コンビニフランチャイズで上手く経営していくためのコツとは

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フランチャイズ経営の中でもコンビニのフランチャイズは特に人気があります。コンビニは幅広い層の人が利用するので確実に利益が得られる業務形態ということもあり、はじめて店舗経営をする人でも始めやすいというのも人気の理由となっていると考えられます。そんなコンビニフランチャイズの経営を上手く軌道に乗せるためのコツとはいったいどういったものなのでしょうか。

コンビニフランチャイズは自己資金のみでスタートさせよう

コンビニフランチャイズに限らず、お店の経営をスタートさせるためにはある程度まとまったお金が必要となります。どのフランチャイズに参入するかによっても初期費用は異なりますが、コンビニフランチャイズの場合、研修費用や開業準備金などを合わせるとだいたい250万円ほどかかると言われています。そしてそれに加えて引っ越し費用や当面の生活費、従業員に支払う人件費なども必要となります。

開業の際、ある程度は自己資金として用意しているものの、すべてを自己資金では支払えないため残りを銀行などから借り入れするという人も居ますが、フランチャイズを利用してお店を開業したとしても安定して利益を確保できるという保証はどこにもありません。

自己資金をほぼ支払ったうえで更に銀行などからお金を借り入れしているわけですから、もしも借り入れしたローンの契約時に指定された最低限の支払いが出来ないほど売り上げが悪化した場合は途端にお店の経営が困難なものとなります。

さらにフランチャイズに加盟するとロイヤリティを毎月支払うことになる場合がほとんどなので、借り入れをした場合は最低限毎月の支払いができるだけのお金に加えてロイヤリティも支払えるだけの売り上げを確保しなければいけません。

しかし開業資金を全て自己資金で支払っていれば、お店の売り上げはそのまま自分自身の利益となります。ローンの返済を考えなくて済むというのはお店を経営している立場からすれば大幅な負担減となるでしょう。

フランチャイズ経営に年齢制限はありません。体力とお金さえあれば定年退職をした後でもオーナーになることができるので自己資金でスタートできるようにしっかりと貯金に励むようにしましょう。そして自己資金だけでお店を開業するというのはモチベーションの維持にも繋がります。

自己資金だけで開業させたお店というのはローンを利用して開業したお店よりも、自分のお店であるという意識が強く、なによりも投資したお金を回収しようという気持ちになりやすいと言われています。お店を発展させていく上でモチベーションを維持させるということはとても重要で、モチベーションが高い状態のときは売り上げアップに繋がるような斬新なアイデアを次々と思いつきやすかったりするものです。

幅広い世代や職業の人材を雇おう

コンビニエンスストアを経営していくにあたって、人材を確保することはとても重要です。もちろん自分自身でも店頭に立つことになりますが、24時間365日店頭に立ち続けることはいくら体力がある人でも不可能なので、アルバイトやパートを雇うことになります。

その際、体力があって動ける人材ばかりを確保しようとついつい大学生ばかりを雇ってしまいがちですが、学生ばかりだとシフトを組む時に困ることになります。確かに昼も夜も大学生は融通が利きやすいので普段はさまざまな時間に入ってもらうことができますが、試験期間や就職活動の時期になるとみんな同じようなタイミングで休みを希望し、その時間にほかの学生を入れるということが出来なくなります。

また主婦の場合誰も居ない日中は比較的融通が利く一方でみんなが帰ってくる夕方以降に働けるという人はごく少数でしょう。一人一人立場によって働きやすい時間とそうでない時間がありますから、体力面ばかりを重視するのではなく、あらゆる時期でも問題なくシフトが組めるよう幅広い世代や立場の人をアルバイトやパートとして雇うようにしてください。

本部との関係を良好にしておこう

フランチャイズを利用することになるとほとんどの場合、毎月の売り上げからロイヤリティを支払うことになります。フランチャイズに加盟することによって加盟店はお店を運営するためのノウハウやマニュアルを学べますし、商品を仕入れる業者を探す必要もありません。

また何より本部の強いブランドイメージを最大限に利用することができます。ロイヤリティはこれら加盟することによって得られるさまざまなサービスの代償といって良いでしょう。

しかしせっかく毎月本部のロイヤリティを支払っているわけですから、ほかの加盟店と同じようにただ提供されるサービスのみを利用するのはもったいないです。疑問に思ったことは本部の人にどんどん質問し、お店の経営のノウハウをいろいろと教えてもらうようにしましょう。

またただ本部の言いなりになっているだけでは却って不利益を被るケースもあります。

コンビニ経営における戦略として良く用いられるものとして「ドミナント戦略」というものがあるのですが、これは特にコンビニ需要の高い地域にあえて複数の店舗を密集させるという戦略です。

ドミナント戦略を実行すると物流や宣伝広告などを狭い地域に固めることができるので本部側にとってはメリットが大きいですが、実際にお店を運営しているオーナー側からすればライバル店が増えるようなものなので、単純にお店の売り上げダウンにつながります。

また本部側の指示通りに商品を仕入れているとたくさん売れている商品なのに本部からの仕入れが少ないために利益を確保できる機会を失ったり、逆に全く売れていない商品を大量に仕入れることになって売れ残ったまま消費期限が過ぎてしまい、廃棄せざるを得なくなるということが起こりえます。特に売れ残って廃棄した商品を新たに仕入れる際は本部側は一切お金を出してくれません。通常の仕入れと同様仕入れ費用はフランチャイズ側が負担することになります。

本部側はすべての加盟店の状況を把握しているわけではなく、あくまでも企業全体の売り上げがアップすることを考えて運営をしています。本部から提供されるサービスは最大限に利用した方がいいのはもちろんですが、明らかに不利益を被るような提案や仕入れを提示した場合はオーナー側からしっかりと意見を言うべきです。

しかしいきなり不平不満を言っても本部側との関係が険悪になるだけなので、言うべきことは言える関係になれるように普段から本部との連絡は密にしておき、良好な関係を築いておきましょう。

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