フランチャイズというスタイルに向いてる人とはどういった人かを解説します

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フランチャイズとはフランチャイズ本部と加盟希望のお店が契約を結ぶことで成り立つビジネスのスタイルです。加盟店は本部のノウハウや看板を使用できる代わりにロイヤリティを支払います。フランチャイズはメリットのあるビジネススタイルではありますが、向き不向きがあることに注意しておく必要もあります。

そこでフランチャイズに向いている人について紹介します。

すぐに自分の店舗を持ちたい人

すぐに自分の店舗を持ちたい方にはフランチャイズがうってつけです。自分のお店を持つためにはプラン、看板デザイン、戦略、システムなど様々なものを用意しなければなりません。また、お店をオープンしたとしてもその中で順調にスタート出来るのはわずか一握りとなっています。

一方でフランチャイズの場合は基本的な計画や看板、システムなどは全て本部のノウハウ通りとなります。自分で考える必要はなく、お店をオープンさせることが出来ます。また、有名店とフランチャイズ契約を結んだ場合、その知名度を活用することで初日からお客さんの来店が期待できます。すぐにお店を開き、スタートダッシュを決めたい方にはフランチャイズがぴったりといえるでしょう。

決まった仕事を着実にこなすのが得意な人

フランチャイズでは、加盟店は本部の意向に沿った経営を行います。契約にもよりますが、勝手に自店舗のオリジナル商品を売ったり、営業方針を変えたりすることが出来ないケースも多いです。逆に言えば、そういったオリジナルの業務をしなくても良いということでもあります。

あくまで本部の方針に従って着実に業務を行っていくことが求められます。それゆえにフランチャイズは決まっているルールの中で着実に仕事をこなすのが得意な方に向いています。

決まった仕事をこなすというのは当たり前のことと思われがちですが、それを何年も何十年も続けていくことは決して簡単ではありません。そういった仕事をこなすことが好きな方にはフランチャイズが適しています。

逆に、自分のオリジナル商品をどんどん売りたい方やライフスタイルに合わせて営業時間を変えたい方はフランチャイズに向いていない可能性があります。

お店を開きたいけどどうすれば良いか見当がつかない方

自分のお店を持ちたいと思う方は珍しくありません。しかし、どういった商品を売ればヒットするのか、どういった料金設定にするのかといったアイデアが思いつかないという方も多いのではないでしょうか。とにかくお店を持ちたいという意思や一定の費用はあるにも関わらず、何をすれば良いのか見当がつかない方にもフランチャイズがぴったりとなります。

フランチャイズを行っている会社にはこれまで収益を確保してきたノウハウがあります。フランチャイズ契約を結ぶことでそのノウハウを使用することが出来るようになるため、どうすれば良いのか分からないという問題を解決することが出来ます。たとえアイデアが全くなかったとしても、お店を繁盛させられる可能性があることはフランチャイズのメリットといえるでしょう。

もちろん、フランチャイズといえども加盟店のオーナーには経営を行っていく中で、ある程度の工夫が求められることもあります。しかし、フランチャイズ契約ではなく自ら店を立ち上げる場合に比べると、オーナーのアイデアを必要とする部分が極端に少ないです。それゆえにあまりアイデアは思い浮かばない一方で、資金とやる気があるという方にとってフランチャイズは申し分ないビジネススタイルといえるでしょう。

地域に便利なお店を増やしたい人

現代では様々なお店が全国に展開しています。それでも便利なお店が充実している場所と、そうでない場所が存在します。フランチャイズ契約を結び、自らがオーナーとなってお店を開業することにより、便利なお店を増やせる可能性もあります。

この地域に、あのお店があれば便利なのではという思いを実現できることもフランチャイズ契約のメリットです。例えば小売店がほとんどなく、人口減少の恐れがある地域に店舗を構えられる可能性もあります。ただ、フランチャイズ本部は勝算がない場所には出店を行わないケースもあるので注意が必要となります。また、人口減少の恐れがある地域で開業することで繁盛しないリスクもあります。

それらを踏まえてもその地域にお店を増やしたいという意思があるのであれば、本部と交渉してみる余地はあるといえるでしょう。 かつてフランチャイズは地元の産業の売上を奪う存在と見なされることもありました。しかし、昨今では人口減少が進む地域にフランチャイズ店舗の誕生に伴ってマンションなどが建設され、人口が増加するというケースも増えています。

展開する場所次第では地域の活性化に貢献できます。ただ、地域貢献がしたいという理由でフランチャイズを検討する場合は、その地域について深く知る必要があります。

複数の店舗を持ちたい人

個人で経営する店舗においても大きな収益を出すことが出来れば、複数の店舗を持てる可能性があります。しかし、個人の店舗を1代でそこまで発展させることは至難の業ともいえるでしょう。フランチャイズの場合は店舗を持つためのハードルは少し低いので、やりようによっては複数の店舗を持つことが出来ます。

複数の店舗を持つことが出来れば、大きな収入を得られる可能性もあります。実際に2、3店舗を経営し多額の収入を得ているというフランチャイズオーナーは少なくありません。一方で1店舗の経営だけで既に厳しいというフランチャイズオーナーもいるので楽観はできませんが、成功すれば大幅な収入増に繋がりうるのがフランチャイズ契約です。

フランチャイズ契約を行うと、本部に対してロイヤリティを支払わなければなりません。それゆえにフランチャイズ店舗の経営においては個人商店よりも大きな収益を得る必要があります。しかし、本部のノウハウを使えるということのメリットは大きく、ロイヤリティを十二分にカバーできるケースも珍しくありません。

フランチャイズ店舗の経営では収入と支出の両方が大きくなることがあります。そのため、多少コストがかかっても多額の売上を記録したいという意気込みのある方に向いているといえるでしょう。

フランチャイズ契約においては営業時間や取り扱う商品などに本部からの制限がかかります。その中でもしっかりと経営を行っていく自信があれば、フランチャイズを利用するメリットがあります。

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