フランチャイズで独立を考えている方へ

フランチャイズの意味や業種、近年の傾向から、フランチャイズ経験者の声まで。 これを読めばフランチャイズがよくわかる!

フランチャイズに関する特集

フランチャイズに関する特集

    フランチャイズとは

    一度は耳にしたことがあるフランチャイズという言葉。
    特にコンビニや飲食店などの募集広告などで、フランチャイズ加盟店募集という言葉を見かけたことはありませんか?
     
    フランチャイズとは、ブランド名や商品、商標、サービス、経営ノウハウなどを本部(フランチャイザー)が教え、その見返りとして一定の対価(ロイヤリティー)加盟店(フランチャイジー)から徴収する関係のことを言います。

    フランチャイズビジネスを運営する日本の代表的なフランチャイザーなどで構成される(一社)日本フランチャイズチェーン協会は「フランチャイズ」の定義を
     

    ”フランチャイズとは、事業者(「フランチャイザー」と呼ぶ)が他の事業者(「フランチャイジー」と呼ぶ)との間に契約を結び、自己の商標、サービスマーク、トレード・ネームその他の営業の象徴となる標識、および経営のノウハウを用いて、同一のイメージのもとに商品の販売その他の事業を行う権利を与え、一方、フランチャイジーはその見返りとして一定の対価を支払い、事業に必要な資金を投下してフランチャイザーの指導および援助のもとに事業を行う両者の継続的関係をいう。”(引用:http://www.jfa-fc.or.jp/particle/78.html)

    としています。

    加盟店は本部の経営ノウハウや知名度を使うことができ、本部は加盟店からロイヤリティーを受け取ることで、お互いに利益を得ることができ、「事業の共同体」となるのです。

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    フランチャイズの意味

    英語で[franchise]とは「〈人・会社などに〉特権[一手販売権]を与える」と言う意味があり、日本ではプロ野球やサッカーチームの本拠地や興行権といった意味でも利用されています。
    フランチャイズビジネスはアメリカで開発され、日本にも普及しました。フライドチキンのレシピを売った、「ケンタッキーフライドチキン」が発祥と言われています。
    その後、日本にも普及され、現在、約25兆円の市場規模になっています。

    フランチャイズのオーナーとは

    フランチャイズのオーナーとは、加盟店の事業主のことをさします。
    オーナーは本部の社員ではなく、一事業主という扱いになります。本部によって取り決めも様々ですが、基本的に店舗の運営は、フランチャイズオーナーに一任されており、経営者としての手腕が試されます。

    フランチャイズの仕組み 

    フランチャイズは、通常の事業において、成功の鍵を握っている、事業モデルの構築を、フランチャイズ本部サイド、すなわち、フランチャイザーが構築をします。この事業モデルを構築するまでには、多くの時間やお金がかかるわけです。
    また、事業モデルをただ構築しましたというだけでなく、その中での、実際のオペレーション、誰でも運営できるようなマニュアルなどをつくり、お客さんの集客方法などもあらゆることを試して、費用対効果の優れた方法をノウハウ化しています。

    本部としては、そのノウハウを持って店舗を一気に展開していきたいわけですが、ここでお金と人員の問題が出てきます。フランチャイザーだけのお金で全国展開しようとか、一気に出店をすることは現実的ではありません。

    そこで本部は、自分のお店の名前とノウハウを使って、店舗を運営してくれる人=加盟者(フランチャイジー)を募集します。
    フランチャイジーは、フランチャイザーが創り上げてきた事業モデルをはじめとする、様々なノウハウなどを、本部へお金を払い、教えてもらったり、使わせてもらっているわけなのです。

    フランチャイジーとしては、圧倒的な時間やお金のショートカットになりますし、フランチャイザーとしては、フランチャイズの仕組みを使うことで、資金の問題が解消し、一気に展開することができるようになるわけです。

    このように、フランチャイズの仕組みというのは、フランチャイズ本部、加盟店にとって、WINWINの仕組みなのです。

    フランチャイズ加盟契約までの流れ

    フランチャイズ加盟を考えたらまず必要なのが、情報収集です。情報誌やネットなどを活用し、加盟したい本部をピックアップします。加盟したい本部が決まったら、本部で開催している説明会に参加します。
    契約したい本部が決まったら、提示される契約書や法廷開示書面をよく読み、条件面などのすり合わせをしていきます。
    次に必要となるのが、開業資金です。本部に支払う加盟金の他、店舗を開店させるために必要な資金などがかかります。足りない場合は借り入れを行い、資金を調達します。

    上記の全てが揃ったら、契約書に押印をし、契約という流れになります。


    ロイヤリティーとは?

