起業の現実と起業家精神を身につけるまで
- 安定のしていた生活から起業をするにあたっての思い
- 起業してからの困難と充実していた毎日
- 自分で道を見つけて歩き続ける事
シンプルな役割を理解してからは、比較的順調に会社は成長していきました。起業の応援では国内でも有数の会社になっていました。出版、メディア出演などで注目される存在でした。しかし自分のやっているサービスはただの手続きにすぎず、お客さんの事業の成功に影響を大きく与える話でも全くありませんでした。「起業しても続かなければ全く意味がない」と思うようになりはじめました。
ただの誰でもできる手続きという仕事ではなく、もっとお客様の本質的な成長や成果にコミットするようなことをやろうと、その後いろいろな事業を立ち上げてきました。
・集客保証型のWEBマーケティング事業 現在年間120サイト以上の制作
・マーケティングを体得するためのイトケン塾 全国約250名以上が参加中
・起業家の結集するコワーキング施設の運営
・社外役員・相談役5社・コンサルティング先、数十社
・3,000人以上が参加をした国内最大規模の起業イベントTERACOYAなど
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うまくいく社長は、勝つまでやり続ける社長
事業としては、どれも想像を超える結果を出しました。しかし、ここ3年間で約300社に対して、「マーケティング=お客様を誰よりも守る」という定義のもと、商品・サービスづくりのヒント、お客様とは何か、会社の目的は何か、どのようなスタンスであるべきかをシェアし続けてきました。
その結果、お手伝いさせていただいている会社さんは、爆発的に成長しています。そのこと自体は大変嬉しいのですが、このままのスピードでは遅すぎる、広がりもないことを感じていました。同じことを繰り返しているような気がして、果てしない途方のなさも感じていました。
お客様の成果が出ても、瞬間的な嬉しさしか僕にはありませんでした。今はこれで一瞬よくなったかもしれないけど、もっと永続的にお客様がよくなり続けるためには?どうしたらよいのか。このままでは時代や国境を越えた変化は何も起きない。死に直面したときに思った、社会に居続けることはこのままではできないと思ったわけです。
僕たちがやりたいことをやるためには、僕たち自体の前提、発想などの限界に気が付き始めました。確かに、今のまま事業を展開すれば会社の売上、利益は上がっていくし、僕自体いわゆる成功者になれるかもしれない。でも、このままでは全然世界はよくならないし、再現性もありません。そもそもの構造をいじらねばならないと思いました。
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