シニア起業が急増!50代、60代で起業する人が増えている理由

ポイント
  1. シニア起業やシニアの活用が日に日にピックアップされる背景
  2. シニア起業のポイントを理解する
  3. 定年退職前後のシニア起業の違い

目次 [非表示]

再雇用よりも起業を考えたほうがいい??

定年後再雇用されても、月収30万円を超えるような仕事に就けることはなかなかありません。実際のところ200-300万円の年収という感じでしょうか。そう考えると、月収は20万円前後となります。そこから社保が引かれたりすると、手取りはいくらになるのでしょうか?

そのように考えると、実は個人事業や会社の形で独立したほうが実は儲けることができるかもしれません。たとえば、前職などの経験を生かしたコンサルタントになるとして、 顧問契約先が月5万円-10万円の先が2-5社程度あれば、同等の収入になってしまうのです。いきなりすぐに独立というわけでなくてよいと思います。独立準備の期間1-2年を用意して見込みの顧問先などを徐々に確保しておき、起業に備えておくというやりかたもあります。独立すると、自分で時間もコントロールできますし、圧倒的な自由度もあります。年収1,000万円をとなると話は全く変わってしまいますが、年収300万円ということでしたら、個人的には再雇用などでなく、独立の準備を粛々とするという選択肢もいかがでしょうか?(年収だけの話ではもちろんありませんし、独立したら300万円以上稼ぐことも十分可能です。)

シニア起業を考えている人が自信を持って欲しい4つの要因

僕は2010年の創業以来、年間3,000社を超える起業に携わっています。お手伝いしている起業家の年齢比でいうと、下記のようになります。40歳以上のシニア起業家が全体の26%となっています。ここ2-3年で言えば、圧倒的に増えていて、2018年、19年、20年には、シニア起業のお客さんが30-40%になるとみています。年齢で言っても、50歳-70歳までのシニア起業のご相談が足もと本当に増えています。(下記の表には反映できていませんが。)

さて、日本でも屈指の起業支援数を誇る弊社が言うのですから、シニア起業を考えている皆さんにはもっと自信を持っていただきたいと思っています。若者との起業とシニア起業とは色合いが全く異なります。詳細は後程説明します。そのため単純比較はできませんが(目的や目標が違うので)、ただ、シニア起業を考えている方というのは相対的にご自身の目的や目標を達成しやすい状況に相対的にあると思っています。

仕事における当たり前の基準を持っている

長年のサラリーマン経験によって、自然と仕事において、一通り、基本中の基本が高いレベルでできるようになっています。僕もそうでしたが若者の起業にはこのような特性はまずありません。そのため大きく自信を持つべきだと思います。社内稟議の通し方や、社内調整の仕方、時間や規律を守ることなど当たり前にシニア起業を考えている人がやっていることが当たり前ではない環境というのがたくさん社会にはあります。僕も自ら23歳で起業をし、会社を8年やっていますと、一定の規律を導入しようと思います。その際などにいろいろな経験を持っている方に相談しながら進めたいなと思ったりします。

顧客への感謝を持っている

このこともまた相対的に際立っていると思います。誰に対しても感謝を持っている方が多いと思います。お客さんや取引先はもちろん、支援してくれる人に対しての感謝や、その感謝をただ言葉にするだけでなく、しっかりと形でお返しをされたり、行動に移される方がとても多いように思います。そのため、シニア起業家の皆さんには、とても好意的な印象をいつも勝手ながらに抱いています。

経験&スキルを持っている

ご自身は謙遜される方が多くいますが、相対的にビジネスの世界で重宝されるだろうなと思う経験やスキルを持っている方がたくさんいます。よく僕は、「〇〇さんのマネージャーをやらせてもらえれば簡単にコンサル先たくさん見つけられますよ」という話をします。それくらい中小企業やベンチャー企業が欲している力を自然と持っているシニアの方が多くいます。(ただ、シニア起業を考えている方はそのことにやはり気が付いていません。当たり前のことだと思っています。それが良いところでもあるのですが、商売という観点でいえば、やはり相手の困りごとの解決ですので、自分が持っている力で困りごとを解決できるのであれば、その提案を的確にできなくてはいけません。相手のニーズに気が付く力と、自分の力で解決できるんだということで商品やサービスをしっかりとつくり、提案を自信を持ってするということだと思います。)