    ロイヤリティーとは、加盟店が本部に収めるお金のことをいいます。
    この徴収額は業種などによって異なります。本部を選ぶ際にもっとも気にするですが、ロイヤリティーが低い=良い加盟店ということではありません。
    ロイヤリティーが低くい代わりに本部からのサポートがないといった場合もあります。逆に高熱費を本部がふたんしてくれたり、人材確保のサポード制度があるために少し高めのロイヤリティを徴収している本部もあります。
    金額だけだ判断せず、サポート面など、総合的に見て本部を判断する必要があります。

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    フランチャイズのメリット・デメリット 

    メリット

    フランチャイズのメリットですが、一番は、成功確度の高い事業を、行うことができることだと思います。その他として、ビジネスの経験が乏しかったとしても、良い本部であれば、サポート体制があることで、不足を補うことができます。

    事業をしっかりと軌道に乗せるまでには、圧倒的に時間や色々なことをやっては改善してを繰り返すことが必要で、その間に膨大なお金もかかるわけです。フランチャイズの最大のメリットは、ある意味、お金で時間を買っているということだと思います。

    デメリット

    フランチャイズのデメリットは、自由度が低いことがあります。(これはメリットの代償だったり、メリットと表裏一体なので、メリットに感じることもあれば、デメリットに感じることもあるという関係です。)また当たり前ですが、事業ですので、失敗する可能性はあります。

    この失敗という場合に、自らのアイデアで普通に起業する場合には、全てが自分のせいなわけです。フランチャイズの場合も同様で、全てあなたの責任です。ただ、自らが事業モデルを考えたわけではないこともあり、事業モデルが良くない本部に入ってしまうと、失敗の可能性が高くなってしまうことはフランチャイズの大きなデメリットといえます。そのため、最初時点での見極めが何よりも大切になるわけです。

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    フランチャイズの業種

    フランチャイズと聞いて1番最初に思い浮かぶのは、コンビニや飲食店ではないでしょうか。しかし、その業種は塾の運営やクリーニング、美容、ジム経営など様々です。
    フランチャイズの業種は大きく9つの業種にわかれています。

    1. 小売・コンビニ
    言わずと知れたコンビニ経営と雑貨店、アパレル、中古販売、ネット販売などが挙げられます。比較的専門的な知識も必要なく始めやすい業種であるため、フランチャイズの業種の中では人気があります。

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    2.飲食
    居酒屋やファミレスなどのチェーン店から小規模の喫茶店、移動販売など、一口に飲食といっても様々な種類があります。オーナーが自ら調理を行う場合もありますが、調理はスタッフに任せて経営だけに専念することも可能です。

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    3.学習塾・スクール
    学習塾や家庭教師、パソコン教室、その他のスクールの運営を行います。大規模な塾から、個人で隙間時間などを活用して副業として開業をすることも可能です。
    子ども向けの塾から専門分野を教えるスクールまで、様々です。

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    4.修理・クリーニング
    靴修理、リフォーム、 ハウスクリーニング、自動車整備工場、家事代行などの業務を行います。小さな規模で回転できるお店から、大規模な設備などが必要な業種まであり、専門分野で手に職をつけたいという方に向いています。業種によっては専門的な知識や能力が必要になる場合があります。

    5.インターネット・携帯電話
    スマートフォンの修理や、携帯の販売、Webサイトの運営などを行います。最近ではアプリの広告代理店などもあります。やや専門的な知識が必要な業種もあり、前職などの経験を生かす場として加盟される方も多いです。

    6.理美容・整体・医療
    フィットネスクラブやリラクゼーション、マッサージ、エステなどが挙げられます。フィットネスクラブやジムなどはある程度の店舗面積が必要になるため、個人で加盟を希望する方は少なく、法人の方が多いです。マッサージやエステなどは省スペースでできる事業では、女性もオーナーとして活躍しています。

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    7.介護
    老人介護ホームから、特別支援学校まで、介護を必要とする人をサポートする事業です。
    これからの超高齢化社会を考えるとかなりの需要が見込まれる業種です。国の制度のもとで展開する事業やペットの介護といった珍しい事業もあります。

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    8.ブランド・貴金属
    主にブランドや、貴金属を買取り、販売を行います。1人でも開業することが可能で、大きな店舗も必要ないため、個人の方の加盟も多いです。基本的に、未経験でも始められるので、脱サラをされた方も多く開業しています。

