ケンタッキーでフランチャイズ店舗の運営を始めましょう!

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ビジネスを始めたいと考える人をサポートするのが、フランチャイズのシステムです。加盟料やロイヤリティーなどを支払うことで、知名度の高いブランドや各種ノウハウの使用が可能になり、初心者でも安心して自分のビジネスを始めることができます。

そんなフランチャイズの元祖だとされている、ケンタッキーについて詳しく確認してみましょう。

ケンタッキーは世界で初めてフランチャイズを始めた企業だとされています!

ケンタッキー(ケンタッキーフライドチキン・KFC)は、日本でも特に知名度の高いフランチャイズのひとつだといえるでしょう。さらにケンタッキーは世界で初めて、フランチャイズを始めた企業だとされているのです。

ケンタッキーの創始者はカーネル・サンダースであり、店舗の前に立っている人形でお馴染みの「白いひげのおじさん」といえば、誰でもすぐにわかるのではないでしょうか。

カーネル・サンダースはアメリカのケンタッキー州でガソリンスタンドとレストランを経営しており、そのレストランの目玉料理がフライドチキンでした。カーネル・サンダースが圧力揚げ器で作るフライドチキンは店の名物として、多くの顧客からの人気を集めていたのです。

そんなカーネル・サンダースが新しいビジネスを始めたのは、1952年のことでした。車の流れの変化によりガソリンスタンド・レストランの経営を維持できなくなったカーネル・サンダースは店を手放して、フライドチキンの調理法である「オリジナル・レシピ」を販売することを考えたのです。

当初はカーネル・サンダース自身が全米のレストランを訪問して、「売り上げに応じてチキン1羽あたり5セントを受け取る」という条件で、レストランのオーナーや従業員に直接レシピを教えていました。その後はフランチャイズをビジネスとする企業となり、ケンタッキーは世界規模の企業へと成長したのです。

日本においては米国ケンタッキー本社と三菱商事の合弁会社として、1970年に日本ケンタッキー・フライド・チキンが設立されました。開業当初は直営店のみとなっていましたが、その後は直営店とフランチャイズ店舗の両方を展開しています。

ケンタッキーの現在の出店はフランチャイズが中心となっています!

日本ケンタッキー・フライド・チキンはアメリカでの出店形式を踏襲して、1970年に都市部の郊外に初めての直営店を出店しました。第1号店は名古屋の郊外で、第2号店と3号店は大阪の郊外でテイクアウトのみの店舗として営業を開始したのですが、当時は現在のようなテイクアウトの文化が根付いていなかったこともあり、比較的短期間で撤退しています。

その後は方針を転換して都市部の繁華街を中心に出店し、さらに店内で飲食ができるようにテーブルを設置したことで、現在の店舗スタイルへと発展しました。さらに1972年には直営店に加えて、フランチャイズ店の営業を開始しています。

フランチャイズの第1号店は東京の高野フルーツパーラー店、第2号店は江の島店です。高野フルーツパーラー店は米国ケンタッキー本社のアンテナショップだったものを、江の島店は直営店だったものを、それぞれフランチャイズに変更して営業を開始しています。

日本ケンタッキー・フライド・チキンの店舗数の推移を確認してみると、1971年の時点では4店舗(フランチャイズ店0、直営店4)となっていますが、1973年には63店舗(フランチャイズ店36、直営店33)となりフランチャイズ店の数が直営店を上回っています。その後1987年には701店舗(フランチャイズ店474、直営店227)にまで増加し、フランチャイズ店の数は直営店の2倍以上になりました。

2017年9月末の時点では1153店舗(フランチャイズ店830、直営店323)となり、フランチャイズ店の数は直営店の2.5倍以上になっています。

ケンタッキーのフランチャイズに加盟するメリットやデメリットは?

ケンタッキーのフランチャイズに加盟するメリットとしては、何といっても知名度が高いことがあげられます。ケンタッキーのフライドチキンは老若男女を問わず幅広いファンを獲得していますので、フランチャイズへの加盟により安定した集客が見込めるのです。

フライドチキン調理のノウハウはもちろんですが、さらに出店から店舗運営にまで本部によるしっかりとしたサポートが受けられることも、ケンタッキーでフランチャイズに加盟するメリットだといえるでしょう。

一方のデメリットとしては、別のフランチャイジー(フランチャイズの運営者)との関係があげられます。日本ケンタッキー・フライド・チキンでは一部の地域で、特定のフランチャイジーが店舗を独占して展開できる「エリアフランチャイズ制度」を採用しているため、自由に出店できる地域が限られてしまうのです。

直営店とフランチャイズ店には違いがあるのでしょうか?

実際に顧客として店舗を利用する立場から見ると、日本ケンタッキー・フライド・チキンの直営店もフランチャイズ店も特に違いはありません。店舗の作りもメニューも同一となっていますし、サービスの内容も変わらないのです。

一方で店舗を運営する立場から見ると、直営店とフランチャイズ店には大きな違いがあります。 直営店を運営するのは日本ケンタッキー・フライド・チキンであり、その利益は日本ケンタッキー・フライド・チキンのものとなります。

一方でフランチャイズ店を運営するのはオーナーであり、その利益はオーナー自身のものになるのです。日本ケンタッキー・フライド・チキンはオーナーに対してブランドの使用権や各種ノウハウの提供を行い、その見返りとしてフランチャイズ料などの形で利益を得ることになります。

ケンタッキーのフランチャイズに必要な初期費用や経費は?

日本ケンタッキー・フライド・チキンではフランチャイズの加盟料(イニシャルフィー)を、1店舗あたり250万円としています。さらにロイヤリティーとして売上高の5%を、広告協議会費として総売上高の4%を、それぞれ日本ケンタッキー・フライド・チキンに支払うことが必要になります。

フランチャイズ契約の期間は5年となっており、業績の良いオーナーは更新時に契約条件の見直しが行われ、さらに有利な条件が適用される場合などもあるようです。

店舗の内外装の造作や各種厨房機器の取得などは、オーナー自身の費用負担で行うことが必要になります。出店する地域や店舗のタイプなどにより異なりますが、フランチャイズに必要な初期費用は5,000万円程度が目安だと考えてください。

その他には別途月々の経費として、店舗物件の賃料や原材料の仕入れの費用、さらに従業員の人件費などの支払いが必要になります。

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