経営者必見!起業家が知っておくべきPDCA7つの失敗事例と対策

ポイント
  1. PDCAサイクルを改善するためにはまず失敗事例を学ぼう
  2. よくあるPDCAの失敗事例とその対策を7つご紹介します
  3. 今回の7つの対策をしていただきPDCAサイクルを改善していきましょう!

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あなたは、以下のことに悩んでいませんか?
「PDCAサイクルを社内でもっと改善する仕組みを持ちたい」
「PDCAサイクルがうまくいかない、うまく回らない…」
「PDCAサイクルってどうやるの?失敗事例を知りたい」

PDCAサイクルはビジネスの世界においては当たり前のように語られますが、うまく回せている会社や経営者は多くはありません。
スルメのように噛めば噛むほど味の出る、奥深いものです。
PDCAサイクルを改善していくためには、まずはよくある失敗から学ぶことが効果的です。
今回は、PDCAサイクルを改善するために知っておくべきPDCA7つの失敗事例と対策についてまとめましたので是非ご参考ください。
PDCAサイクルとは何か?についてはこちらの記事を併せてお読みください。
PDCAとは?概要やコツを知って、PDCAサイクルを成功させよう

PDCA7つの失敗事例

PDCAサイクルを改善するために知っておくべきPDCA7つの失敗事例は以下の通りです。

  1. 知識不足のままPLANを決めてしまう
  2. 目標設定が主観的で曖昧
  3. PLANに時間をかけ過ぎている
  4. PLANの精度が低い
  5. CHECKとACTION(振り返り)の仕組みがない
  6. DO(行動量)が少な過ぎる
  7. 忙し過ぎてPDCAに割く時間がない

1〜4がPDCAのPLAN(計画)についてということからも分かる通り、PDCAサイクルではPLAN(計画)が最重要です。ただ、PLAN(計画)が良くてもDO(実行)、CHECK(評価)、ACTION(改善)が不十分であればNGです。
ではこれから、上記1〜7つの失敗事例について詳しく解説していきます。

①知識不足のままPLAN(計画)を決めてしまう

先ほどもお伝えしたように、 PDCAサイクルにおいてはPLAN(計画)が最重要です。
PLAN(計画)とは、目標設定、結果指標設定、タスク設定など、目標達成のための行動計画を解像度高く言語化したものです。
弊社は10年間で10,000社の売上アップや組織作りを支援してきた中で、PDCAサイクルを回すサポートを数多く行ってきました。
多くの方のPDCAで一番よくある失敗としては、「知識不足のままPLAN(計画)を決めてしまう」ということです。

例えば、弊社は小さな会社や個人事業主が売上アップをするためのクラウドサービス「01クラウド」を開発、提供していますが、
多くのユーザーの方にご利用いただくために、最適なマーケティングの戦略を知らない限りはユーザー増加は見込めません。
ユーザーを増やすためには、まずマーケティングについて学習しなければなりませんし、競合サービスについて徹底的に研究しなければなりません。
これらの学習プロセスをすっ飛ばしてPLAN(計画)を立てたとすれば、その解像度はとても低くなってしまって的外れになってしまいます。
ですから、PLAN(計画)を立てる前には、その準備段階として徹底的に学習をして知識をつけることが重要です。

②目標設定が主観的で曖昧

PLAN(計画)では、まず目標設定をします。弊社は目標は2つに分けて設定しましょうと伝えています。
その2つとは何かというと、「結果目標」と「行動目標」です。

結果目標とは

結果目標とは、例えば「年商1億円達成する」などの、売上や販売件数などの目指したい結果を表したものです。
特徴的なのは、これらは外部要因が関わってくるのでコントロールできないということです。
ただ、客観的に達成できたかできなかったか明確に評価できます。そのために、数値で表すことが重要です。

行動目標とは

行動目標とは、結果目標の達成のために必要な行動を客観的に表したものです。
特徴的なのは、結果目標と違って「自分がやるべき行動」なので、コントロールできることです。なので、「行動目標を達成したのに結果目標が達成できなかった」ということがあり得るとしても、「行動目標を達成できませんでした」はあり得ないという認識でいることが重要です。行動目標を立てたら、必ず期日までに実行することにコミットしましょう。

