フランチャイズのビジネスモデルとは?タイプ別に解説します!

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フランチャイズは小売業に多く見られる業務提携契約の一つです。本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、本部が開発したビジネスの仕組みを、加盟店が使用する対価として売上から一定のロイヤリティーを支払うのが基本的な形ですが、いくつかのタイプがあります。

この記事ではフランチャイズのタイプごとに概要、メリット・デメリットについて解説します。

基本的なフランチャイズの仕組み

フランチャイズの基本的な仕組みは以下の通りです。

まずビジネスの仕組みを考えて実現した人や企業が、そのビジネスの仕組みを使いたい人に提供するためのフランチャイズ本部(フランチャイザー)を作り、加盟店を募集します。フランチャイズに加盟したい人や会社は、フランチャイズ本部から商標や商号、商品・サービス・システムなどを使う権利をもらい、加盟店(フランチャイジー)として事業を始めます。

本部は加盟店の事業が軌道に乗るよう立ち上げからサポートを行い、ビジネスの仕組みが使えるように指導します。加盟店は事業を開始後、売上の中から対価としてロイヤリティーを本部に払います。

基本的にはこのような形をフランチャイズ、またはフランチャイズチェーンと呼びますが、他にも色々な形態があります。以下に5種類のフランチャイズのタイプについて概要とメリット・デメリットについて説明します。

ビジネスフォーマットタイプ

ビジネスフォーマットタイプはフランチャイズのビジネスモデルの典型例です。コンビニチェーンを例にすると、コンビニビジネスの仕組みをビジネスフォーマットという誰でも使える形にします。

これは主にマニュアルとビジネスパッケージ(流通・システム・商品・サービスなどのコンビニ営業に必要なセット)からできていて、これらを提供されて本部のサポートを受ければ、それまでコンビニ店舗を経営したことがない人でも、店舗経営ができるようになります。本部は加盟店の立ち上げから支援を行い、以降は対価として売上の中からロイヤリティーを受け取ります。

メリットとしては、何も知らない経営者でも本部のサポートがあるので、最初から事業に失敗する可能性は少なく、金融機関の紹介や開始資金の貸出しなど、起業資金を調達することも楽という点があります。また、商品やビジネスシステムの開発は本部が行なうため、店舗経営のみに集中できます。

デメリットとしては、サポートが手厚い分、ロイヤリティーが高くなる傾向があります。中には売上の半分近くをロイヤリティーにしているフランチャイズチェーンもあります。また、ビジネスの仕組みは本部で改善や追加が行なわれるため、自分で創意工夫する余地が少なく、自分の力で事業を大きくしたい人には向きません。

フランチャイズチェーンのビジネスモデルに興味があり、その分野で起業したい人にとっては、ビジネスフォーマットタイプのフランチャイズはリスクが少なく、成功する確率が高い選択肢でしょう。

パッケージライセンスビジネスタイプ

ビジネスの仕組みをパッケージとして加盟店に販売するタイプです。パッケージ導入と立ち上げのサポートはしますが、その後は加盟店が自分の力で事業を育てていくことになります。

メリットとしては、売り切り型のようなタイプなので、初期費用以外にはロイヤリティーを払う必要がない場合が多く、ランニングコストはビジネスフォーマットタイプより安くなります。また、事業の立ち上げ以降は自分の裁量で売上を伸ばしていかなければならないので、自分の力で事業を伸ばしていきたい人に向いています。

デメリットは手厚いサポートは期待できないので、ある程度業界の知識や経験がある人でないと、初期から失敗する可能性がビジネスフォーマットタイプより高くなることです。元々その分野の経験があり、自分でゼロからビジネスモデルを作る手間を省きたい人が利用するのに向いているタイプです。

のれん分けタイプ

元々は昔の商家などで、奉公人がよく勤めてくれたことに免じて、独立するときに自分と同じ屋号で店を出すことを認めた慣習を指す言葉です。同じように、自社のビジネスモデルに精通している社員が独立するときに、加盟店として同じビジネスモデルを使うことをのれん分けタイプと呼びます。

ビジネスフォーマットタイプと似ていますが、元々ビジネスモデルを活用していた人が加盟店として独立する形なので、初期の導入やサポートが不要になります。

メリットとしては、導入支援などの初期コストが低く抑えられることと、円満な独立なので、顧客を引き継げる場合があることが挙げられます。 また、ビジネスモデルの改善や検証を本部とともに行なうこともできるので、自分の創意工夫が活かせるという点も魅力です。

デメリットとしては、本部のビジネスモデルを利用するので、ビジネスフォーマットタイプよりは安くなりますが、ロイヤリティーが発生することでしょう。

代理店タイプ

加盟店が販売代理店の働きをするタイプです。本部が開発した商材を代理店として販売し、販売利益を分け合う形になります。販売網を拡充したい本部と商材が欲しい加盟店が、お互いの利益の一致を見て活用することが多いです。

メリットはロイヤリティーや初期コストが存在せず、商材利用のための研修費などが必要なぐらいで、初期コストが安いことと、商材の開発は本部が行なうので、販売に集中できることです。

デメリットとしては、予想していたほど商材の人気が出なかった場合、儲けが少なくなり、販売コストが見合わなくなって赤字になるリスクがあることです。 元々販売ルートを持っている人や企業が、取り扱うのに向いているタイプです。

商材支援タイプ

商材支援は、本部は加盟店に商材を提供し、商材の売上から成果報酬を支払うタイプです。フランチャイズというよりは業務委託に近いタイプになります。

メリットは初期費用がかからないため導入コストはゼロで、商材を売れば売るほど利益がでることです。

デメリットは商材を見極める目がないと、報酬がゼロで仕入れ分だけ赤字になるリスクがあることです。また、その商材だけで事業が成立するほどの利益が出ることは少ないため、サイドビジネスとしては活用できますが、本業にするにはリスクが大きいことでしょう。 企業のセールスマンなど別に本業がある人が、副業にするのに向いているタイプです。

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