目次 [非表示]
起業をすると、誰にも束縛されずに自分の判断で働けるようになります。成功すれば高収入を得られることも、魅力の一つでしょう。
しかし、失敗すれば大きな損失がでるだけでなく、無収入になるリスクもあります。そのため、独立開業するときは慎重に事業を選ぶことが大切です。
そこで、ここでは、独立開業におすすめの仕事ランキングの1位から4位までを挙げて説明していきます。
パソコンがあればできる!ネットビジネス
独立開業におすすめの仕事ランキング1位は、ネットビジネスです。
基本的に、パソコンとインターネット接続ができる環境があればどこでも仕事ができ、事務所を構えたり実店舗を持ったりする必要がありません。
そのため、参入が容易で、万が一失敗したときも大きな損失を出さずに済むでしょう。
ただし、ネットビジネスとはインターネットを介して行う仕事の総称であり、その内容は多岐に及びます。
代表的なものとしては、ネットショップ運営やアフィリエイトサイト運営、クラウドソーシングなどが挙げられるでしょう。
それ以外にもたくさんあり、例えば、ブロガーやインスタグラマー、You Tuberなども広義ではネットビジネスのくくりに含まれます。
ちなみに、ネットショップとは、実店舗をもたずにインターネット上に店舗を構え、商品や情報を販売するというものです。
アフィリエイトは、自サイトで他社の商品やサービスを紹介して販売につなげることで一定の報酬を得るしくみをさします。
そして、クラウドソーシングは、ネットを介して仕事の業務を発注、受注することです。システムやアプリの開発からデザイン、ライティングまで多種多様な業務があります。
このように、ネットビジネスにはたくさんの職種がありますので、自分に合った仕事を選択することが大切です。
また、ネットビジネスなら簡単に稼げるということはありません。地道にスキルや知識を学び、常に最新の情報を収集するよう心がけることが大切です。
今後も需要の拡大が見込まれる!ITエンジニア
独立開業におすすめの仕事2位は、ITエンジニアです。
ITエンジニアとは情報技術の技術者のことで、代表的なものとしてはシステムエンジニアやネットワークエンジニア、プログラマーなどが挙げられるでしょう。
この他にも、プロジェックトエンジニアやサーバーエンジニアなど、多種多様な種類があります。IT業界は、今後も発展することが見込まれる業界です。
ところが、平成28年度の経済産業省の調査(IT人材の最新動向と将来推計に関する調査)では、IT人材の深刻な不足が浮き彫りになっています。
ITエンジニアとしてしっかりと技術を磨いておけば、成功する可能性は高いでしょう。
システムエンジニアは、設計からテストまでシステムの開発を一貫して担う仕事です。
クライアントと打ち合わせて要望をくみ上げ、システムに反映させ、さらにプログラマーにも正確に伝える必要があります。
そのため、情報技術の知識や技術だけでなく、高いコミュニケーション能力も求められる仕事です。
また、ネットワークエンジニアは、ネットワークの構築や運営、保守などを専門に行います。
システムエンジニアの1種です。他にも、プログラマーは、システムエンジニアの設計した仕様書をもとにプログラムの実装、エラーやバグの修正などを行います。
これまで企業でITエンジニアとして働いてきた人は、独立もしやすいでしょう。
会社員時代の人脈を通じて仕事を受けたり、マッチングサービスやクラウドソーシングサイトを活用して受注したりすることも可能です。
未経験からでも、プログラミングスクールに通うなどの方法で必要な知識や技術を習得できます。
ただし、現場経験なしにいきなりフリーランスになるのはやや厳しいです。
まずは、ITエンジニアとして企業に就職し、1、2年経験を積んでから独立するのが良いでしょう。
資格を生かして高収入!資格事業
独立開業におすすめの仕事3位は、資格事業です。資格を取得していることが前提となりますが、あれば確実に需要を見込めるでしょう。
もちろん、資格ならなんでも良いわけではありません。1日受講すれば自動的に取得できるような資格にはあまり意味はないでしょう。
とは言え、難しい資格ならなんでも良いというわけでもありません。独立開業に向いている資格というものがあります。
