“ブログ集客”に記事数は関係ない! ブロガーが「とにかく記事を書け」という真の意味とは!

ポイント
  1. ブログの閲覧数をあげること、お客さんに行動させることがポイント
  2. 記事数をとにかく増やすのにはメリットとデメリットがある
  3. “読みやすさ”がもっとも重要

目次 [非表示]

どの企業も団体も、個人までもがホームページを持つようになった時代に、「ブログ集客」を成功させるのは非常に難しくなっております。

むしろ、ノウハウがネット上に溢れかえりどれを採用していいのかわからない方が多いことでしょう。中には間違った情報だってあります。

その中でもよく議題に上がるのが「ブログの記事数は多くあるべき」というモノです。よくテーマに上がるので、やはり偏った意見が多く見受けられます。

そこで今回はこの「ブログの記事数は多くあるべき」について徹底的に解説していきます。根拠と結論をしっかりと抑えることで、他の情報にも惑わされることのない教養も同時に身につけられますのでぜひ参考にしてください。

そもそも“ブログ集客”の成功とは

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この議論は、「着地点」、つまり“ブログ集客の成功”を定義しなければ、話が始まりません。ですから、まずはブログ集客における「成功」とはなんなのかをはっきりさせましょう。

おそらく、みなさんの多くが当てはまる結論になっているので心配しないでくださいね。

ブログ閲覧数(PV数)を増やす

まず一つ目の成功の定義は「ブログの閲覧数(PV数)が増えた」です。

これは単に、お客様にどれだけ「認知」されるかに関わる事項です。そもそも、商品・サービスは多くの人に知ってもらわなければ、どれだけ質の高い製品であろうと意味をなしません。

ですから、一つの壁という意味でも「ブログの閲覧数」を増やすことは目標にすべきことになります。

しかし、ここで勘違いすべきでないのがブログ「全体」の閲覧数を増やすということでは“ない”ということです。というのも、「ブログ全体の閲覧数」をあげることは非常に簡単だからです。


極端な例でいうと
 

100万記事/月 × 1pv/1記事 = 100万PV/月
 

例のように、いくら質の低い記事でも数字だけ見ればモンスターブログができてしまいます。ですから、ブログの閲覧数を増やすというのは


“1つの記事のPV数を増やす”


ということです。まずはこの「1つの記事のPV数を増やす」ということを目標に設定しましょう。

商品・サービスを購入させる、会員登録をさせる

そして2つめの成功の定義は「商品・サービスを購入させた、会員登録させた」です。

先に紹介しました「ブログの閲覧数が増やす」が仮に成功したとしましょう。たくさんの人に弊社が知られたという状態です。そんな状態でも、商品・サービスが購入されなかったらいかがでしょう。そもそも「集客」の意味をなしていませんよね。

ですから、この“商品・サービスを購入させる、会員登録をさせる”も成功の定義に必ず入れておかなければなりません。ただ、一つ矛盾しているのは、先に紹介した「ブログの閲覧数を増やす」ということを達成しなくても、良い場合があることです。

ここでも極端な例を提示しましょう。
 

①1記事だけで10万人の閲覧数を集めた
しかし、1人しか商品を購入しなかった。

②1記事に対し、1人しか記事を見なかった
しかし、その人は商品を購入した。
 

いかがでしょう。結果から見ればどちらも1人のお客さんを獲得することに成功しています。ただ、後者の方がお客さんの心を一発でつかむことができているのに対し、前者は“たまたま”と言わざるを得ません。

ですから、実際のところPV数を稼がなくても1人のお客様に確実に商品やサービスを届けることができれば良いです。

“ブログの閲覧数を増やす” × “商品・サービスを購入させる”

2つを掛け合わせることで大成功させることができるのが最も良いでしょう。

「ブログ集客」の成功=たくさんの記事数ではない

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「ブログ集客」の成功の定義を決定したところで勘付いた方もいるかもしれませんが、「ブログ集客」の成功に必要なのは記事数ではなく、1記事1記事のです。

