英語力を生かして起業できる業種8選!!
- 英語を利用して起業する
- 語学力を生かすことで他の起業家と差別化ができる
英語教育が盛んになってきていますが、日本の学校で教える英語は実際に学習して頭に入っているものの、実践で使えるかと聞かれると「それは難しい」と答える人がまだ多数なことは間違いありません。
今後はAIの進化によって言葉を勉強しなくても世界中の人と問題なくコミュニケーションの取れる時代がやってくることが予想されますが、今現在ではまだテクノロジーが追い付いていないだけに英語を駆使できることは起業する際の強みとなることでしょう。
ということで、今回は英語を駆使して起業をするならどのような業種があるのかについて見ていくことにします。
最も直接的に英語を話せることを活かせる起業の形が英会話スクールを開業することではないでしょうか。
ただ、英会話スクールは飽和状態で顧客の奪い合いとなっていることもありますので、実際に英会話スクールを起業するのであれば、起業前に成功するためにかなり綿密な市場調査と詳細の事業計画を立てておく必要があると思います。
顧客のターゲットが決まっておらず、とにかく英語を勉強したい人は全員歓迎というのではなく、「ビジネスに特化したビジネスマン向け」「女性起業家が教える女性のための英会話」のように顧客を明確にしておくとビジネスを始めやすいのではないでしょうか。
語学スクールが大人相手の起業に対して、塾の起業は子供を相手にすることになります。
塾の起業には自分で法人化して自身の塾を開業する方法と、有力なフランチャイズチェーンに加入する方法があります。起業にあまり自信がないのであれば、最初はフランチャイズチェーンに加入したほうがノウハウを吸収することができますので安心して教えることに集中できるでしょう。
ただ、フランチャイズチェーンが魅力的でなく、独自の教育プランを持っているのであれば、最初からあなた自身の会社の塾を立ち上げた方が、より人気が出る可能性は高いでしょう。
英語を駆使する業種になぜスポーツジャーナリストが入るのだろう?と疑問に思った方はいるかもしれません。確かに、日本国内で野球・相撲・Jリーグ・Bリーグの評論を行うスポーツジャーナリストであれば英語が必要になる場面は少ないかもしれません。
ここで挙げているスポーツジャーナリストは、主に海外で行われるイベントを記事とするスポーツジャーナリストのことを指しています。
例えばモータースポーツジャーナリストは、日本だけで活動していてはモータースポーツの情報をほとんど伝えることができません。なぜなら世界的な大レースのほとんど(ルマン24時間、インディ500、F1モナコGP)が欧州やアメリカなど英語圏を中心に開催されているからです。
自動車レースの最高峰であるF1を1年間追いかけて記事をまとめるのであれば世界21か国を約2週間に1度のペースで取材することが求められます。チームやFIAのプレスリリース、レギュレーションに至るまですべて英語で発表されますので、日本で伝えるためには正確な英語表現が理解できていなければ非常に厳しいことになります。
日本の代表的なモータースポーツジャーナリストの1人としてフジテレビでF1中継の解説をしている川井一仁氏はF1に25年にわたり多大な貢献をした人物として日本人として唯一の「F1パドックの殿堂入り」を果たしています。
※画像は参考リンクのF1速報より
参考リンク➡「F1速報」
起業の方法としては一度会社に就職して人脈を築いた後であなた1人の会社を設立するか、ジャンルの異なるスポーツを取材するジャーナリストで会社を作る方法もあるでしょう。
起業をするのであれば、異なるジャンルではなくスポーツならスポーツというように1つのジャンルに特化したジャーナリスト集団としての会社を起業したほうが、組織に属しているジャーナリストとのシナジー効果が期待できるのでいいのではないでしょうか。
通訳も世界で大活躍できる可能性を持った職業といえるでしょう。前項のスポーツジャーナリストで紹介した川井一仁氏も元々は海外留学した経験の語学力を評価されて当初はピットリポーターとしてスタートしているのです。
通訳は英語のリスニングとスピーキングがネイティブと差がほとんどないレベルまで極めている人であれば資格は不要です。ですから、自分の能力次第で誰でも通訳として活躍できる可能性があることは大きな魅力ではないでしょうか。
最近ではスポーツ選手が海外に挑戦することも珍しくなくなりましたので、インタビューで選手の隣に通訳の方が並んで翻訳している場面を何度も見たことがあるのではないでしょうか。またテレビでも生中継のインタビューや会見を同時通訳として翻訳している場合には通訳の名前が画面に表示されるのも記憶にあるでしょう。
