急増するシニア起業!50代、60代で起業する人が増えている理由

ポイント(この記事は15分で読み終わります)
  1. シニア起業やシニアの活用が日に日にピックアップされる背景
  2. シニア起業のポイントを理解する
  3. 定年退職前後のシニア起業の違い

シニア起業やシニアの活用が日に日にピックアップされる背景

いろいろなメディアでシニア活用やシニア起業という言葉をみるようになりました。その背景には一体どのようなものがあるのでしょうか?

希望者に対する企業に対する65歳までの雇用延長が義務付けられたこと

老齢年金の支給開始年齢が財政の問題もあり、70歳前後まで引き上げられる可能性があることなどの現実的な問題があります。もちろんその背景には、圧倒的な構造の変化があるわけです。寿命自体が長くなっていること、人口減少による働き手の不足、国の財政の問題などです。過去の60歳引退という考え方は、確実に過去のものとなっています。新しい時代にあって、シニアはどのように考えるべきなのか。

一般的に多くのサラリーマンは、入社20年、年齢的に45歳前後で昇進の壁にぶつかることがよくあります。45歳前後を境にして、それ以降に大きくポジションが上がっていく人というのは稀であるということです。このような方が8,9割を占めているのではないでしょうか?では、このような方はどのようにすればいいのでしょうか?もちろんどんどん会社内の条件は悪くなるものの、その会社に居続けるということも1つの選択でしょう。ただ、仕事の内容は相対的につまらなくなるかもしれませんし、何よりも条件がよくなることはまずなかなかなく、年々悪くなっていきます。そこで、自ら起業するつもりで、準備をはじめることを是非おススメしたいと思っています。

定年や人生の残りを考えた場合、働かないという選択肢もありますが、働く場合の選択肢としては、主に3つです。

再雇用

再雇用の場合には、給与が大幅に下がること、やりたいと思う仕事でないこと、部下だった人が上司になることなど、なかなか納得できないこともあり、選択しない方も多くいます。モチベーションの維持がとても難しいわけです。

再就職

再就職のポイントとなるのが、自分がこれまでやってきたことを生かすような仕事がしたいと思ったものの、なかなかそのような仕事に就けないということです。また、希望給与と提示給与が合わないこと、50歳前後の年齢で新しい職場に属してということで会社のカルチャーしかり、役割がフィットしないという方もおられます。

起業

上記の2つの選択肢の可能性が薄いとなると、起業しかないということになります。最初から起業を考えている人はかなりの少数派です。ただ、メディアはじめ、皆さんが持っている起業のイメージと、シニア起業は同じ起業ですが、内容や目指す部分、起業の仕方は全く違うと思ってください。

シニア起業のわかりやすい特徴として下記があります。

お金<やりたいことをやりたい、社会貢献、働くことがしたい
1人での起業が圧倒的に多いこと
事業の拡大<事業を薄く長く行うこと

の3つの特徴があります。

若い人の起業は、上記の反対になることが多いです。事業拡大をとにかく目指し、たくさんの仲間を採用しつつ、大きな会社をつくりたいなどということです。シニア起業とは動機にしても、モチベーションにしても異なるわけです。起業を結果としてしなくても、起業する覚悟で準備をして、棚卸や、新しいスキルの習得をすること自体は、確実に転職するにあたっても良い結果となることだと思います。

また、転職した後にやはり自分でやりたいという想いも出てくるかもしれません。その場合にも良い結果となります。20年近く会社での仕事の経験がある人であれば、ご自身はどのように思っているかはさておき、相対的に良い経験やスキルを持っている場合が多いです。この経験やスキルを求めている会社はたくさんあります。会社との仕事の仕方は雇用関係でも、顧問でも、コンサルでもよいと思います。

大切な発想としては、しっかりと自分の経験やスキルを一層磨いていくことと、マーケット(市場)からみた場合に、どのような経験やスキルが求められているのか?というマーケット感覚を養っていくことだと思っています。同じ会社で働いているだけでは、自分のマーケット価値に気づきにくく、悪い意味で自信を持つことができていない人がたくさんいます。起業か転職かいずれにしても、自分の残りの人生をどのような価値観を持って生きていくのか?ということを考えるということが問われているのだと思います。

その結果が起業なのか、転職なのか、また今では副業や複業という考え方もありますので、100か0ということもないんだと思います。ただ、決定的に健康寿命が延びています。そのため、人生における現実的に必要なお金の量も増えています。ただそのお金だけの意味ではなく、人生が長くなるわけなので、人生の生きがいを持つことが人生を豊かにするポイントに一層なるわけです。その生きがいについての選択肢が複数化しているのではないか?と思います。

こちらも合わせてお読みください
【第1回】シニア起業で勝ち組になる秘訣〜定年前の心構え〜

事業承継のできない会社や事業を買い取って経営者になるという選択肢

下記日経新聞より
中小企業の廃業が増えている。後継者難から会社をたたむケースが多く、廃業する会社のおよそ5割が経常黒字という異様な状況だ。2025年に6割以上の経営者が70歳を超えるが、経済産業省の分析では現状で中小127万社で後継者不在の状態にある。
日本経済新聞:大廃業時代の足音 中小「後継未定」127万社 より引用

ある意味127万社のお宝が余っている状況なのです。起業というのはいくつかの種類があります。メルカリのように僅か数年で時価総額7,000億円超の超巨大企業になるような起業もあれば、自分1人で粛々とやっていくものまでです。シニアの起業というのは、後者にとても馴染みます。またシニア起業の基本は、自分の培ってきた力や経験を利用することです。(詳細は後述します。)それは、今までの力や経験をうまく活用することで、事業としての成功確度が高くなるからです。でも、実はもっとよい方法があるのです。それが、既にやっている会社や事業を引き継ぐという選択肢なのです。M&Aなどというとても仰々しいですが、日本にはここから新しい形の起業が間違いなく増えます。それが、この事業承継がうまくできない会社や事業を個人が買ってそのまま引き継ぐという形です。
必ずや主流になる話だと思っています。

こちらも参考に
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

また、スモールビジネス、中小企業向けのM&Aのマッチングサイトも活況です。
こちらのサイトを参考に トランビ / &biz

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