以上のように、PLAN(計画)では「結果目標」と「行動目標」を明確に設定することが重要です。
例えば、「今年は売上を上げる!」「アポ取りを頑張る!」などの目標設定は最悪です。なぜなら、主観的で曖昧なので、具体的に何をやったら良いのか落とし込みしづらいし、達成できたかどうかが評価できないからです。これではPDCAサイクルは回りません。

このように、PLAN(計画)では「結果目標」と「行動目標」を明確に、客観的に設定しましょう。

③PLAN(計画)に時間をかけ過ぎている

PDCA失敗事例の3つ目は「PLAN(計画)に時間をかけ過ぎている」ことです。
PDCAサイクルの中でもPLAN(計画)が最も重要と言っても、学習や計画に時間をかけ過ぎていては、絵に描いた餅となってしまって結果につながりません。
DO(実行)して初めて結果がついてくるからです。
facebook社の創業者である マークザッカバーグ氏の有名な言葉で「DONE IS BETTER THAN PERFECT! (完璧を目指すよりまず終わらせろ!)」というのがあります。

ザッカバーグさんのいう通り、PLAN(計画)を完璧にすることに拘っていて多くの時間を消費してしまうよりも、
動きながらPDCAサイクルを回して行った方が、何倍も効率的なのです。

なぜなら、PDCAサイクルは「累積回転数を上げること」が重要だからです。
PDCAサイクルの累積回転数についてはこちらの記事をあわせてお読みください。
成果を出す人はPDCAサイクルの「累積回転数」を大切にしている

④PLAN(計画)の精度が低い

これは1〜3をまとめた位置付けですが、PDCA4つ目の失敗事例は「PLAN(計画)の精度が低い」ことです。
PLAN(計画)の精度が低いと、せっかくそのプランに沿って実行できたとしても、成果につながらずに無駄足となってしまいます。
つまり、多くの時間と労力、お金が無駄になってしまいます。

小さな会社や個人事業主、起業副業独立希望者にとって、一番重要なのは間違いなく「時間」です。
「時間」があればいくらでも事業は生み出せるし売上も上げられます。
ただPLAN(計画)の精度が低いとその分時間を無駄にしてしまいます。
例えば、1年の経営計画を立てたとして、一方は精度の高い経営計画、もう一方は精度が低い経営計画で1年を過ごした場合の業績の差は計り知れません。
想像できますよね?

経営計画の作り方については以下の記事も併せてご参考ください。
⇒事業計画書の書き方を初心者でもわかりやすく徹底解説!
⇒経営計画書の作成から効果的な運用で会社を変える方法

CHECKとACTION(振り返り)の仕組みがない

PDCA5つ目の失敗事例は、「CHECKとACTION(振り返り)の仕組みがない」ことです。PDCAサイクルのCとAはそれぞれ、CHECK(評価)とACTION(改善)です。

CHECKACTION(改善)とは

CHECK(評価)とは、DO(実行)の結果を評価する段階です。

立てたPLAN(計画)に対して、DO(実行)の結果が良かったのか、悪かったのか、問題点は何なのか、という振り返りを行います。
具体的には、以下の観点でCHECK(評価)を行います。

  • 立てた計画通りに実行できたのか 
  • 計画通りに進めた(進められなかった)のは、なぜなのか 
  • 実行した結果、目標地点に近づいたのか

ACTION(評価)とは

ACTION(改善)とは、CHECK(評価)に基づいて、どう改善すればいいかを検討する段階です。AJUST(調整)と言われる場合もあります。
具体的には以下の観点で改善策を検討します。

  • 次回も同じ内容で続けるべきか?別のことをした方がいいのか?何かを改善していくべきか?を判断する
  • そのために、評価で振り返った結果から、反省点は修正して次回は目的達成に近づけるように、成功点はその要素を次回に生かせるように考える

