副業は技術<コミュニケーション能力が勝利の方程式

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副業をしようと思う場合には、自らの専門スキルを生かしてスタートであることが多いです。基本的には専門職の人が多く、僕もライター、エンジニア、デザイナー、編集、カメラマン、動画系、トレーナー、美容師、料理人など多数の副業者と仕事をしています。

本当に簡単に副業者になれる世の中になってきています。

副業者に関する現状を少しみておきたいのですが、業務を発注する企業の多くは、コストが安いからという意味合いで副業者を捉えています。
また副業者への仕事の発注の仕方としてもクラウドソーシングなどのサービスを活用しての発注が多くあります。(他にも副業者などを抱えている会社が紹介するなど)つまり副業者に関する基本的な構図として、安さを求めている発注者というものと、知らない人同士がオンライン上のリモートでのやりとりで基本的に仕事を進めていくという形があります。
※僕の会社でも現在副業者の方に仕事を発注しています。

デザイナーの女性(本職あり)、デザイナーの女性(独立している)、エンジニア男性(本業あり)、ライター(本業あり)など、全員お会いしたことは一度もありません。
顔なども全く知りません。全てメッセージのみでやりとりをしています。

仕事発注サイドの会社というのもいろいろな会社があるわけですが、この構図(安い+リモート)に慣れていればよいのですが、まだまだあまり慣れていない発注者もたくさんいます。

リモートのやりとりのみで会ったこともない人達同士がそもそも仕事をしていくことは、仕事の仕方やコミュニケーションとして圧倒的にハードルが高いです。
本当に簡単な仕事(誰がみてもどのようにすべきか答えがわかるような仕事)であれば問題ありませんが、少しでも解釈が入ってしまうような仕事になると難易度は一気にあがります。

発注者サイドの要件(たとえば、デザインの仕事だとして、こういうデザインにしたいというデザインが、もうこれと同じデザインでお願いしますと具体的に指定できれば齟齬はないです。ただ、実際の多くの場合には、カッコいい感じでお願いしますとか、青色ベースでお願いします、お任せしますなどの要件が実質的に定義されていないことが結構あります。)がしっかりと定義されていない場合に往々にして事故が起きます。

自分の感覚と相手の感覚は絶対に違いますし、ずっと一緒に仕事をしてきている人達ならともかく(そうであってもずれることは多々あります)、全く知らない人で、これまでの経緯なども知らない人なのです。

副業こそコニュニケーション能力が重要!

顔を合わせない、メッセージベースのやり取りのみだからこそ、通常以上に仕事の見える化=ホウレンソウが求められます。このホウレンソウをはじめ相手の意向を汲み取り、完成物を作り上げるというのはコミュニケーション力そのものです。

副業者は専門職寄りの人が多いためどうしても技術偏重になりがちです。
その技術は会社に所属している限りは自動で必要としてくれる人がいて、仕事を発注してくれていました。しかも要件定義なども当たり前に丁寧に社内でされていたり、そうでなかったとしても、基本的なお客さんは社内の人であることも多いのですぐに会って確認したりができていました。つまり全体の中で必要ピースの1つで良かったわけですが、副業者になった瞬間、独立、起業と同じ特有の役割が生じるわけです。

・営業活動
・契約前後の仕事の明確な要件定義
・契約後の仕事の進め方
・納品
・その後のサポート

などです。

それぞれ副業者としての専門的なスキルと同等並みにコミュニケーション力が求められます。むしろコミュニケーションができない人はやっていけないといえると思います。
基本的に専門スキルがあることを前提に話をしていますが、そもそもマーケットが期待する専門スキルがなければ仕事には全くならないでしょう。ただ、専門スキルがあったとしてもマーケットから選ばれるかは別物です。実際に僕が副業者選びで一番重要視しているのは技術以上にコミュニケーションが取りやすい人かどうかを最優先にしています。

あなたが圧倒的な上位1%の専門的なスキル&実績を持つような人であれば、コミュニケーション部分をやってくれる人が結果としていると思います。期待されているのが安く仕事をしてほしいでなく、技術にあるからです。
そもそも上位1%の専門職に発注できる会社なので、とても仕事発注者として経験・リテラシーが高いです。

しかし圧倒的多くの人の場合には、自らが当たり前にコミュニケーションを主導しなくてはいけません。当たり前にお金をもらうという関係なので、営業~やりとり~納品~満足まであなたのコミュニケーションが全てを決めます。

良い仕事=自分の専門スキルを出せたではありません。
良い仕事=お客さんが満足するということでなくてはいけません。

お客さんの期待値は、安い金額で、早く、イメージ通りの仕事をしてくれることに多くの場合つきます。つまり圧倒的にコミュニケーションが求められるということです。

また、現在のようにどんどん専門分化する時代にあって、クライアントの課題を解決しようと思うと、あなたの専門スキルだけでは解決できないケースも多々あります。

そのため、あなたは、クライアント先が別で依頼している副業者やフリーランスの人と共同で案件に関わるかもしれませんし、あなた自身がどんどん案件をやっていく中でチームをつくって問題解決に臨むことになるかもしれません。

個の時代と言われていますが、実際の現実というのは、個では問題解決ができないことも当たり前にあるのです。個がフォーカスされる=個のコミュニケーションがフォーカスされる時代になっているということです。

しかもクライアントや一緒に連携してやっていく副業者、フリーランスなど、基本はオンラインで、メッセージ中心でやりとりしていくわけです。どれだけコミュニケーションが重要かわかっていただけると思います。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

2009年慶應義塾大学法学部を卒業後に、2010年株式会社ウェイビーを創業。
創業以来、一貫して、中小企業、個人事業主のインキュベーション(成長支援)に従事。
その数1,200社超。「世界を豊かにする経済成長のビジネスインフラを創る」というウェイビーの理念が大好き。
世界経済フォーラムが選ぶ若手リーダー選抜、徳島大学客員教授、スモールビジネス向け書籍7冊出版。