    9.その他
    不動産、住宅 、防犯、コインランドリー 、セキュリティ 、ペットショップ、ペット関連 広告、メディア 便利屋、 結婚相談所、ネットカフェ、漫画喫茶  、 宅配、軽運送など様々な業種がフランチャイズ展開をしています。

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    フランチャイズで開業するまでのステップ

    フランチャイズでの開業を決めた場合には、下記のステップを行います。

    フランチャイズの仕組みを一般的に理解する

    そもそもフランチャイズの仕組みなどを理解することからはじめましょう。フランチャイズの特殊性、メリット・デメリットなどです。またフランチャイズといえど、それは、事業そのものなので、いくらフランチャイズ本部にノウハウがあるといっても、自分でも事業をやっていくにあたってできる限りの準備をしなくてはいけません。

    また、フランチャイズ事業をやっている人=フランチャイジーの話を徹底的に聞いてみましょう。この場合、特定のフランチャイズ加盟者ではなく、ジャンルなど問わず、色々なフランチャイジーに聞くことが大切です。

    フランチャイズの事業モデルなどの比較を行う

    加盟したいフランチャイズをピックアップし、事業モデルを客観的に分析してみましょう。本当に事業モデルなどの優位性があるのか、収益のシュミレーションを自分で立て、本部の出しているシュミレーションとずれがないか、本当にやっていけるのか?を厳しくチェックします。
    この際にも、色々な業種や数のフランチャイズを研究すると、相対的に色々なことが理解できてよいと思います。

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    フランチャイズ本部としっかりと話し合いをする

    フランチャイズ検索サイトである、アントレ、マイナビ独立、フランチャイズ比較.netなどを活用したり、フランチャイズショーなどに参加をしつつ、また、自らの足などを使って、意中の本部とできるだけたくさん話をすることが大切です。この際に、事業モデルについてしっかりと話すことはそうですし、サポート体制、契約内容など、デリケートな部分まで、一点の曇りもない状況まで持っていくことが大切です。

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    フランチャイズの加盟を決める

    いよいよ加盟する本部が決まりましたら、加盟の手続きをとります。これは各フランチャイズ本部によって異なりますので、各本部の手続き方法に従ってください。
    銀行融資などの資金調達をこのタイミングでするのか、個人事業で行うのか、法人形態で行うのかなどを考えます。

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    加盟~実際の事業開始

    加盟の手続きが終わると、晴れて開業となります。開業してからは、実際のオペレーションや、新規での集客活動、できないことなどが毎日襲ってきますので、本当に忙しい毎日になると思います。(逆に、想定よりもお客さんが来ずに暇なフランチャイズ加盟者もいます。)毎日、PDCAを回し、どんどん事業をよくしていきましょう。

    ステップの全タイミングで共通すること

    独立開業後の、事業経営をあなたがやっていくわけなので、徹底的に事業経営について、営業、マーケティングなどの勉強をしなくてはいけません。あなたが全部の責任を持っているわけなので、妥協なく、できる準備を最大にしなくてはいけません。あなたはもう経営者なんです。本部におんぶに抱っこなんて状態は絶対にいけません。

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    フランチャイズの開業資金

    フランチャイズで開業しようと考えた時、どれくらいの開業資金が必要になるでしょうか。
    これは業種や本部によって異なりますが、始めに6つの資金を用意する必要があります。

    1.フランチャイズへの加盟金
    加盟金とはフランチャイズ本部に加盟社が支払うお金のことを指します。これは本部の名称やノウハウ、ブランドなどの使用料でもあります。
    加盟金の相場は本部により異なります。加盟金を下げている代わりにロイヤリティーを高めに設定している場合やその逆もあります。

    2.土地・店舗の取得に必要な資金
    店舗を構えたらには土地や家屋などを借りる時、その貸主または今までそこを借りていた人に払う、権利金や保証金などが必要になります。

    3.店舗の設備に必要な資金
    飲食店の場合は調理場が必要になりますし、フィットネスなどは大掛かりな設備が必要な場合があります。こういった設備費は加盟金とは別に発生しますので、よく確認しておく必要があります。

    4.商品や原材料の仕入れに必要な資金
    お店を開いても商品がなければ運営することはできないので、開店時には商品を取り揃えておくことが必要になります。飲食店の場合は原材料も仕入れなければなりません。

