石川県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!

更新日:2018.02.11

簡単な概要

石川県は北陸地方に属し、日本海の北東に突き出た能登半島が特徴的です。東西に約100㎞、南北に約200㎞の広さを有しています。南北に長く、その県域の独特な形を「アルファベットのFのような形」と形容する方もいるようです。東は富山県と岐阜県に、南は福井県に接しています。県庁所在地の金沢市は人口466,250人で、北陸地方では新潟市に次いで2番目の多さとなっています。江戸時代は加賀藩が置かれ、藩祖前田利家が豊臣秀吉の盟友であったことはあまりにも有名です。

明治以降は石川県が置かれますが、その名は加賀地方にあった石川郡に由来しています。金沢城址や兼六園などの史跡・名所が数多くあり、観光地として高い評価を受けています。2015年の北陸新幹線開業によって金沢駅まで新幹線が利用可能になったことで、観光客のさらなる増加が見込まれています。

面積:4,185.66平方㎞
人口:1,147,537人

気候

典型的な日本海側気候で知られ、暖流の対馬海流と冬に北西から吹く季節風の影響で降雪が多いのが特徴です。特に山間部は豪雪地帯として知られています。年間雷日数は日本で一番多く、特に冬季には降雪時に雷を伴う「ブリ起こし」という現象が見られます。この名は、ちょうど寒ブリが取れる時期と重なることに由来すると言われています。雷鳴が海底に響いて、ブリが驚いて海面付近に上がってくるため、豊漁となりやすいのだそうです。

地方別の気候については石川県の南部に位置する加賀地方は、両白山地(りょうはくさんち)が南部の県境にあるため積雪が多いのが特徴です。平野部は比較的穏やかな気候ですが冬にはしぐれやすく、ぐずついた天気となることが多くなります。石川県の北部能登半島に位置する能登地方は季節風の影響を受けやすく、季節がはっきりしています。夏は比較的涼しく、冬は加賀地方と比べれば積雪が少ないのが特徴です。

産業

2013年の県内総生産は4兆5448億8千800万円で、前年と比べて0.6%の増加となりました。県内総生産に占める第一次産業、第二次産業、第三次産業の割合は、それぞれ約0.9%、26%、72%となっています。第一次産業の割合は少ないものの、農作物ではコシヒカリなどの名産米や加賀太きゅうりなどの加賀野菜を始め、野菜のブランド化が推進されています。

海産物では、天然能登寒ブリや高級ズワイガニの加能ガニなどに代表されるような水産物のブランド化への動きも活発になってきています。第二次産業は最も個性的な特徴を備えていて、一言でいうならば「ニッチな市場で断トツのシェアを誇る企業が多い。」というところでしょうか。

その分野では世界シェアトップであるとか、国内シェアトップという知る人ぞ知る企業が多数存在しています。また、伝統工芸が盛んというのも大きな特徴であると言えます。輪島市の輪島塗や加賀友禅を始めとする伝統工芸品は国内外で高い評価を得ています。

第三次産業についてですが、2015年は北陸新幹線開業、NHK連続テレビ小説「まれ」による押し上げ効果で観光産業の伸びが顕著でした。

有力企業

1. 津田駒工業
金沢市拠点の織機メーカーで、高速自動織機では世界トップシェアを誇る。

2. 小松製作所
小松市に拠点を置く建設機械メーカー。国内シェア第一位、世界シェア第二位の実力派。

3. PFU
かほく市拠点のコンピューター関連メーカー。イメージスキャナで世界トップシェア。

歴史

現在の県域に該当する国が定められたのは、律令制が布かれていた平安時代です。その頃は能登国、加賀国の2国が存在していました。鎌倉時代になると国ごとに守護が置かれますが、加賀国及び能登国の守護は比企朝宗・北条朝時が任ぜられました。

室町時代には加賀国は斯波氏・富樫氏が能登国は吉見氏・畠山氏が守護として統治することとなります。室町時代後期には浄土真宗(一向宗)の信仰が盛んになりますが、度重なる戦による戦費拡大に業を煮やした加賀の国人門徒が本願寺と結び、加賀一向一揆を起こして守護の富樫政親を撃破。その後、織田信長に派遣された柴田勝家軍によって制圧されるまでの約100年間にわたって、国人による自治が行われました。

織田信長の天下統一事業では加賀国は前田利家が、加賀国は佐久間盛政が統治にあたりました。本能寺の変後、豊臣秀吉の天下統一事業では能登・加賀両国を前田利家が領有することになります。前田利家と秀吉は織田信長に仕えていた頃からの親友であり、住居も近所であったと言われています。

