フランチャイズでの起業・独立の仕方が変わってきた？業界の選び方からその最新動向

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フランチャイザーとフランチャイジーのメリットは

フランチャイザー側の一番のメリットは、外部資金を活用し、スピード感をもって出店できることにあります。フランチャイザーの自己資金だけで一気に展開することは現実的ではありません。フランチャイズは店舗型ビジネスになる場合が多いので、店舗開設をするコストだけでも、例えば、飲食店であれば数千万円近くかかってしまいます。加えて、新規出店すればするほど、人が必要になります。一気に拡大して面的にマーケットを押さえたいと思った場合には、いかにスピーディーに展開できるかがとても重要になるわけです。人の確保もまたとても難しくなっています。このような状況に対して、フランチャイザー自らの資金ではなく、外部資金によって、店舗拡大をすることができたらこんなによいことはありませんよね？またフランチャイザー側＝フランチャイズ本部側の体制の問題もあります。全てを直営でやっていこうと思うと、その店舗店舗に人を配置したり、アルバイトを雇って店舗を回していかなければいけません。このあたりの仕組みをつくること自体相当に難しいことなわけです。

資金だけが問題なのであれば、銀行などからお金を借りたらいいのでは？

と思われるかもしれませんが、銀行が巨額を融資してくれることはなかなかなく、やはりスピードの面がクリアできません。また銀行からの融資という場合には、保証人になったり、返済義務があったりするという意味でリスクの高いお金になってしまうこともあります。そのため急拡大には馴染みにくい側面があります。

では、フランチャイズ事業における、フランチャイジー側のメリットは何でしょうか？

フランチャイザー側が時間の長短関係なく、本当に画期的、合理的な経営や事業モデル、アイデア、勝ちパターンを構築していたとします。フラチャイザーとしては、かなりの確率で勝てる事業を持っているわけです。世の中には事業を自らやってみたいと思っている人が老若男女問わず多数います。副業をしてみる、自分の得意なことで全く何もないところから事業をスタートするなど事業の始め方も多様化しています。ただ、多くの人は事業をやりたい気持ちを持っていますが、アイデアの見つけ方や、アイデアの実現法をわかっておらず躊躇しています。実際にどのような準備をしたらよいか？もなかなかわかりません。

つまり事業をやりたい人は無数にいるものの、アイデアがなかったり、その実践の方法がわからないわけです。このような人の課題やニーズを解決する仕組みがフランチャイズなわけですね。つまり一定のお金があれば（なくても借りることなどをして調達すれば）、事業のオーナーになることができるという仕組みなわけです。画期的にして合理的なアイデアを自ら思いつくことができなかったとしても、人のつくった画期的にして合理的な仕組みを借りているようなイメージでしょうか。

ひとつの側面でいえば、時間を買っているといえるでしょうか。または、アイデアや事業モデルを考えることは極めて難しいのでその部分をアウトソーシングしているともいえます。

どうしても実現したいアイデアがある場合や、メルカリのような短期間で超巨大企業をつくりたいと思っている人は意外と少数で、何となく事業を小さくでもやってみたい、アイデアはないけどやってみたいと思っている人がフランチャイズ事業に参加をしているのです。

自らアイデアを出して、事業モデルを考えていくことを０からの起業とします。その場合、営業方法はもちろん、チラシ作成、金額、商品、契約書、オペレーションの仕方など全て本当に自分でつくらねばいけません。そのため志や想い、マルチに諸々のことがこなせる力を相当に持っていませんとなかなかうまくいきません。一方フランチャイズビジネスの場合には、この部分をフランチャイザーが大なり小なりつくっていて、しかもそれが机上の空論でなく（机上の空論のこともある）、既に実際に行われているということにとても魅力があるわけです。

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