目次 [非表示]
コンサルで独立しても全ての人が成功するわけではなく、食べていける人・いけない人に分かれることがほとんどです。
食べていける人と食べていけない人にはものの考え方や行動の仕方など、それぞれいくつか共通する特徴があります。
そこで今回は、コンサルで独立しても食べていける人・いけない人の違いを詳しく紹介します。
コンサルで独立しても食えない人の共通点
コンサルで独立したものの自転車操業が続き、最終的にその道を諦めてしまう人は少なくありません。
個人で事業を興して10年後まで食べていける人は、全体の約10%程度だといわれています。
起業コンサルタントとして活躍する松尾昭仁の著書「起業して食える人・食えない人」では、独立して食べていける人と食べていけない人の特徴がいくつか紹介されています。
まず、食べていけない人の特徴の1つとしてあげられているのが、身の丈以上の設備投資をする人です。
身の丈以上の設備投資とは、ビジネスが軌道に乗らないうちに設備など形あるものにお金を使うことです。
例えば、オフィスやオフィスで使う家具、車や腕時計など設備や身につけるものを高級にして、箔をつけようとする人もいます。
こうした形あるものにお金を使う人の多くは、成功する可能性が低いといわれています。
逆に節約すれば成功するというわけではなく、何にお金をかけるが重要なポイントとなります。成功する人の多くがお金をかけるのは、情報を手に入れることです。
成功するには、他の人が持っていない情報を入手することが重要だといわれています。
情報を得るために必要だと思ったら、何十万円かかるセミナーであっても出席し、出費を惜しまないことが成功する人に共通する特徴の1つです。
コンサルで独立して食べていけない人のもう1つの特徴が、体調管理に気が向かない人です。
成功している起業家の多くは、体調を崩すことが少ないといわれています。
体調を崩すと予定をキャンセルすることにも繋がり、キャンセルすることでビジネスパートナーの予定を狂わせてしまう可能性があります。
その結果信頼を失ってしまうことにもなり、信頼を失うと仕事も減っていきます。多くの場合、一度信頼を失うと取り戻すことは困難です。
成功している人ほど体調管理の重要さを知っており、たとえ体調を崩しても仕事を優先するという覚悟をもっています。
また、本を読み込む人には独立しても食べていけない人が多いといわれています。
起業家の中にはビジネス書を何十冊と読む人が多いですが、本を読んで学んだことをどう活かすかが成功する人・しない人を分けます。
食べていけない人は本を最後まで読むものの、学んだことを実行しないことがほとんどです。
成功する人は1冊の本を最後まで読むことよりも、役立ちそうな部分だけを抽出しすぐにアウトプットすることを優先します。
そうすることでさまざまな本からノウハウを学ぶことができ、それを実践して多くの経験を積むことも可能になるわけです。
コンサルで独立して食える人に共通すること
コンサルで独立しても食べていける人には、主に4つの特徴があります。
まず成功する人に多い特徴の1つが、労力と時間配分を戦略的に考えることができる人です。
ほとんどの場合、独立すると初めのうちは一人で何でも処理していく必要があります。
クライアントの人数が増えれば増えるほどやることも増え、一人で全て処理するのは難しくなります。
結果的にサービスの質が低下し、仕事への評価も低下してしまう可能性が高いです。
質や評価を下げないようにするため、成功する人にはできることと時間配分をきちんと考えられる人が多くいます。
コンサルで独立しても食べていける人のもう1つの特徴は、強気な価格設定ができる人です。
最初のうちは独立したばかりで自信がないため、安い価格を設定してしまう人も多くいます。
価格が安いと人が集まる可能性も高いですが、価格が安いためそれなりの仕事でいいと考えてしまいがちにもなります。
強気な価格設定をすることで、その価値に見合った仕事を提供しようと努力できる可能性も高まります。結果として、自身の評価を高めることも期待できるわけです。
目標を設定し、目標から逆算したプランを組み立てられることも食べていける人に共通する特徴の1つです。
多くの場合、人は今できることを考え実行し、今したことが将来積み上がっていくようなイメージで物事を進めます。
ですが、積み上げ思考とも呼ばれるこの考え方では、ほとんどの場合結果を出すことができないといわれています。
成功する人は積み上げ思考とは逆で、まず目標を設定してその目標を達成するためにどう行動すればいいのかを、逆算思考で考えることが多いです。
目標を達成するためにすべきことを決め、それを1つずつクリアしていくことでゴールにたどり着く可能性も高まります。
成功する人の特徴の1つとして、付加価値を意識していることもあげられます。
価格設定を安くしたり、ただサービスを提供したりするだけでは、他のコンサルとの区別が付けられないこともほとんどです。
他と同じでは選んでくれる人も増えず、価格を上げることもできなくなってしまう可能性があります。
自分にしか提供できない価値を加えることによって、クライアントを増やしたり価格を上げたりすることが期待できます。
コンサルで独立しても食べていける人には、こうした付加価値の重要性を理解している人が多いです。
コンサルで独立した場合の年収の一例
コンサルティング会社に勤めている人の場合、年収は500万円から1,000万円程度だといわれています。
一般的に国内のコンサルティング会社のサラリーマンは500万円から800万円、外資系なら年収1,000万円程度です。
専門分野の違いや経験、評価などでも異なりますがコンサルティング会社に所属しコンサルタントとして働く場合、年収に上限があることがほとんどです。
一方、コンサルで独立した場合、成功すれば2,000万円以上の年収を得ることも可能だといわれています。
コンサルティング会社に所属していたときの年収の1.5倍から3倍程度が目安です。
年収2,000万円というのはあくまでも成功したときの一例であり、実力があればもっと上を目指すことも期待できます。
そのため、独立した場合の収入は青天井だといえるでしょう。
おすすめ関連記事
ー起業・独立での失敗するパターンを理解して自分の活動に活かしていこうー
「起業・独立・開業で失敗するパターン62選【起業支援の専門家が指摘!】」
ー副業をすることで、リスクを負わないために気を付けなければいけないことー
「労働時間に注意!副業で労働基準法違反にならないためには」
ー副業の場合に個人事業主の開業届は必要なものか不要なものか?ー
「副業でも個人事業主の開業届は出した方が良いのか?ダメなのか?」
ー副業で一定以上の収入がある場合には確定申告をしっかりと行うことが大切ー
「申告しないほうが危険!確定申告で副業がバレないためには?」
ーフランチャイズチェーン加入を目指している方へ知っておいて欲しいことー
「全部言っちゃうフランチャイズ経営の失敗や原因」
ーシニア起業が成功する場合と失敗する場合には、どのような違いがあるのか?ー
「急増するシニア起業!成功事例と失敗事例、業種、考え方をわかりやすく解説」
ー農業を起業のチャンスとして利用したいと考えるあなたに知っておいてもらいたいことー
「農業生産者になりたい!農業で起業したいあなたのための」
ー果たして農業で起業したとして事業として成功したと断言できるほどの業績が残せるものなのか?ー
「農業は稼げる?~農業起業の成功法則〜」
ー事業承継を考える社長が知っておくべき親族内承継とはどのようなものか?ー
「事業相続・承継!【親族内承継】って何?納税猶予も含めて解説!」
ーシニアの起業が近年増加傾向にある理由は一体なんなのか?ー
「シニア起業が急増!50代、60代で起業する人が増えている理由」