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ケアマネとしていつかは独立したい、そう思うことはありませんか。
せっかく難しい資格を取得したのだから、いつまでも会社に使われるだけでなく、独立して自分の会社を持ちたいと思うのは自然なことです。
今回はそんな人のために、ケアマネとして独立したときのメリット、デメリットから失敗する理由、成功するために必要なことまで徹底的に解説します。
ケアマネとして独立したときのメリットとは?
独立したいと考えるのは問題ありませんが、それではケアマネとして独立すると、一体どんなメリットがあるのでしょうか。
案外独立したいというだけで、しっかり考えたことがなかったという人もいるのではないでしょうか。しかし、独立するにはメリットがなくては意味がありません。
独立するとどんな利点があるのか、会社勤めとはなにが違うのかを知っておきましょう。
一つ目は勤務の自由度です。会社勤めと違い、独立すれば出勤時間がある程度自分で選べます。
出勤時間だけでなく、勤務時間も休みもすべて自分の都合のいいように組めるのです。これは大きなメリットと言えます。
二つ目は仕事を選べることです。会社に勤めているとたとえしたくない仕事であっても断るわけにはいきません。しかし独立すればしたくない仕事は受けなくてもいいのです。
しがらみなどもあり、受けざるを得ないということもあるでしょうが、それでも受けたくない仕事を受けなくていいというのは精神的負担も違ってきます。
三つ目は仕事の報酬をすべて受け取れるということです。会社勤めであれば会社の取り分などが引かれ報酬額はかなり減額されてしまいますが、独立すればすべて自分のものなのです。
もちろん経費などもありますからすべてが自由に使えるわけではないでしょうが、それでも魅力的なことには変わりありません。
独立すれば上記の三つのメリットが考えられます。メリットを把握すると今度は独立したときのデメリットも見えてきます。
ケアマネとして独立したときのデメリットとは?
独立には当然メリットばかりではなく、リスクやデメリットもあります。リスクやデメリットをきちんと理解したうえで独立を考えなくてはなりません。
それでは独立したときのデメリットとは一体何なのでしょうか。一つ目は集客が大変であるということです。いままでは会社がお客を集めていました。
集客も営業もする必要はなかったのです。しかし独立したからには自力でお客を見つけなくてはなりません。
会社のように名前が知られているわけではないので、大変です。二つ目は全責任が自分にかかってくるということです。
会社や上司が対応してくれていたクレームなども今後はすべて自分でなんとかしなくてはなりません。
顧客に何かあったときもやはり自分で考えてなんとかするしかないのです。これもまた、かなり大変です。
三つ目は仕事量が多いことです。集客、営業に加えて事務仕事に備品の管理、会計などすべてをこなさなければなりません。
加えて当然いままでのようにケアマネの仕事もあります。雑務がたまれば一番大事なケアマネの仕事にも支障をきたすかもしれません。
そうなっては独立した意味がないのではないでしょうか。独立すれば当然、当たり前のように会社や上司、同僚がしていた仕事もすべて自分でしなければならなくなります。
顧客対応もそうです。そういったデメリットも把握したうえで独立をしましょう。メリットばかりみていては独立してから困ることになります。
独立するためにどんな力が必要?
独立するために必要な力があります。ケアマネだけの能力では独立するには足りないのです。それでは独立に必要な力とはなんでしょうか。
一つ目は経営に関する基礎知識です。独立するということは経営者になるということなのですから、ケアマネの知識だけでなく、経営に関する基礎知識が必要になるのは当然です。
経営者には必要不可欠な力です。これがなくては会社経営などできません。間違いなく早期に倒産します。
二つ目はマーケティング力です。今現在ケアマネを必要としている人がどれだけいるのか、さらにはこれから必要になるであろう潜在顧客はどれだけいるのか、誰がどんな理由で新しいケアマネを必要としているのかを、きちんと把握する必要があります。
三つ目はケアマネとしての能力です。当たり前のことですが、ケアマネとして独立するからにはケアマネとしての能力が確かなものでなくてはなりません。
独立するためには、上記三つの能力が必要不可欠です。一つでも欠けていれば、独立しても失敗してしまいます。必要と思われる能力は独立前には必ず身につけましょう。
独立して失敗することってある?具体例は?
ここで、ケアマネとして独立したはいいけど、失敗してしまった人の具体的な例を二つほどご紹介します。
なぜ失敗したのかその理由をきちんと理解し、どうすれば失敗しなくてすむのかを考えなくてはなりません。
まずは集客に失敗したときです。マーケティング力が足りず、顧客を集めることができなかったというわけです。
顧客を集めることができなければ、仕事がなく収入もないということです。
収入がなくても事務用品、事務所の家賃、車の維持費、ガソリン代などの経費はかかります。つまり、赤字です。
もう一つは逆に仕事量が多過ぎて手が回らないという状況です。一見、仕事があるのはいいことのようにおもえます。
しかし、仕事が多過ぎ、処理能力をこえてしまっては意味がありません。徐々に仕事が回らなくなり、顧客対応も出来なくなってしまいます。
結局顧客を待たせることになり、信頼も失ってしまうでしょう。一度失った信頼は取り戻すのは容易ではありません。
独立の失敗とは事前調査や準備が足りないか、自分の能力をしっかり把握しきれていないからなのです。独立するにはリサーチと準備が必要です。
成功するためにはなにが必要なのか
それでは独立を成功させるためにはなにが必要なのでしょうか。大事なことは事前にマーケティングをしっかりして顧客を確保することです。
このとき、自分の能力以上に顧客を集めてはいけません。冷静に自分の能力を把握し、捌ける範囲で顧客を確保しましょう。
そして、雑務などのケアマネ以外で外注できる仕事は外注しましょう。本来のケアマネという仕事にしっかり集中できる環境作りが大事です。
せっかくケアマネという資格を活かして独立するのですから、きちんと準備、調査して成功させましょう。
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