ここではその質をあげる=ブログ集客の成功に近くためにはなにが必要なのかを紹介していきます。

ポイント① 閲覧数を増やすためには検索結果上位をとる

閲覧数を増やすためには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索された際になるべく高い位置に表示させる必要があります。

これを“SEO(Serach Engine Optimization)対策”と言います。聞いたことがあるひとの方が多いくらいではないでしょうか。

ただ、“SEO対策”と言っても真に重要なのは「記事の質」です。結局のところ記事の情報量、他サイトに負けないオリジナル性、確実な根拠などの差が上位表示されるか否かでしょう。

細かいSEO対策についてはこちらに書いてあるのでぜひ参考にしてみてください。
“ブログは基本読まれない!”否定から始まる集客のためのブログの書き方

ポイント② 商品・サービスを確実に届けるためには人間心理を利用する

記事を読んでくださったお客様に確実に行動したいただくためには、人間の心理を利用するくらい考えた記事を書く必要があります。

基本的に読者は
 

①GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワード検索をかける
→前述しました通り、これに対してはSEOでアプローチする

②タイトルを見て興味を持つ
→ペルソナに対して、タイトルだけで食いつくようなコピーを作成する

③リード文を読んで主たる問題が解決される
→だらだらしたリード文だと、離脱する可能性が非常に高くなります

④中身
→デザインにこだわったり、行間をとったりして見やすさにこだわりましょう

詳しいことはこちら
“ブログは基本読まれない!”否定から始まる集客のためのブログの書き方

このような流れでお客様は記事を読んでいきます。詳しい書き方は他のページに書いてありますので参考にしていただきたいのですが、やはり注意すべきなのはリード文となります。

タイトルに気を使っている方は多く見受けられるようになりましたが、リード文にまで注意がいっている方はまだ少ないです。むしろこれをチャンスとして他サイトと差別化していくのが良いと思います。

ぜひ、こだわりを持って作成してみてください!

記事をたくさん書くことのメリット

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ここまで、記事数を増やすよりも質をあげることを優先すべきと徹底的に解説しましたので、もしかしたら「記事」をたくさん書きたくない方も出てきたかもしれません。

しかし、“記事数”を増やすことにメリットもたくさんあります。これらを加味して自分の「ブログ集客」に活かしていただけると幸いです。

メリット① データを取ることができる

記事をたくさん書くことで、「どの記事が良かったのか、どの記事が悪かったのか」がわかるようになります。

Googleアナリティクスやプラグイン(Word Pressに紐付けるツール)を利用すれば、非常に細かいデータを無料で取得することができますし、商品やサービスの改良にも役立てることができるでしょう。

また、お客さんの記事に対する反応も数値で細かく分析できますので、どのようなデザインが好評なのか、テーマが良いのかなど“サイト自体”のパワーアップもできるでしょう。

メリット② 執筆能力が上がる

“執筆能力が上がる”というのは単に記事をたくさん書いていればリサーチのスピードや文章の構成などのスキルが自ずと付いてくるという意味です。

ですが、やはり義務教育や社会人が経験している程度のライティングスキルだと、因果関係がごちゃごちゃになったり、難しい表現をしてしまったりと“読みにくい文章”が出来上がってしまいます。

まずは“SEO上位のサイト”を完全に真似する(コピペは訴訟問題になるので気をつけましょう)ことで小さな実績を作り、そこに“スタイル”を組み込んでいく、そんな流れで独自の「集客ブログ」を作りましょう!

