フランチャイズ経営で成功した人に共通している事とは

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フランチャイズはノウハウやマニュアルなどを提供してもらえるため、開業の経験がない人でも自分のお店を持ちやすい仕組みとはなっていますが、何も考えずにお店を経営して成功できるほど甘いものではありません。

フランチャイズを利用して自分のお店を持ち、経営に成功している人にはいくつかの共通点があります。どんな共通点があるのか確認してみましょう。

事前準備がしっかりできている

フランチャイズを始めて成功するかどうかは実際に参入する前の事前準備で決まると言っても過言ではありません。経営に成功しているオーナーのほとんどが入念な事前準備をおこなったうえでフランチャイズに参入しています。

成功した人は世の中の動きに左右されることなく、自分が本当にやりたい業界や惹かれた職種のフランチャイズ企業を選んでいる傾向が強いです。自分が本当に好きな業界で仕事をすることが出来ればその業界で貢献するためにはどのような経営をしていけばいいかを常に考えるようになりますし、経営をしていて辛いことがあった時も乗り切るという強い精神力を持っています。

フランチャイズに限らず事業の運営を継続するためにはモチベーションを維持し続けることがとても重要です。その点から、自分があまり興味ない業界に儲かりそうだからという理由だけでその事業に参入しても経営は上手くいかない場合が多いと言えるでしょう。

次に綿密な資金企画を立てられているかどうかもとても重要です。お金がなければ自分で会社を持ち、運営していくことはできません。フランチャイズを利用したとしても独立し、開業するためにはそれなりの資金が必要になります。成功している経営者はフランチャイズを選択する際に初期費用ができるだけ少ない所を選んだり、条件が合っている場合は助成金を利用したりして支払金額を極力少なくするように色々な情報を得ている人が多いです。

また周囲への理解をしっかりと得られているかや、困ったときに相談できる相手が居るかどうかも経営を成功させるためには重要な要素となっています。例えばサラリーマンが脱サラをし、フランチャイズを利用してお店を経営すると生活リズムが一変します。したがって事前にフランチャイズでお店を持つことを家族に打ち明け、理解してもらうことは絶対に必要です。

経営は常に順調に進むとは限りません。時には思うように収入が得られなかったりして窮地に陥ることもあります。そういったときに家族の理解を得ていれば相談に乗ってもらったり、協力してもらいやすいでしょう。

また同業者の仲間を作っておくこともとても大切で、お店の経営が上手くいかなかった際に相談すれば乗り越えるための秘訣などを教えてもらえるかもしれません。

儲かるためのノウハウをしっかり学んでいる

お店の経営を継続させ、なおかつ事業を拡大させるには利益を拡大させることが必要不可欠です。当たり前ですがフランチャイズの経営に成功している人は一人一人独自の儲けるノウハウを確立させています。

フランチャイズを利用すると本部からノウハウやマニュアルを提供してもらえますし、何より本部には絶大なブランド力があります。ですから特に経営者が苦労しなくてもある程度お客さんを獲得できる場合が多いですが、何の努力もせずに漠然と経営をしていたのでは利益はアップしていかないでしょう。

成功者はフランチャイズを利用してそれなりの下地を確保している状況であっても利益拡大のチャンスを常にうかがっています。売り上げをアップさせるためにはどのような手段があるのか、お客さんを増やすためにはどのようなサービスを提供すればいいのか、粗利を増やすために経費の中で削減できるところはないかといった事などをいつも考え、良さそうな手段を思いつけば主体的に行動します。

また新しいアイデアを思いつくきっかけとして経営学を学べる本を読んだりセミナーなどに積極的に参加している人が多いです。 経営が上手くいかない原因の中には確かに世の中の景気などどうしようもない部分もありますが、成功者は「自分のお店の経営状態は自分たちでコントロールできる」という意識を持って経営しているため、窮地に陥っても周りのせいにせず、何か方法を考えて自分自身で行動し、問題を早期に解決していきます。

常に利益をアップさせること考えて行動できれば、売り上げがアップしていくだけではなく窮地に陥った時に早期に解決できる手段を思いつきやすいのです。

自分の下で働いてくれる人を大事にし、優秀な人物には責任ある仕事を任せる

主体的に行動できる人が成功者に多いと書きましたが、これは決して自分勝手に行動する人という意味ではありません。成功している経営者は自分のお店で働いている部下のことをとても大事にしている人が多いです。

例えば部下からお店の経営を改善せたり売り上げ向上につながるアイデアを提案されたときに、そのアイデアが良いものと判断すれば実際にどんどん実行していきます。

自分の提案したアイデアが取りあげられ実行されれば部下の立場からすればとても嬉しいものですし、部下が提案しやすい環境を整えることによって店舗全体のチャレンジ意識が高まって従業員のモチベーション向上につながります。 従業員全員が高いモチベーションを持って動いてくれれば店舗全体の売り上げはかならずアップしていきます。

オーナーが色々なことを考え実践していくことはお店の経営を良くしていくためにとても大切なことですが、自分一人だけで思いつくアイデアというものは限られますし、お店の現状はオーナーよりも実際にそこで働いている従業員の方がよく知っているものです。そのため従業員の視点から提案されたアイデアというのはオーナーがいくら考えても思いつかないような革新的なものだったりする場合も多いのです。

そして将来自分の店舗を増やしていくつもりならば、支店を任すことができるような人材を育てていくことが必要不可欠です。部下のことを常に見ている経営者というのは自分のお店で働いている従業員一人一人のことを深く理解しています。そのため責任ある仕事を任せられそうだなという人物の見極めも的確で、そういった人物には早い段階から少しずつ責任ある仕事を任せていくようにしています。

先を見据えて幹部候補を育成していくことによって数年後新しく事業を発展させる際に現在ある店舗の経営を任せることができるようになるため、新事業の発展に専念することができます。

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