通訳の欠点としては常に言葉を英語と日本語に翻訳する頭脳労働ですので、一般的なサラリーマンのように8時間連続で労働するのは厳しいという点でしょうか。そのためにも通訳を何人も集めて通訳専門集団として起業する方法もあるといえるでしょう。
Google翻訳などインターネットで利用できる翻訳も充実はしてきていますが、機械での翻訳は簡単な単語を訳すことはできても、長い文章を完全に訳すことは今のテクノロジーでは厳しくなっています。ですので、通訳と同じように翻訳の仕事もいずれは減るにしても当分の間は需要があることが予想されます。
社会の変化とともに需要が増加している翻訳作業として会社のホームページを多言語で作成するための翻訳や、海外のサービスを日本に導入する際に顧客にわかりやすくするために元々英語のサイトを日本語に翻訳する仕事があります。また、ハリーポッターシリーズのように海外の人気の出版物を翻訳できるようになれば、収入はかなりの額が見込まれることも翻訳の魅力ではないでしょうか。
貿易と聞くと大きな規模を想像するかもしれませんが、今はヤフオクなどのオークションサイト以外にもAmazonやe-bayなどのシステムを利用して日本にいながらでも海外の顧客に商品を手軽に販売できる環境が整っています。
英語力が高い人であれば海外との顧客とのやりとりをメールで行うことも全く問題にはならないでしょうし、日本で高く売れる商品を海外から低価格で輸入するための交渉を行うことも可能です。海外で人気の商品を輸入して輸入品専用のサイトで販売をしている会社もいつくも存在しています。
貿易を行う際の注意点として、海外では合法でも日本では違法またが仕入れるためには許可が必要なものもあります。また逆に日本では問題なく流通している商品でも、海外では流通が禁止されているものがありますので注意をしてください。
貿易を開始する際に不安がある場合や、情報について確認したい場合には日本貿易振興機構(ジェトロ)にあなたの行う予定の業務について説明を受けるといいでしょう。
参考リンク➡「日本貿易振興機構(ジェトロ)」
あなたが日本以外に在住なら日本人観光客のガイドを行う会社を立ち上げるのもいいでしょう。
現地のガイドを行うのであれば空港やホテルの送迎サービスを行えば治安の関係で現地のタクシーなどに乗ることに不安を覚えている旅行者に安心を与えることができるでしょう。一般的なガイドブックを見ればどこにでもあるような観光名所だけではなく、現地に住んでいいなければ絶対にわからないスポットを案内してあげるといいでしょう。
それにより、初めての旅行者だけでなく、複数回訪れている旅行者にも満足できるプランを提供できるようになれば、日本の旅行会社と契約して大きな金額を取引できる可能性もあります。
日本人観光客が現地でガイドを必要とするように、日本に在住であれば顧客対象を日本人観光客から外国人観光客と変えることで現地ガイドを行う会社を立ち上げる方法があります。
日本を訪れる観光客は政府が観光立国を推進している影響もあるでしょうが、毎年増加傾向にあり、2018年で3119万人となっています。
最近では大型ツアーで動くのではなく、家族や友人など親しい人だけの小さな単位で旅行をしたい需要が急増していますので、日本でのガイドは需要が高いといえます。日本で外国人観光客のガイドを行う場合に必要となる資格がありますので、ガイドを行う場合には資格を取得してから行うことを忘れないようにしましょう。
以下に必要となる資格について簡単に紹介しておきますので確認してみてください。
通訳案内士は外国人観光客に付き添って外国語で観光案内を行って報酬を受け取るためには必要となる資格になりますので、英語を利用して起業を行う場合には必須の資格といえるでしょう。
参考リンク➡「一般社団法人日本観光通訳協会 」
添乗員として業務を行う際には、旅行業法で定められているように旅程管理主任者または国内旅程管理主任者の資格が必要となってきます。
参考リンク➡「一般社団法人日本添乗サービス協会 」
今回は英語を駆使して起業できる業種に特化して紹介してきました。探せば他にもあるでしょうが、より英語が生かせる職業にスポットを当てています。
別に英語に特化はしなくても、他人よりも英語能力が高いのであれば顧客との交渉がスムーズにいく可能性もありますので、英語を使った起業をしなければいけないと自分を型にはめてしまうのではなく、あなた自身が自分のスキルを最大限に生かすためには、どのような起業のスタイルが最適なのかを見極めて起業に繋げてほしいと思います。
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