副業禁止を主張する経営者に物申す!副業実践中の会社員が語る副業の5つのメリット
- 副業を始めることで自立心が芽生えて主体的になる
- 副業をすることで本業での労働生産性が上がる
- 副業によって新しい分野への知見が広がる
会社員としてエンジニアの仕事をしながら、個人で副業を実践しているこばりょーです!
世の中の流れを見ると、多くの会社が副業解禁に舵を切っていますよね。僕はこの流れをものすごく良いことだと思っています。
しかし、そんな流れに逆向し、頑なに副業禁止にし続けている会社も多いのが現状です。今回はそんな会社に対して物申させてください!
僕も会社員をやりながら副業をバリバリやっています。やはりやってみないとわからないことって多いものです。
実際にやっている中で副業をする個人にも、その人が所属する会社にも影響する5つのメリットを実感しました。
副業禁止にしている会社はこれを読んで、自社の副業解禁に踏み切るかどうかもう一度考えてみてください。
ではそもそも副業禁止にしている会社の理由はどういったものがあるのでしょうか?
リクルートキャリアの調査によると、副業禁止にしている会社は77.2%にもなるそうです。
また禁止にしている理由の上位は次の3つになっています。
労働時間に関する理由が1番多く、続いて情報漏洩のリスクを挙げている会社が多いですね。
「情報漏洩のリスク」はたしかに本業と同じような業務で副業していたらあり得る話です。
しかし、それだったら本業と同種の副業のみ禁止にすれば済む話ではないでしょうか?
それに情報漏洩のリスクを気にするなら、情報漏洩の原因となっている業務後の飲み会などを禁止にした方が良いのでは…と思ってしまいます。
また、労働時間に関しては的外れな意見だと僕は感じています。
なぜならば、自分の自由な時間で副業をするほどなので、よっぽど興味あること、好きなことしかしないですよね。
そういった副業は趣味や遊びの延長で本人からしたら「働いている」という感覚はほとんどないと思います。
僕が副業をする上で知り合った人たちも本当に好きでその副業をしているパターンがほとんどなので、この意見は的外れですよね。
このように調査結果で出てきた副業禁止の理由には少し納得のいかないところが多い印象です。
そこで僕はこの理由の裏には、別の本音があるのではと考えました。
考えた末にたどり着いた理由がこの2つです。
1は経営者からすると当たり前のことですよね。
副業に向ける熱量や時間があるなら、本業に全力投球してほしいと思うものです。
しかし、これも実際に副業を実践してみて感じたのですが、副業をすることでむしろ本業にプラスになることがあるのです。詳しくは後ほど書いていきます。
2については、たしかに副業がうまくいったら離れていってしまう人もいるかもしれません。
しかし、そういう人の大半はそもそも独立を考えている人です。
だからいくら副業禁止にしていても離れていってしまう人材なので、そういう人の引き止め策としては意味がありません。
逆に副業がうまくいっても会社に所属しながら仕事をしている人もいます。
むしろそういう人が離職しないように、副業に対してオープンになり、その人が副業で学んだことを本業に活かせるような土壌づくりをした方が懸命ではないでしょうか?
ここまでで副業禁止にしている会社の理由はなんとなく見えてきたと思います。
しかし、副業を許可することでこれらの禁止理由を上回る個人、会社双方のメリットがあるのです。
僕が副業を実践してきて感じたその5つのメリットについて紹介していきます。
副業をすることで、自立心が芽生えて主体的になります。
会社の仕事だけだと、どうしても会社が持っている仕事をこなしていくことになります。
そうなると仕事に対して受動的になってしまうんですよね。
しかし、副業は仕事のすべてを自分で決めることになります。
やるもやらないも自由、仕事を受けるか受けないかも自由。こんな状態を味わえるのは起業するか、副業するしか味わえない感覚です。
そういう中で仕事をすることで、仕事に対して主体的に取り組めるようになるのです。
副業でこの感覚を磨くことで、本業の仕事もただやるだけでなく、主体的な目線で取り組めるようになります。
社員が会社の仕事を主体的に取り組んでいたら、経営者の方も嬉しいですよね?