    5.器具、備品、消耗品などの購入資金
    店舗を運営する上で必要になる、器具や備品、消耗品なども開店時には必要になります。
    お店が開店してからは足りなくなったものを買い足せば良いですが、始めはそれなりの資金が必要です。

    6.人件費、販促費、開店経費、その他雑費など開店後の必要資金
    ひとりでの運営が難しい業種の場合は、人員を採用するための採用費用や採用してからの人件費も必要になります。また開店後の販促費などもかかります。

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    フランチャイズ資金調達の方法

    フランチャイズに加盟しようと思った場合、銀行などの金融機関からの借入=融資をしてもらうのが一般的な資金調達方法になります。
    フランチャイズに加入し、起業する場合には、新規創業ですので、日本政策金融公庫の新創業融資制度を活用したり、保証協会を使用しての制度融資を活用しての、資金調達になります。

    創業系の融資自体は、個人としての税金の未納などがないことや、事業計画が最低限つくることができていること、(=フランチャイズの場合には、本部が実質的に大枠はつくっているので、それをもとに自らの商圏などにあてはめたり、自ら持っている資金などに置き換えることになります。)自己資金が最低限あることなどが重要視されます。

    また融資以外の資金調達方法として、最近流行っているクラウドファンディングや、株式を発行しての資金調達という選択もありますが、フランチャイズ加盟での資金調達とは相性がよくありません。

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    フランチャイズ本部の選び方 

    フランチャイズ本部の選ぶ際、4つをポイントがあります。

    フランチャイズ本部そのものの事業モデルの優位性

    フランチャイズ本部の事業モデルがいかに優れているのか?を最初に見なくてはいけません。
    大抵の場合には、事業モデルに目を向けずに、収益モデルに目が行きがちですが、収益モデルはただの数字でしかありません。大切なのは、その数字が生まれる根拠を知ることです。フランチャイズという観点でなく、通常の事業としてみたときに、本当に持続的にやっていくことができる優位性があるのか?をみましょう。

    加盟しているフランチャイジーの収益性

    先に加盟しているフランチャイジーが、収益シュミレーション同様の利益をあげているのかということは本部を選択するにあたって、とても重要です。
    本部の仕組に構造的な問題はないか、扱っているブランドの人気はあるのか、などしっかりと見極める必要があります。
    現実と大きくかい離している、収益シュミレーションを出している本部には要注意です。

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    フランチャイズ加盟条件

    フランチャイズ加盟の条件は大きなポイントです。
    その中でも、支払うお金については徹底的にチェックが必要です。支払うことに妥当性があるのか?を中心に、金額が不当に高くないか?その支払をして、何が得られるのか?その支払をして、事業は黒字になるのか?

    冷静に見極める必要があります。また、いかに口頭でやりとりしても、最後は、フランチャイズ本部との契約書に全てが優先されてしまいます。契約書の内容は徹底的に確認しましょう。当たり前ですが、圧倒的にフランチャイズ本部に有利な契約内容になっています。

    フランチャイズ本部自体のサポートをはじめ、会社としての姿勢

    フランチャイズ本部として、何を目指しているのか?という理念が本当にあって、それを誠実に実行しようとしている本部なのか?を是非見てみてください。それをみるためには、社長の話を聞く、社員の働きぶりをみてみる、実際にそのフランチャイズが提供している商品・サービスを何度も使用してみるということが大切です。

    良いフランチャイズの見分け方

    良いフランチャイズと悪いフランチャイズの見分けるコツは、事業モデルそのものにどこまで優位性があるかということに尽きると思います。事業モデルを見る場合には、本当に他社を圧倒するような何かアイデアがあるのか、再現性はあるのか、収益性は本当にあるのか、などを確認するべきです。
     
    事業モデル以外で言えば、フランチャイズ本部の加盟者への勧誘時の姿勢も見るべきポイントです。しっかりとした説明がないにも関わらず、加盟をとにかく迫ってくるフランチャイズ本部や、良い話しかしないフランチャイズ本部は警戒する必要があります。
    事業モデルに完璧ということはありません。そういた部分も、正直に話をしてくれるフランチャイズ本部の方が信用できます。
     
    また、本部を見分けるのに欠かせない要素として、既に加盟しているフランチャイジーのリアルな声を聞くことです。
    フランチャイズ本部のポジショントークでない、リアルな声を聞くことで本部の本当の姿を知ることができます。

