目次 [非表示]
起業した人で、周りにどのように知らせようか悩んでいることはないでしょうか。
独立や開業を知らせるには、挨拶状を出すという手がありますが、他にも年賀状で伝える方法があります。
しかし、年賀状に書くといっても、どう書けばいいのかわからない人もいるかもしれません。ここでは、独立・開業した際の年賀状の書き方についてお伝えします。
年賀状で独立や開業を伝えても大丈夫?
独立や開業をした場合、速やかに挨拶をするのがマナーですが、タイミングを逃してしまったら年賀状で伝えるのでも問題ありません。
ただし、年賀状で知らせるなら、書き方に注意する必要があります。
本来、年賀状は新年の挨拶として出すものなので、独立や開業について多く書いてしまうと、受け取った側は違和感を感じることもあるのです。
年賀状で独立などを伝える際には、まずは新年の挨拶を記入し、仕事に関することは軽く添える程度に留めることがポイントです。
年賀状で独立や開業を知らせるメリット・デメリットについて詳しく知ろう
年賀状で独立・開業について伝えることには、メリットがある一方、デメリットもあります。では、どんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット
独立や開業を年賀状で知らせるメリットは、相手にじっくり読んでもらえるということです。お正月は仕事が休みというケースも多く、自宅で過ごす人もたくさんいます。
そこで、独立・開業のことを書いた年賀状を送れば、日頃出す手紙よりもしっかり目を通してもらいやすくなるのです。
なお、お年玉付の年賀状を使えば、抽選時に再度見てもらえる可能性が高くなり、会社や店についてさらにアピールできるでしょう。
また、ショップを出した場合には、新年の挨拶に加え、セール情報を軽く載せるのも1つの手です。このようにすれば集客につながりやすくなり、売上アップをはかることができます。
他にも、年賀状を持参すれば、粗品がもらえるといったサービスをつけるのも、来店のきっかけとなるので良い方法です。
デメリット
家族や親族に不幸があった場合、年賀状の代わりに喪中ハガキを送るのが基本です。仮に、友人や知り合いから喪中ハガキが送られてきたとしましょう。
すると、受け取った側は、年賀状を出すのを控えなければならないため、年賀状で仕事絡みのことを伝えられなくなってしまいます。
独立や開業をした人は、予めこの点を理解した上で、年賀状でお知らせするかどうかを決める必要があります。
仮に、不安があるなら、独立や開業をしてからすぐに挨拶状を送ったほうがよいでしょう。
独立や開業時に使える年賀状の挨拶文例を紹介!
独立した場合と開業した場合とでは、年賀状の挨拶文の書き方が変わってきます。
それぞれのケースに分けて文例を5つ紹介するので、年賀状で挨拶をすませたい人は以下を参考にしてみてください。
独立の挨拶文
(挨拶文1)
この度、○○駅の近くに○○ショップを独立開業しました。
皆様からの温かい支援のおかげでこの日を迎えることができたので、本当に感謝しています。
本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。
(挨拶文2)
この度、左記の住所にて独立開業することになりました。
以前の仕事でも注力してきましたが、今後は自身の事業のために、さらに努力していきたいと考えています。
最初は不慣れな面もあるかと思いますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
(挨拶文3)
○○年○月○日をもって○○会社を退社し、独立開業しました。
○○会社で働いている際にはたくさんの支援をしていただき、誠にありがとうございました。
今後は他社に劣らないサービスを発信する思いでいますので、よろしくお願い申し上げます。
(挨拶文4)
この度、○○を円満退職し独立開業することになりました。
この日を迎えられたのは、皆様の協力があってのお陰ですので感謝の気持ちでいっぱいです。
何か困ったことがあればこちらで対応しますので、よろしくお願い申し上げます
(挨拶文5)
この度、○○大学病院より独立し、〇〇駅近くに ○○医院を開業することになりました。
皆様からの指導があったお陰で夢が叶えられたことを、心より感謝いたします。
自身の医院を持つのは、以前からの夢でしたので嬉しい次第です。
今後は信頼されるような医院を目指していきますので、よろしくお願い申し上げます。
開業の挨拶文
(挨拶文1)
この度、○○年○月○日に○○サロンを開業しました。
皆様からのサポートがあったおかげでここまで来ることができ、本当にありがとうございました。
今後はおしゃれな人を増やすことをテーマに事業を進めていきますので、よろしくお願い申し上げます。
(挨拶文2)
この度、左記の住所にて○○○○事務所を開業することになりました。
今後は安全・信頼を重視したサービスを提供していく思いでいますので、よろしくお願い申し上げます。
略儀ながら、書中をもって開業のご挨拶を申し上げます。
(挨拶文3)
この度、○○公認会計事務所を設立しました。
今後は「1社でも多くの企業が成長できるよう 経営者を育てることに注力する」を理念に、事業を進めていく予定でいます。
本年も昨年と同様、よろしくお願い申し上げます。
(挨拶文4)
この度、○○駅近くに○○医院を開業することになりました。
勤務医時代、皆様からの支援により医者として大きく成長できたことを、 心より感謝いたします。
今後は医療を通じて患者の笑顔を増やすことに努めていきますので、よろしくお願い申し上げます。
(挨拶文5)
この度、○○会社を左記の住所に設立しました。
今後は、各ユーザーをつなぐ架け橋となるような会社を目指していく次第です。
まずは略儀ながら、書中をもってご挨拶申し上げます。
年賀状は独立・開業時だけでなく毎年出すことが大事!
独立や開業をした場合、挨拶状で伝えるのも1つの方法ですが、年賀状を使うという手もあるのでどちらを利用しても問題ありません。
なお、年賀状を使えば、年始は自宅で過ごしている人も多い分、じっくり目を通してもらえるでしょう。
その際、新年の挨拶と一緒にセール情報を掲載すると、営業ツールとしても活用できます。
年賀状を営業ツールにすれば、わずかなコストで集客することができ、売上アップにもつながるでしょう。
このように、年賀状は挨拶以外の役割も果たしてくれるので、独立・開業した人は、最初はもちろん毎年忘れずに出すようにしてください。
おすすめ関連記事
ー自分で会社を設立しないで、既存会社を購入して起業するー
「2019年1月更新/新しい起業の方法や種類登場。副業~会社を買って起業」
ー合同会社の設立を考えているなら確認しておくことー
「合同会社設立(LLC設立)について日本で恐らく1番分かりやすいまとめ」
ー個人事業主は法人とはどのような違いがあるのか?ー
「個人事業主と法人とは?違いを超わかりやすく解説」
ー専門家が分析した起業・独立で失敗するパターンを理解しておこうー
「起業・独立・開業で失敗するパターン62選【起業支援の専門家が指摘!】」
ー少額の資本金での起業にはどのような事が起こりうるのかを理解しようー
「1円起業をはじめ超少額の起業について実態をまとめてみた」
ー資金調達をするにはメリットとデメリットを理解して行動しようー
「2019年1月更新/10種類以上の資金調達の種類、方法、メリット、デメリットまとめ」
ー起業を創業時から助けてくれる助成金・補助金の制度を理解しようー
「2019年1月更新/起業・創業を助ける様々な助成金・補助金を徹底解説!」
ー起業に必要な資金をタイムテーブルを見ながら理解しようー
「起業に必要な費用やお金を時間軸とともにまとめました」
ー最近シニアの起業家が増加している理由はなぜなのか?ー
「シニア起業が急増!50代、60代で起業する人が増えている理由」
ー増えるシニア起業とその成功と失敗はどうして発生するのかを考えようー
「急増するシニア起業!成功事例と失敗事例、業種、考え方をわかりやすく解説」