仕事の効率も上がり、もしかしたら言わなくても足りないところを補ってくれるような働きも見せるようになるかもしれません。
嘘かと思う人が多いかもしれませんが、副業をすることで本業での労働生産性も上がります。
なぜかというと、無駄な残業を減らそうと努力し出すからなんですよね。
副業をやり始めて僕も実感したのですが、副業をやっている人はいかに自分の時間を確保するかを考え出します。
僕が知り合ってきた副業をやっている人は例外なくそうです。
本業をいかに定時で切り上げて、副業に時間を割くか考え出すので、本業の労働生産性が上がるのです。
会社からすれば、同じ業務を時間内で終わらせてくれるので無駄な残業代も払わなくて済みますよね。
副業をすることで何かしら新しい分野への知見が広がります。
例えば、僕はブログ、睡眠コンサルタントを主に副業でやっています。
ブログをすることで、Wordpress、ライティング、Webデザイン、Web広告などに詳しくなりました。
睡眠コンサルタントをすることで、睡眠・健康の知識、コンサルティングについて詳しくなりました。
そして共に学んだことをSNSで発信しているので、SNSの活用に詳しくなります。
もし本業でこれらに関わる業務が出てきたら、スムーズに行うことができますし、直接業務をしないにしてもアドバイスすることもできますよね。
むしろこういう新しい分野の知見を生かせるような土壌を社内で整えておけば、個人も会社もWin-Winの関係になることができます。
副業で新しい分野への知識が身につくので、本業と掛け合わせた新しいアイデアが浮かぶようになります。
もしかしたら、それが会社の新規事業に結びつく可能性だってあります。
例えば、僕は本業でエンジニアの仕事をしています。睡眠について副業をやっていて、睡眠業界にも詳しくなりました。
すると「こんな睡眠のサービスが足りていないな」とか「今の自社のサービスにこんな機能をつけたら、強みのあるサービスになるな」など、どんどん新しいアイデアが浮かんできます。
なにかの新しい知見を学ぶことで、その人の本業との掛け合わせで新しいアイデアが生まれる可能性は無限大です。
それが既存の業界に強烈なインパクトを与えるかもしれません。
このような無限の可能性を考えるだけでも、大きなメリットになるのではないでしょうか?
副業を行うことで、多くの出会いがあり、今まで本業では関わることがなかった人との繋がりが増えていきます。
こういう繋がりは、やはり自分が実際に行動していないと生まれないものです。
この新しい繋がりで、もしかしたら会社でリソースが足りずに困っていた仕事を外注できたり、一緒に仕事をする機会があるかもしれません。
それに本業でやっていることに詳しい人がいて、思わぬアドバイスをもらえる可能性だってあります。
本業をやっているだけでは出会えなかった人と関われるのは、副業をやっている本人からしても価値がありますし、会社にとっても思わぬ仕事に繋がる可能性があります。
また、その人たちとの繋がりを通して、どんどん新しい知見が広がったり、人との繋がりが増えていきます。
以上が僕が副業を実践してきて、個人と会社の双方にとっての5つのメリットでした。
最後に僕がこの記事を通して伝えたいことがあります。
それは、社員のことを本当に考えたら当然、副業解禁するべきだということです。
もちろんここで述べてきた個人、会社の双方にとってのメリットも多いのは事実です。
しかし、それ以上に副業は個人の可能性を広げるものなんです。
そんな風に思っている人は少なくないはずです。
副業が思いっきりできる環境にあれば、「じゃあやってみようかな!」と思えるかもしれませんし、それがその人にとって人生の大きな転機になるかもしれないのです。
それに社員の今後の人生を考えたら、個人で稼ぐ力というのは必須の能力になります。
ずっと会社が存続することの方が稀でしょうし、いつ事業がうまくいかなくなり、会社が倒産するかもわかりません。
そんなときに個人で稼ぐ力があれば、社員が路頭に迷うようなことにはならないでしょう。
むしろ副業を許可しつつ、それを本業にも生かしてもらえるような組織づくり、雰囲気づくりをしていくのが個人にとっても、会社にとっても一番理想の状態でしょう。
これからの副業について考えている経営者の方は、ぜひ副業解禁を検討してみてください!
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