メリット③ お客さんのアプローチ手段が増える

記事を書く際、あるキーワードで検索結果上位を取ることを目標にリサーチなどをしていきます。

例えば「A」というキーワードで上位入賞することができたとしましょう。もちろんこの時点で非常に多くのお客さんを集めることができます。

しかし、キーワード「B」のお客さんはどうなるでしょうか?その人たちにリーチするのはなかなか難しいですよね。

このように、記事をたくさん書くことでCにもDにもZにだって集客をかけることができます。キーワードごとに“どのような悩みを持っている方が多いのか”をしっかりと見極め、商品やサービスを売り出していきましょう。

記事をたくさん書くことのデメリット

実は、記事をたくさん書くことにデメリットもあります。ただ、それぞれに解決策がありますので、参考にしていただけると幸いです。

デメリット① ドメインの評価を下げてしまう可能性がある

みなさん、パレートの法則をご存知でしょうか。パレートの法則とは

パレートの法則は、働きアリの法則と同じ意味合いで使用されることが多く、組織全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものである。経済以外にも自然現象や社会現象など、さまざまな事例に当て嵌められることが多い。

引用元:ウィキペディア

これはブログの中身でも言えることで、ブログ全体のPV数の8割を上位2記事が叩き出していることが多いです。これは目標におくPV数にもよりますが、下位の記事が足を引っ張っていると解釈することもできます。

Googleから言わせれば、これは下位記事がドメインの評価を下げていることになりますので、それらの記事を消したり、リライトしたりすることで、対策をしましょう。

デメリット② ブログの方針がブレる

記事をたくさん書く=レパートリーが増えるということになります。自然検索流入に対するアプローチとしてはもちろん問題ないのですが、一つの軸を持っていないとサイト自体に深みが出ません。

固定の読者の視点に立ってみると理解できると思います。また、記事を作成する際もターゲットを明確にできたり、同じ作業を繰り返す必要がなくなったりしてスムーズな執筆作業ができるでしょう。

もし、たくさんの軸を持ちたいのであれば、タグで分けたり新たにドメインを取得しましょう。見やすいサイト作成を心がけてください!

記事数は多いが、うまく集客できていないブログの例

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ここでは2つほど悪い例を紹介します。もちろんサイトを特定する訳ではなく、ありがちなミスや良くない心持ちを紹介します。

これらを避けることで自ずと良い“集客ブログ”ができると思いますので参考にしていただきたく思います。

① 記事数をとにかく増やすことが目的となっているブログ

“記事数をとにかく増やすことが目的となっているブログ”

インフルエンサーを目指し、ブログやSNSを使って発信している人たちに良く見られるブログになります。毎日投稿することはここまで紹介してきました通り悪いことではありません。

アクセス数も“絶対に”上がります。しかし、その記事が読まれているかどうかは別です。何度も述べますように重要なのは“質”であって“量”ではありません。

先に紹介しました「成功」を目的として記事を執筆していきましょう!

② 質は高いが、デザインが悪く醜いブログ

“質は高いが、デザインが悪く醜いブログ”

ここまで「記事の中身」にフォーカスしてきましたが、サイトのデザインも「集客」を成功させる大きな要因です。

例えば、「論文」を考えていただければ簡単に理解できるでしょう。情報量、新規性、共にトップクラスでありますが、読みたいと思いますでしょうか?

世の中に溢れるサイトは基本的に“Word Press”などの「HTML」で構成されています。ですから、webデザイナーさんに頼ってアドバイスを求めるのが最も早いでしょう。

細部にこだわりを持ったUIやデザインをぜひ作成してください!

記事がなくても集客は可能

ここまでかなり詳しく解説してきましたが、実際のところ記事がなくても会社や団体のプロフィールサイトだけでも集客をすることができてしまいます。

むしろ、商品やサービスにブランド力があれば、記事を作成せずそれらをわかりやすくユニークに紹介した方が会社自体の信用も上がるでしょう。

しかし、そのような“力”がなかったとしても、記事を書くことでブランド力をつけていくことだってできます。まずは“ブログ集客の根本に何があるのか”をきっちりと設定してから始めるのが良いでしょう!

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