豊臣政権では秀吉の信頼も厚く、五大老・豊臣秀頼の傅役など政権の中枢で活躍します。前田利家は1599年に没しますが、それは秀吉の没した翌年のことでした。1600年の関ケ原の戦いでは前田利家の長男利長は徳川家康側につき、その功により越中国をも含む加賀藩120万石の大大名となります。

前田家は明治維新となるまで加賀藩を領有することとなります。明治維新後は金沢県を経て石川県と名称が変わり、現在に至っています。太平洋戦争中に全国で唯一空襲を受けなかった県であり、そのため第2回国民体育大会の開催県として選ばれることになったのはあまり知られていない事実です。戦後順調に発展を遂げ、2003年には能登空港が開港。小松空港に続く2番目の空港の開港でした。2015年には北陸新幹線が開業し、金沢駅が現時点では終点となっています。

観光

石川県の観光資源は極めて豊富で全国に誇れるものです。例えば、県内8地区が重要伝統的建造物群保存地区に選定されていますが、その数は京都を凌ぐ数で全国1位となっています。また温泉も豊富にあり、県内人口1人あたりのホテル・旅館の数は全国2位となっています。

能登半島は海岸線そのものが観光スポットのようなもので名所が数多く点在していますし、金沢市は小京都と呼ばれる風情ある街として知られ、どこを観光するか迷うほどです。

■主な観光地

1. 兼六園
金沢市にある日本庭園で、国の特別名勝に指定されています。江戸時代初期に金沢城の外郭に造られた藩庭が起源であり、日本3大名園の1つに数えられています。2009年にはミシュラン観光ガイドで3つ星の評価を獲得しました。

2. ひがし茶屋街
江戸文政年間に浅野川の東側に「ひがし」の茶屋町が開かれたのが起源とされています。日本で数少ない茶屋様式の町屋が多数残されていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。

3. 金沢城
加賀藩前田氏の居城として知られる名城。櫓などの建物だけでなく、安山岩の微妙な色合いの違いを利用して積まれた石垣は一見の価値ありです。

4.加賀温泉郷
加賀市と小松市の間にある約1300年の歴史を誇る温泉です。その中でも山中温泉は最も温泉らしい風情が感じられる温泉町で、多くの観光客を集めています。

■その県を知る書籍

1. 『おどろきの金沢』 講談社+α新書
人口46万人の金沢にやってくる観光客は年間800万人という驚きに始まり、金沢人の伝統工芸や城下町に対する思い入れの強さへの驚きを経て、金沢は文化と伝統を大事にしながら進化していく街なのだなと納得する本。読むと金沢に行きたくなることうけあいです。

2. 『るるぶ石川 能登 輪島 金沢 加賀温泉郷`18』  ムック
能登や加賀温泉郷など金沢以外のエリアについてもしっかり紹介されています。特に、最近人気上昇中の能登グルメについて詳しく紹介してあることは注目です。

3. 『まるごと金沢』  北國新聞社
文化からグルメまで必要な情報が網羅されている本です。普通のガイドブックでは、きちんと解説されていない観光名所についてもページをしっかり割いて解説されています。

4. 『石川県の歴史散歩』
石川県内の史跡・文化財について余すところなく解説しています。史跡・文化財を見て歩く際に予備知識があると感動がより深まりますので、ぜひ一読を。

■交通

北陸の拠点である石川県は金沢駅までの北陸新幹線が開業したことにより、交通インフラはほぼ完備されたと言えます。陸路で旅するなら鉄道の利用がメインとなるでしょう。北陸新幹線開業に伴い大幅にリニューアルした金沢駅は、駅そのものが観光名所になっていますのでJRの利用はおすすめです。

北陸新幹線を利用すれば東京から2時間半で金沢に到着します。在来線であればJR北陸本線やJR七尾線を利用するのがよいでしょう。特に能登地方を旅する場合はJR七尾線が便利です。路線バスが整備されているので市内観光も不便なく楽しむことができます。

空路での旅は旅客機を利用することになります。小松空港は国内線、国内線の定期旅客便が就航する石川県の空の玄関口となっています。国内線は札幌・仙台・福岡などの主要都市と、国際線はソウル・上海・台北などの都市とをそれぞれ結んでいます。

海路の交通手段としては輪島港から舳倉島への定期航路が用意されています。

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