実は仕事がない?意外と忘れがちな「独立」9つのデメリット

独立して自らが社長となると、雇われているときと比べて時間の都合がつけやすくなったり、今まで以上に稼いだりと、メリットがたくさんあります。その反面で、自分しかいないことの大変さや自己管理の難しさ、収入の不安定さといったデメリットもあります。

そこで、独立する前に知っておいた方が良いであろう9つのデメリットを紹介します。

一人ですべてをこなし将来を考える必要がある

会社は、それぞれ将来のビジョンがあり、それを実現するためのミッションなどが決められています。会社員として働いていると、それらのミッションを実行するうえでさまざまな思考を巡らせているものですが、実は会社の将来へ向けて決められたミッションをこなしているだけなのです。

独立した場合、それらすべてを1から自分で考えて行動することになります。独立後の流れはもちろん、1年後、2年後の自分を想像しながらやるべきミッションを生み出していかなくてはなりません。

独立した後、すぐに従業員を雇えれば良いのでしょうが、金銭的に余裕のある人などそうはいません。独立後はまず自分一人だけで経営するという人が多いようです。

一人で経営を始める場合、まずはリソースの調達から始める必要があります。経営者として戦略を練ったり、資源がきちんと利益を生み出せているのか管理したり、すべて自分一人でこなしていくのです。会社に勤めていたときと違うのは、誰かに手伝ってもらえないということ。自分自身のキャパシティーの上限を見極めて、責任を持てる範囲で力を出し切る働き方が求められます。

資金調達と物が必要

独立するうえで、まず必要になるのが資金です。

自分で貯めた資金があればそれを利用することが一番ですが、経営が波に乗る前に資金が尽きてしまうことも考えられます。その場合、親族や知人から借りるのか、銀行等から融資を受けるのか、投資化から出資してもらうのか、方法はさまざまです。

自己資金だけではなく、外部から資金を調達した場合、返済期限や利息が発生します。また、親族等への返済が遅れたり返済しきれなかったりした場合の、関係性の悪化や絶縁といったその後のトラブルも予想されます。経営方針と返済計画を細かく設定したうえで、資金調達をするのが良いでしょう。

さらに、自分で会社を立ち上げるには、さまざまな物が必要になります。

まず会社として働ける場所の確保です。在宅で働ける業種であっても、ある程度日常生活と切り離した環境を作っておくことが望ましいといわれています。さらに、独立する事業によって機材が必要になることもあるでしょう。最低限揃えておかなくてはならないものの種類と、そのための調達ルートの確保に資金の確保など、物をそろえるまでの手順を確認しておくとスムーズです。

守ってくれていた会社や頼りになる上司の存在がなくなる

会社で雇われて働いていると、気が付かないうちに守られているもの。

例えば会社員の場合、社会保険や厚生年金の支払いといった各種手続きは、会社に給料から差し引く手続きをしてから振り込んでもらっている人が多いです。しかし、独立すればそういった手続きを自分でやらないといけなくなります。また、確定申告も自分でやるようになるので経費等の計算や領収書の管理など、日頃から会社としての経理を意識した働き方が求められます。

さらに、困ったときに頼りになる上司という存在もなくなります。上司がいなくなれば自由に働けて気が楽になると感じる人もいるかもしれませんが、身近にアドバイザーが一人もいなくなることでもあるのです。

独立すれば、自分一人では解決するのが難しい案件に挑まなくてはならないときが、いつかくるかもしれません。そうなったとき、頼りになってくれていた上司と同じように頼れる人を、自分でどこからか探してくる必要があります。外部の人と、どう繋がっておくべきなのかという人間性も磨いておいたほうが良さそうです。

自己管理の難しさ

独立のメリットとして上位に上がることが多いのが、働き方が自由になるということです。ですが、自由な働き方とは、サボった分がそのままダイレクトに収入減として跳ね返ってくるデメリットでもあります。月に何度も風邪をひいてしまったり、入院するほどの怪我をしてしまったりしても同じです。

会社員であったとき以上に、今日どんな働き方をしたかが明日の収入につながるのです。働き方はもちろんのこと、商売相手やご近所との付き合いにもかかせない信用など、責任は自分に100%戻ってくると思っておいた方が良いでしょう。

そして、会社経営をしていると必ず付きまとってくるのが法律的な手続きです。書類が1枚足りないだけだったり、経費にならないものまで経費として計上してしまったり、例えうっかりしただけのミスであっても知らなかったでは済まされません。経営者には、法律的な問題が発生した場合の責任も伴うのです。

不確定要素が多くなる

独立してすぐに感じる不確定なことといえば、収入ではないでしょうか。

会社に雇われていれば、特段何かトラブルが起きない限り毎月同じだけの給料が保証されています。ところが独立すると、収入を倍に増やすことができるかもしれない反面、常に安定した収入を得られる保証はなくなります。大げさかもしれませんが、収入が突然途絶えてしまう可能性もゼロではないということです。

会社に雇われている場合には、自分がミスをしてしまっても、周りからのフォローや新事業展開などの方法によって経営危機を回避することができていたことでしょう。 会社という組織であれば、多事業を同時進行させることができるため1つの失敗もバックアップができるのです。

1人で独立した場合、手広い事業展開は困難になるので、収入を生むための確定要素をいかに増やすのかは常に考えておくことが重要になります。

仕事がない可能性も

会社に雇われて働いている人は皆、会社のネームバリューを背負っています。会社が大手であったり、地元の優良企業であったりすれば自分がどのような働き方をしてもネームバリューによる信用を簡単に手に入れられている状態です。

独立すると、そのネームバリューがなくなり信用ゼロからのスタートになることを心に留めておきましょう。

最初のうちは、自分で切り開いた人脈だけを頼りに信用を売り、仕事をすることがあるかもしれません。ネームバリューから離れ再スタートをきることは、信用の売り方次第で仕事がなくなるといった最悪のケースに陥る怖さと隣り合わせなのです。

独立で成功するには、これらのデメリットをいかに克服するのか柔軟に考えられるかどうかなのかもしれません。

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