弊社では、CHECK(評価)とACTION(改善)をまとめて「振り返り」としています。
振り返りは意識して取り組まないとできないものです。例えば弊社は週1回定例でMTGを組んで振り返りたい事項を定点観測することで振り返りを仕組み化しています。

このように、放っておいてもCHECK(評価)とACTION(改善)がされるように環境作りをすることが重要です。
具体的には、毎週金曜日の終業時間30分前から週1回の振り返りMTGを定例で実施するなど決めておくと効果的ですよ。

DO(行動量)が少な過ぎる

PDCA6つ目の失敗事例は、「DO(行動量)が少な過ぎる」ことです。
特に、ビジネス経験の浅い独立起業希望者などに見られますが、PDCAのDO(実行)の量がそもそも少な過ぎて成果につながっていない、ということがあります。

例えば、オフライン集客で顧客リストに電話アポをして見込み客を獲得する、という戦略を決めた場合に、
「1日10件電話する」のと「1日100件電話する」のとでは単純に10倍の差が生じてしまうわけです。
これは、1〜4で解説しているPLAN(計画)の精度が低いことが原因と言えます。または、単純に怠けてしまった場合ですね。


あなたのDO(実行)のボリュームは、適性ですか?
極端に少な過ぎませんか?多いに越したことはありませんので、攻めの姿勢で大量行動していきましょう。

忙し過ぎてPDCAに割く時間がない

PDCA7つ目の失敗事例は、「忙し過ぎてPDCAに割く時間がない」ことです。 これは、小さな会社や個人事業主の多くが当てはまります。なぜなら、多くの方は「労働集約型」のビジネスモデルだからです。
「労働集約型」だからこそ、日々の業務に追われて、どんどん時間に余裕がなくなってしまいます。
忙しいことは良いことだと思われるかもしれませんが、デキる経営者ほどマーケティングやその他業務を仕組み化して自分の時間を作ることに成功しています。
忙しくて時間がないことはとてもよく分かりますが、「時間がなくてPDCAが回せない」と嘆いている限りは、一向に良くなることはありません。
無理をしてでも、「未来の時間」を生み出すためにPDCAサイクルを回すための時間を取りましょう。

 

まとめ

以上、PDCAサイクルを改善するために知っておくべきPDCA7つの失敗事例とその対策についてお伝えしました。
7つの失敗事例とは、以下でした。

  1. 知識不足のままPLANを決めてしまう
  2. 目標設定が主観的で曖昧
  3. PLANに時間をかけ過ぎている
  4. PLANの精度が低い
  5. CHECKとACTION(振り返り)の仕組みがない
  6. DO(行動量)が少な過ぎる
  7. 忙し過ぎてPDCAに割く時間がない

ぜひこれらの失敗事例をご理解いただき、対策していただき、PDCAサイクルをどんどん改善して行ってください。

マスターマーケティングプログラムをお使いいただけますと、小さな会社や個人事業主の方が正しい目標設定、タスク設定をして、PDCAサイクルを回していくことで最速最短で売上アップ、マーケティング強化を実現できます。

どのようにPDCAサイクルを回して成果を上げたのか?以下のユーザーインタビューが参考になりますのでぜひ併せてお読みください。
【ゼロイチで日経掲載!】マスターマーケティングプログラムユーザーインタビュー 田中一永様
日々の行動量に劇的な変化が!「マスターマーケティングプログラム」申し込み前とは別人のように

また、売上を上げるためにどのように考えて行動をしていったら良いのかを無料動画にまとめていますので、まずは是非ご覧ください。

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著者プロフィール

石川直樹

石川直樹

株式会社ウェイビー「01クラウド」責任者
フローコーチング代表

1987年生まれ、愛知県出身、愛知教育大学卒業。
教員免許を取得するも、学校ではなくビジネスの場で起業家をサポートしたいという思いが強くなり、2013年にコーチとして起業。
これまでコーチとして7年間、年間のべ500人以上の起業家のサポートを日々泥臭く行い、 圧倒的な売上アップに貢献。
小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド」の開発に関わる。

趣味は、ジャズギター、源泉かけ流し温泉、読書。