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脱サラをして、あるいはさらなる収入を求めてフランチャイズを始めることを考えている人々も多いことでしょう。フランチャイズは、特に専門的な経験が無くても開業することが可能ですが、フランチャイズを始める際には開業資金が必要となります。
では、フランチャイズを開業するには、どれくらいの開業資金が必要なのでしょうか。
フランチャイズは大きく3つの業種に分けられる
フランチャイズは大きく次の3つの業種に分けることができます。
- 小売業
- 外食業
- サービス業
これらの業種は、さらに様々な細かい業種に分けることが可能です。
まず小売業ですが、商品の販売を手掛けるフランチャイズがほとんどです。スーパーやコンビニのように生活に欠かせない業種であり、大手フランチャイズの存在感がとても大きい業種でもあります。買取専門のビジネスを取り扱っているフランチャイズは、小さなスペースでの開業にとても向いており、これからの伸びが期待されています。
外食業は、いつの時代でも需要が高いやりがいのあるフランチャイズです。個人で料理の味を極めることは非常に大変ですが、外食業のフランチャイズには詳しいマニュアルがあるので、そこまで苦労することはありません。
サービス業はとても細分化されてきており、ユニークなフランチャイズが多い業種です。フランチャイズ形式のサービス業全体の市場規模は、年々増大してきています。今後の成長が見込まれているので、フランチャイズオーナーの希望者も増え続けています。
小売業を始める場合の開業資金の具体例
小売業の主なフランチャイズとしては、次の5つを挙げることができます。
- コンビニエンスストア
- パンの製造販売
- 金券ショップ
- はんこの販売
- リサイクルショップ
全国展開しているコンビニエンスストアの「ローソン」を開業するには、100万円の加盟金が必要です。これにつり銭や営業許可料等で50万円かかるので、ローソンの開業資金は合計150万円だということになります。夫婦、もしくは二等親以内の専従者との加盟の場合の加盟金は0円なので、その際の開業資金は50万円だけとなります。
「セブンイレブン」には2つの契約タイプがあります。土地と建物をセブンイレブンが用意する場合の開業資金は250万円で、契約者が用意する場合は300万円です。
イートイン型パン屋のフランチャイズである「ベーカリーショップロンドン」の開業資金は1,500万円です。内訳は加盟金が50万円、商品代が50万円、設備投資費が1,400万円となっています。
メロンパンを扱う「ムッシュメロンパン」の加盟金は50万円ですが、その他に車両と資材一式に300万円かかるので、開業資金としては合計350万円となります。
金券ショップの大手である「K-NET」の開業資金は280万円です。内訳は着手金が10万円、加盟金が50万円、開業金券在庫が100万円、運転資金が50万円、設備投資が50万円、そして研修費として20万となっています。
はんこを扱うフランチャイズである、「ハンコ卸売センター」の開業資金には2種類あります。既存店との兼業なら50万円、専業なら150万円です。
リサイクルショップの「キングファミリー」の開業資金の目安は1,990万円です。加盟金が300万円、初期在庫が280万円、広告宣伝費が160万円、内外装設備費が950万円、開業準備金が300万円となっています。開業準備金はリースも可能です。
外食業を始める場合の開業資金の具体例
外食業を扱うフランチャイズは非常に多く、開業資金も様々です。主な外食業としては次の5つが挙げられます。
- ファーストフード
- ラーメン
- 弁当
- カレー
- 焼き鳥
ファーストフード大手である「モスバーガー」の開業資金の目安は3,480万円です。加盟金が200万円、保証金が40万円、研修費が約30万円ですが、実際に開業するには3,000万円以上必要となります。
「マクドナルド」の開業資金の目安は2,500万円です。加盟金は250万円ですが、ほかにも既存店舗を取得するための費用総額の25%がかかるので、合計約2,500万円必要になります。
ラーメン店のフランチャイズである「丸源」の開業資金の目安は7,000万円です。加盟金は500万円で、保証金は400万円となっています。喜多方ラーメンの「坂内」の開業資金の目安は2,500万円です。内訳としては、加盟金が150万円、補償金が150万円、設計料が100万円、研修費が約20万円、その他建築空調費や厨房設備費、開店諸経費などが必要なため、総額で2,500万円となるのです。
弁当のフランチャイズである「ほっともっと」の開業資金は290万円です。内訳は加盟金・保証金が200万円、その他経費が90万円となっています。
「なないろ弁当」の開業資金は5万円です。
無添加カレーのフランチャイズである「Cfarm」の開業資金は730万円です。内訳は、加盟金やマニュアル等の初期フランチャイズフィーが250万円、居抜工事費が360万円、開業費が120万円となっています。
焼き鳥の「鳥放題」の開業資金は200万円です。
サービス業を始める場合の開業資金の具体例
サービス業を扱うフランチャイズは多種多様です。インターネットを利用した集客が見込まれるため広告費がさほどかからないので、少ない資金でも開業することができるのです。フランチャイズでの主なサービス業としては、次の5つが挙げられます。
- ハウスクリーニング
- リペア(修理)
- 介護
- 学習塾
- 買取販売
ハウスクリーニングのフランチャイズである「おそうじ本舗」は自宅を事務所とすることができるので、設備投資費を除いた開業資金は50万円です。固定ロイヤリティも0円のため、少ない運転資金での開業が可能となっています。
カーリペアを扱っている「トータルリペア」の開業資金は330万円ですが、各種ローンを使用することで、頭金0円での開業も可能です。
女性でも開業することのできる壁紙リペアの「かべがみ太郎」の開業資金は60万円となっています。かべがみ太郎は開業資金以外の費用が一切かからないフランチャイズです。
介護サービスを取り扱っている訪問マッサージの「KEiROW」の開業資金は200万円です。2店舗以降は加盟金と研修費が0円となります。学習塾である「学研CAIスクール」の開業資金は355万円です。
また、個別指導塾の「トライプラス」の開業資金は480万円となっています。
買取販売の「大吉」の開業資金の目安は500万円から1,300万円ですが、最低自己資金の目安は200万円です。
「~おたからや~」の開業資金の目安は392万円ですが、ほかにも402万円と510万円というプランがあります。
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