社会貢献軸を持っている

長い間働かれている方が多いので、社会に対しての感謝の気持ちを強くお持ちです。そのため、自分の持っている力をして、経験を活用して、若手の育成がしたい、少しでも地域や業界、日本がよくなったらよいなと思っている方がたくさんいらっしゃって、いつも感動します。それは本当にそう思われていることなので、ボランティアに近い感覚を持っている方がたくさんいます。(利益を出すことよりも、役に立ちたいので、お金はいりませんとか、本当に最低限でよいという方が多くいます。個人的には少しは儲けてくださいねと思ってしまうのですが、本当に素晴らしい姿勢だと思っています。)

このあたりはやはり若者の起業とは相対的に違うことであり、シニア起業を考えている人の圧倒的な優位性だと思います。

こちらも合わせてお読みください
【第9回】シニア起業で勝ち組になる秘訣〜40歳代から60歳代のビジネスパーソン必読!激変する環境で勝ち抜く策指南〜

シニア起業で大切にすべき考え方のポイント

シニア起業とそうでない経験がなかなかない若者の起業というのは、多少なりとも違うということを説明しました。具体的なイメージのためにより一層深掘りをしてみましょう。シニア起業家が大切にすべき観点として、全くできないことに挑むというような発想はあまり持たないほうがいいと思います。これまでの経験の中で、今後としても未来的にも役立つであろうもの=市場が求めている経験や力にフォーカスをして、その部分を立脚点として、事業を構想したほうがいいと思っています。

※これまでやってきたを生かしてということではなく、全くの新しいことに挑むということをされたいという方は、一般的にはリスクが相当に高くなってしまうので余裕資金で行うこと=老後資金として必要な金額までも全て突っ込んでしまった、一部突っ込んでしまったというようなことがないようにしなくてはいけません。もちろん、人生をかけてどうしても大勝負したいという方もいると思います。そのような方はシニア起業ではなく、普通の起業ですので、シニア起業の本など読んでも仕方ありません。撤退基準を明確にしておくことなどルールを最初につくるべきです。何となくうまくいくだろうと、極めて楽観的な、甘すぎる計画によって財産を失っているシニア起業家をみてきました。しっかりと最初にルールをつくるべきだと思います。

ご自身の経験をとにかく生かすという視点で考えてみると、変に嘘をつく必要もなければ、やりたいこと、面白いと思うことを選択をすることが自然になります。横柄な態度をとったり、へりくだりすぎるということも違います。自分らしくいれることを意識すべきです。また若い起業家と異なり、プライベートにおける資金的な意味では余裕があると思います。そのため、とにかく稼がなくては生活がやっていけないという方は少ないと思います。(もちろん収入を稼がねばいけない人もいると思いますし、お金を稼ぐことができなければいけませんので、若い起業家との相対的な比較の話です。)そのため稼ぐということだけの軸ではなく、やりがいや自分の興味のあることにフォーカスしやすい環境があると思います。

拡大というよりは最適化を考えて事業を考えるべきです。(もちろんマストの話ではありませんし、個々の拡大のイメージも違いますので一般論です。)自分がしっかりとみることができる範囲で仕事をするということです。人を多数雇用していくことなど、事業が調子がよければよいでしょうが、基本的には固定費などをたくさん抱えるようなことはやめたほうがいいと思います。人の雇用の話だけではなく、事業の投資、どのような事業をやるのか?ということもこの基準で考えると良いと思います。大きな投資は基本的にはしない、固定費を持たないことが大切です。シニア起業に限らず、どの起業であってもそうなのですが。最近ではシェアリング経済がとてつもないスピードで拡大しています。昔と異なり、あらゆる領域でコストをかけなくても、リソースが手に入る時代となっています。うまく時代環境を理解して、良いサービスなど使っていけば、すごい投資が必要ということもなかなか選択としてはないかなと思います。

どこに立脚するかですが、ゴリゴリ、バリバリ働くという感じではありません。緩い意味ではなく、仕事なのでもちろんちゃんとせねばいけませんが、追い込まれて仕事をする必要もないんだと思います。究極的には健康第一で仕事を行うという心持が大切だと思います。

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