例えば、弁護士や司法書士、税理士などは独立しやすい代表的な資格です。公認会計士や社会保険労務士なども挙げられます。
これらは業務独占資格で、資格を持っている人しか業務を行えません。
誰でもできるものではないため一定の需要を見込むことができ、比較的安定した収入を目指せるでしょう。
また、資金に不安がある独立初期の段階では、自宅を事務所として使うこともできます。
他に、柔道整復師や按摩マッサージ指圧師なども、独立が目指せる仕事でしょう。
民間資格のネイリスト技能検定試験やジェルネイル技能検定試験を取得して、ネイルサロンを開業する女性も多いです。
ただし、資格があるからといって、開業してすぐに稼げるものでもありません。
知り合いから客を紹介してもらうといったケースもありますが、それだけでは不十分でしょう。
安定して顧客を掴むためには、知識や技術を磨き、他の事務所ではできない強み、アピールポイントを持つことが大切です。
また、セミナーを開催したり積極的に営業活動をしたりして、集客する必要もあります。
ノウハウもサポートも得られる!フランチャイズ経営
独立開業におすすめの仕事4位は、フランチャイズ経営です。
フランチャイズとは、本部に加盟して一定のロイヤリティを支払う代わりに、商標の使用ができたり商品、サービスを販売する権利が得られたりするビジネスの仕組みをさします。
本部をフランチャイザー、加盟店をフランチャイジ―と呼びます。
フランチャイズ経営をするメリットは、本部からビジネスのノウハウを得ることができたり、運営のサポートを受けられたりするため、専門知識や技術が不十分でも開業へのハードルが低い点です。
また、知名度の高い商品やサービスを扱えることで、集客がしやすいという利点もあります。
フランチャイズ経営というと、コンビニエンスストアや弁当店、ハウスクリーニングなどをイメージする人が多いでしょう。
それ以外にも、学習塾やエステサロン、レストランなど、意外と幅広い業種がフランチャイズ展開しています。
中でも、近年注目を集めているのはコインランドリー経営です。
収益性があるか、成長・拡大する見込みはあるかといったことも考慮しつつ、自分に合う業種を選ぶと良いでしょう。
ただし、フランチャイズ契約をしたから安心というわけではありません。
ロイヤリティを払っているからといってフランチャイザーがすべてをやってくれるわけではなく、あくまでビジネスの主体は自分自身です。
成功できるかどうかは、自身の努力にかかっています。また、フランチャイザーの中には、しっかりしたサポートを行わないようなところもあります。
フランチャイズ経営を行うのであれば、フランチャイザーの事業説明会に参加したり資料を集めたりして、信頼できるところを選ぶことが重要です。
おすすめ関連記事
ー自分で会社を設立しないで、既存会社を購入して起業するー
「2019年1月更新/新しい起業の方法や種類登場。副業~会社を買って起業」
ー合同会社の設立を考えているなら確認しておくことー
「合同会社設立(LLC設立)について日本で恐らく1番分かりやすいまとめ」
ー個人事業主は法人とはどのような違いがあるのか?ー
「個人事業主と法人とは?違いを超わかりやすく解説」
ー専門家が分析した起業・独立で失敗するパターンを理解しておこうー
「起業・独立・開業で失敗するパターン62選【起業支援の専門家が指摘!】」
ー少額の資本金での起業にはどのような事が起こりうるのかを理解しようー
「1円起業をはじめ超少額の起業について実態をまとめてみた」
ー資金調達をするにはメリットとデメリットを理解して行動しようー
「2019年1月更新/10種類以上の資金調達の種類、方法、メリット、デメリットまとめ」
ー起業を創業時から助けてくれる助成金・補助金の制度を理解しようー
「2019年1月更新/起業・創業を助ける様々な助成金・補助金を徹底解説!」
ー起業に必要な資金をタイムテーブルを見ながら理解しようー
「起業に必要な費用やお金を時間軸とともにまとめました」
ー最近シニアの起業家が増加している理由はなぜなのか?ー
「シニア起業が急増!50代、60代で起業する人が増えている理由」
ー増えるシニア起業とその成功と失敗はどうして発生するのかを考えようー
「急増するシニア起業!成功事例と失敗事例、業種、考え方をわかりやすく解説」