エンジニアとして独立するために必要なこと・注意点

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プログラムを組み、ソフトウェアを制作するエンジニアは他の職種よりも独立しやすいと言われています。

ですが、明日いきなり独立したとしてもうまくいきません。独立してうまくいくためには様々なスキルが要求されるからです。独立に必要なスキルはどんなものであり、どのようにして身につけたら良いのでしょうか。

今回は独立に必要なスキルについて紹介します。

独立するために身につけたいスキル

エンジニアが独立するために身につけておきたいスキルの1つが「プログラミングのスキル」です。

顧客が作って欲しいシステムを構築するのがエンジニアの仕事なので、最低限プログラミングのスキルがないと仕事になりません。

プログラミングには、WEBエンジニア、サーバーエンジニア、組み込みエンジニアなど様々なジャンルがあり、求められるスキルが異なるため、自分が得意とするジャンルをしっかりと把握するようにしましょう。

他にも、「コミュニケーションスキル」もまた必要です。

フリーランスのエンジニアは顧客と直接やり取りをすることが多くなります。そのため、顧客が言っていることを理解する「ヒアリング能力」と、顧客に自分が意図していることを正確に伝える「表現能力」がなど求められるようになります。

最後は、「自己管理スキル」です。

フリーランスの場合は自分のペースで仕事ができることから、自分でペースを計算して仕事を行わなければいけません。そのときにスケジューリングや進捗管理などの仕事を効率よく進めるためのスキルを持っていると、快適に仕事が行えるようになります。

フリーランスのエンジニアに必要な知識やスキルを学ぶ方法

エンジニアに必要な知識を学ぶ方法として、インターネット上に特定のプログラミングを学ぶことができる学習サイトがあり、独学で学ぶ場合にはオススメです。

学習サイトの良いところは「環境構築が不要」な点です。

Web上にプログラミングを書いて、その結果もWeb上で確認できるため環境構築が不要であり、すぐに学習が行えるようになります。

ただし、プログラミング上の不明点を解消する場合、自分で調べる必要があるので気をつけましょう。

もう一つは、「書籍」を使った学習方法です。プログラミングは実際に作りながら学ぶので、本を読んだだけではスキルは身に付きませんが、その分様々なことを知ることができるというメリットがあります。
書籍で学んだことをプログラミングスクールでより詳しく学ぶなど、他の学習方法と組み合わせるようにしましょう。

フリーランスのエンジニアとして成功した人たち

フリーランスとして成功したエンジニアとして挙げられるのが、「山田進太郎」さんです。

山田さんは早稲田大学を卒業した後、企業に入ること無く「ウノウ」という会社を設立しました。

ウノウでは写真を共有することができる「フォト蔵」や、映画情報サイトである「映画生活」など斬新なコンテンツを次々と生み出すなど成功を収めました。

山田さんは2013年2月にはフリマアプリを管理する「メルカリ」という株式会社を設立。

2018年に東京証券取引所マザーズに新規上場を果たすなど、今なお様々な人気コンテンツを生み出しています。

山田さんがこうした斬新なコンテンツを生み出すのは、早稲田大学在学中に楽天のインターンとして、楽天オークションなどの立上げた経験から来ていると言われています。

その他に、「川上量生」さんもまた成功したフリーランスエンジニアとして有名です。

川上量生さんは株式会社ソフトウェアジャパンに就職し、そこでエンジニアとしての腕を磨きました。

その後は独立して株式会社ドワンゴを設立。

そして、ドワンゴで動画共有サービスサイトであるニコニコ動画を作り出しました。

なお、川上さんは2019年2月にドワンゴ取締役を退任してカドカワの取締役および顧問となっています。

独立するときに気をつけてほしい3つのポイント

独立するときにはいくつか注意ポイントがあり、その1つが「営業力」です。

会社にいたときは営業スタッフが企業と交渉して仕事を取ってきてくれましたが、フリーランスのエンジニアになった場合、自分自身で企業と交渉して仕事を獲得しなければいけません。

そのため、プログラミングスキルだけでなく、営業能力もまた必要となってきます。

気をつけるべきポイントの2つ目は、「顧客が欲することをしっかりと考える」ということです。

高い技術や知識を持っていると、それを使ってみたいという衝動に駆られることがあります。

そうした衝動に支配され、無意識のうちに顧客の要望にはなかった機能を搭載してしまうことがあります。

企業は「作ってほしい機能がある」からエンジニアに仕事を依頼するのであり、顧客の要望を無視して暴走することは仕事を失うことにつながるので気をつけましょう。

気をつけるべきポイントの3つ目は、「体調管理」です。

フリーランスのエンジニアは始業時間や就業時間を設けていないことが多く、一定期間内に成果をあげることができれば、時間を好きなだけ仕事に使うことができます。

そのため、休みを取ることが意外と難しく、気づいたら体調を崩していたという事態に陥るのは珍しくありません。

仕事をするときとしないときのボーダーラインを決めて休むときはしっかりと休むようにしましょう。

フリーランスのエンジニアになるためにステップ

独立する際の進め方として最初は、「クラウドソーシングでの実績作り」を行うようにしましょう。

以前は独立したら自分で仕事を探さなければならなかったのですが、近年は企業や個人がクラウドソーシングというサイトを使って仕事をしてくれる人を募集しているので、それを利用します。

クラウドソーシングを利用すれば仕事が入手しやすくなり、プログラミングの経験とフリーランスとしての実績が比較的簡単に得られるようになります。

クラウドソーシングで実績を作ったら、今度はエージェントを活用して仕事を手に入れるようにしましょう。

エージェントとはフリーランスの協力者であり、企業とエンジニアの間に立ってエンジニアが行う仕事の内容や報酬額について交渉をしたりします。

エージェントを活用して、企業と接する機会を増やしつつ、エージェントの仕事ぶりを見て単独で仕事を獲得するためのスキルを学ぶようにしましょう。

また、エージェントはWebサイトに個人情報などを登録してから利用するになるのですが、中にはフリーランスの向けの福利厚生サービスを提供しているところがあります。

そうした福利厚生はフリーランスの欠点である不安定さをある程度解消してくれるので、フリーランスとしての働き方に不安を感じているのであれば積極的に活用するようにしましょう。

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