんが似たような仕事をし、資料を作り、しかも!それをネットに共有してくれていたりします!
例えば、Slide Share はビジネス関連資料が無料で見れるのでおすすめです。
また、外部の方々にお仕事をお願いする際にも、「こちらで提出お願いします~」と提出用のフォーマットを用意しておくと、期待通りのものが返ってくるので、書類・資料はすべてフォーマットにすることを意識していました。
巻き取り力、ミーティングで上がったナイスなアイデアを、速攻で現実のものとする力のことです。
例えば、助っ人編集部のミーティングで「企画はこれでよしとして、サイトに載せるデザイン案を考えないとだね、」となった瞬間、「デザイナーとすり合わせする日程抑えますね!」と速攻でデザイナーチームに連絡。
「はい、日程抑えました!」「はい、デザインの作業工程もスケジュールに組み込んでもらうよう、担当者に連絡しました!」とアクションしていました。
ミーティングで話し合っていても、それは机上の空論でしかなく、成果につながるアクションを取らない限り、物事は前進しません。
話し合いの中で出たアイデアを自分のタスクとして巻き取り、速攻で実行まで持っていく意識を持つ。そうすると自然に「これまだタスクに落ちていないな・・」という案件の、to doリストが頭に浮かぶようになりました。
これも伊藤さんに言われ続け、ラスト2か月でやっと意識できるようになった気がします。
インターンをしていて一番、「すごい!」と思ったのは、ちょうど良いタイミングで、ちょうど良いテンションで、伊藤さんから「そういえば、お願いしている■■だけど、〇〇になってない?〇〇だったら△△しておいてね〜^^」と確認メッセージがくることでした。
「私から進捗を共有しろよ!」という話だと思うんですけど、ホウレンソウができない私の業務確認と軌道修正を逐一していただいていました。
これも「予見力」に入れていいと思うのですが、従業員が今やっていることと、その先の業務も見えているからこその、社長伊藤さんの対応ですよね。
伊藤さんからの逆ホウレンソウに「あ、私認識ズレてるわ!」とハッとする場面がたくさんありました。従業員からのホウレンソウのタイミングって、経営者が望んだタイミングと違う場合があると思います。
どんな些細なズレでも放っておくと、最後には思ってもないほど大きなズレになってしまうので、「もう!あいつはホウレンソウができてないな!けしからん!」ではなく、気づいた人から歩みよる逆ホウレンソウ力、大事だな〜と思います。
「あれ、どうなってる〜?」の一言で、「やべ、気にかけられている!」と、業務に意気が入るのも実体験で実証済みなので、私もお願いしている仕事に関して「ーーさん、〇〇どうなっていますか?^^」の逆ホウレンソウ力を、挨拶のように使っていました。
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