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ここからは、好奇心を大切にするということが非常に重要だということを、例を用いながら説明していきます。
看板に秘められた好奇心
私が読んでいる「Harvard Business Review」というハーバード大学のビジネスに関する論文をまとめた本には、とても興味深いことが書かれています。
これは毎月発刊されているものですが、とある月のメインテーマが「好奇心」でした。
ハーバードのアカデミックな世界で活躍するとても頭の良い人たちが、
「好奇心がこんなにも大切だ」
ということを言っているのです。私自身これを見て、改めて好奇心の重要さを再確認したところです。
ひとつその中から面白いものを紹介します。
「自然体対数の底eにおいて最初に出てくる連続した10ケタの素数.com」
本来は英語で書いてあるのですが、分かりやすく日本語に訳しています。
これは何かというと、アメリカのシリコンバレー、いわゆるITの聖地やイノベーションの聖地というFacebookやGoogle、Appleなどが本社を置いているエリアがあるのですが、
サンフランシスコの空港からシリコンバレーに行くハイウェイに立て看板があり、そこに先ほど述べた
「自然体対数の底eにおいて最初に出てくる連続した10ケタの素数.com(もちろん英語表記)」
が突然姿を現しました。これは何だと話題になるわけですが、普通の人が見ても全く意味がわかりません。
しかし、上記の意味が分かる人や興味がある人であれば調べることで、正解にたどり着きます。
そして「(正解の数字).com」で検索すると、とあるページが出てくるのです。一体何でしょう。
その正体は、
「Googleの採用ページ」
なのです。驚きですよね。とても面白いです。
Googleという会社は今この時点で存在している世の中を一番変えた会社の中の一社と言っても過言ではありません。
そのGoogleという会社が、自社で働く人に対して特に求めている要素として「好奇心」
があり、それを重要視しているのです。
好奇心がある人は、看板に書かれているものの意味がわからなくても正解の数値を導き出し、「○○.com」を調べて採用ページにたどり着きますので、もしもそこから応募することがあれば採用フローにおいて好奇心があると認められ、少し免除があったりという特典があるようです。
Googleは起業されたのち、エリック・シュミット(2001-2011 Google CEO)氏という
いわゆるプロ経営者が入られて大きくされたのですが、このエリック・シュミット氏は、
「Googleの経営において重要なのは答えではなく、問いだ」
と発言しています。
答えを出すために問い続けるというのは本当に重要で、
「本当にそうなのか」
「もっとこうなのではないか」
というのは、探究心や好奇心から出てくるものであり、その好奇心は様々な問いを生み出すエネルギーの源なのです。
ここまではGoogleを例にして好奇心の重要性について説明してきましたが、ここからはその好奇心を育むために大切なポイントを説明します。
探究心や知識欲を発揮し、範を示す
失敗の意思決定などをシェアすることも重要です。
どういうことかというと、
例えば、会社において部下の人からすると
「失敗することが許されないのではないか」
と思ってしまい、探究心や挑戦欲を阻害してしまう可能性がある場合があります。
ここで上司から、
「今まで自分はこういったことで失敗したことがある」
と言われると、部下も挑戦しやすくなり、探究心の妨げになることを防ぐことが出来ます。こうした失敗例などの範を先んじて示してあげることがとても大切になります。
知的謙虚さ
「自分たちの知見が極めて限定されていることを悟る能力」
これはどういうことかというと、自分たちの知っていることはごくごく僅かなので、あたかも全て知っているかのごとく何かを決めていくことなどは本来疑うべきであるということです。
疑うべきであるということがわかっている状態は良いのですが、危険なのは、「疑うべきであるということに気づいていない」状態です。
言い換えると、知的謙虚さが無い状態です。今の自分の知っていることややり方を正しいと疑わないため、やり方を変えず同じ状態で物事を続けてしまいます。
したがって、知的謙虚さを持つということは、
「他者から学ぶ姿勢などを持ち、全てにおいて高いパフォーマンスを発揮することが出来る」
と言えます。
知的謙虚さ=好奇心
と思ってもらってもいいかもしれません。好奇心があれば知識探究心も向上しますので、おのずと知的謙虚さへ繋がります。
成果目標ではなく学習目標を強調
例えば、上司が部下に対して
「売上目標達成で一目置かれるよりも、営業担当として成長する方法を探ることが重要だと強調する」ことを実行すると仮定します。
売上という成果を達成するだけでは、結果だけにこだわってそのプロセスがわかりづらくなってしまいますから、成長するという学習目標を強調してあげるというのが大切なのです。社員の成長はビジネスの向上に直結します。
興味関心の対象を広げ、探究するような仕組みや制度
有名な話ですが、Googleは就業時間全体の20%は何をしても良いという通称「20%ルール」と呼ばれるものを導入していました。このような制度を取り入れることで社員の好奇心が育まれやすくなっていきます。
これは会社の中での話に限らず、プライベートの時間でも同じだと考えてください。自分の時間の中で成長という観点において、興味関心の対象を広げて探究できる時間やルールをつくることでも構いません。
なぜ、どうすればを問う日を設ける
好奇心を育むために、「なぜ」「どうすれば」と考える時間を設けることも大切です。
好奇心をどれだけ大切にできるかによって、組織の潜在能力を引出してビジネスを成長させることができるかが決まります。
好奇心に繋がる重要なポイントを抑える
会社の上司の目線で言えば、部下やチームに対して好奇心を喚起したり自分自身のあり方を考え、範を示すことが重要なのです。
会社側の目線で言うと、そもそもの採用の段階で好奇心があることをジャッジに取り入れているGoogleを例にして説明しました。
知的謙虚さを持つことで物事はどんどん前に進んでいき、柔軟に考えることが出来るようになります。これは年齢やポジションを問いません。ぜひ好奇心を育んでください。
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