売上を重視して納品できない失敗

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独立、起業後に売上が上がらずに多くの場合には困っているのが現実です。
そのため、売上重視という意識を絶対にもっておいてほしいです、売上をとにかく上げるというのは基本的なスタンスとしてとてもよいことだと思っています。

ただ、営業意識の高い人、営業畑出身者に多くあることなのですが、営業が強いこと、それしかやってこなかったという人だと、契約を取ることはできるのですが、今まで、その後の納品作業は別の人がやるとなっていたため納品が実際にできないということがあります。納品ということを想定しきれていない、軽んじているケースがあります。

ついつい売上重視になってしまうと、または、自分の得意なことをどうしてもやってしまいますので、営業が得意な人は営業をやってしまうと、得意で楽しいので契約は決まっていくわけですが、契約後に発生する納品作業も同時にたまっています。

納品自体が、しっかりと出来上がった商品を渡して終わりということであればとても簡単なのでよいです。しっかりと商品がある場合です。

ただ多くの場合には、あなた自身が商品やサービスになっているケースや、人が必ず一定関与することになっている場合があります。
つまり事業モデルとして労働集約型ということです。

この場合には、契約が取れると必ず、納品のために誰かの時間を一定使わないといけなくなるわけです。1件依頼が取れて納品を1か月以内にしないといけない、納品にあたって時間的には誰かの時間が40時間は最低かかるといったようなものです。

現実的にあなたの使える時間は1か月で200時間程度で、そのうちに納品に使える時間は100時間だとすると、本来は月2.5件が限界なわけです。にもかかわらず、納品を待っている仕事が7件あり、これを今月と来月でやらないといけないとなっている状況があります。

また、せめて1件1件が明確にやることや、相手の期待値が決まったサービスであればよいのですが、1件1件がすべて違うサービスの場合には特に注意が必要になります。

営業段階でしっかりと話をせずに売上重視になった結果、相手と仕事内容をしっかりと詰めることなく、適当に仕事を受注してしまうと悪夢しか待っていません。

全く相互の期待値が異なることで、あなたとしては30時間程度で終わると思っていた仕事が、よくよく話をしていくと100時間はかかってしまうということに気付くことがあります。契約を解除しようにもできると言ってしまっている、お金を先にもらってしまっているとなると、断ると売上が下がってしまうので、できないような状況になってしまっていることがあります。

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