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    フランチャイズでのトラブル

    フランチャイズ本部と加盟者のトラブルで一番多いのは、加盟後の売上に関するものです。収益が上がらないことで責任の所在について、トラブルになるのです。
    フランチャイズ本部自体が、そもそも最初から本部の収益シミレーションが間違っていた場合や、リスクの説明が甘い、事業モデルの強みがない、再現性がないなど収益が上がらない理由は様々です。

    また、フランチャイズ加盟者サイドの努力不足ということもあるかもしれません。いずれにしましても、加盟前にしっかりとした認識の摺合せができていないと、このようなトラブルに陥るわけです。
     
    二番目にあげられるのは、加盟金の金額についてです。
    今度は逆に儲かってはいるものの、長く経営をしていれば、フランチャイズ加盟者は自らの努力によるところの成功だと思いがちになります。(もちろんその部分ももちろんあります。)

    そのため、当初は気になっていなかった、フランチャイズ本部へのロイヤリティーの支払いに不満を持つようになります。フランチャイズ本部自体も、出店を急ぎ、新規加盟者を増やすのが常ですので、店舗数が増えると既存加盟店へのフォローやサポートが後手に回りがちになります。
    既存加盟店とのコミュニケーションがうまくとれなくなり、トラブルに発展いってしまうのです。
     
    三番目としては、契約についてのトラブルです。
    契約書上、なんらかのトラブルが生じた場合は、本部にとって有利な内容になっています。
    しかし、多くの加盟者は自分に知識だけで契約内容を把握仕切ることはできません。
    そのため、イレギュラーな自体が起こった時に、初めて本部に有利な契約書の怖さに気づき、トラブルになるのです。

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    本部のサポート体制

    フランチャイズ本部のサポート体制は、本部によって全く異なります。もちろん本部によるサポートがあったほうが良いに決まっていますが、本部サポート以前に、まずはフランチャイズの事業モデルをみるようにしてください。いくら本部のサポートがよくても、事業モデル自体がよくなければ、フランチャイズ事業は成り立ちません。

    本部との関係性や、役割分担はとても大切です。フランチャイズに加盟した段階で、全ての事業上の責任は加盟をしたあなたに基本的にあるわけです。この自覚をしっかりと持ってくださいね。本部が助けてくれるなんてことはありません。本部のサポートは、追い風を吹かすものであって、おぼれている人を助けるようなものではありません。

    本部が何もしてくれないというフランチャイジーの方をよくお見かけしますが、このような方に限って、思考停止=自らに責任はない、お客さん感覚の人(本部にお金を払ったのだから、本部が手伝ってくれて、助けてくれて当たり前と思っている)が多いです。

    本部のサポート体制を見るうえでは、研修体制やその内容の確認をすることはとても大切です。研修体制が脆弱で、ほとんど何も研修を受けずに、お店をオープンしましたとか、最初は本部より店舗サポートの応援を出してくれることもありますが、ノウハウとして自分達に落ちることなく、いなくなってしまうこともあります。しっかりと研修体制については見極めましょう。

    また、ノウハウといえないレベルのものを提供している本部も多数あります。話をじっくりしていく中で、実力が本当にあるかを厳しくチェックしましょう。

    さらに、困ったときにどれだけ一緒になって、アイデアを出してくれるのかということも大切です。そのようなフランチャイジーに寄りそう姿勢というのは、本部の姿勢などを見ているとわかると思います。

    フランチャイズ展開を行うことによる本部のメリットとは?

    本部がフランチャイズ展開を行う理由は、加盟金を得ることができることやロイヤリティーを得ることができるなど様々なメリットはありますが、そのひとつに事業の成長スピードを早めるとめという理由があります。

    特に、新しいビジネスモデルを展開していく場合にはその市場をどれだけ早く占領することができるかが、今後の展開に大きな影響を与えます。

    どこよりも早くその市場で最大手になってしまえば、その先は安泰というわけです。直営店のみで店舗を増やしている企業もありますが、本部自体が全ての出店費用を負担するとなると相当な資金が必要となります。
    その資金を集めている間に他の企業が拡大し、市場をおさえられてしまっては、先に事業を展開していたとしても二番煎じ、三番煎じといった扱いになってしまします。

    その点フランチャイズ展開は、本部が開業資金をサポートしたとしても全額投資して開業するよりも負担は少なく、店舗数を増やすことができます。
    事業をスピーディーにスケールさせていくためにはフランチャイズ展開は欠かせないのです。

    ある程度店舗数が増えてくると本部は潤沢な資金を得ることができ、その資金を元に新しい事業を展開していくことも可能になります。

    フランチャイズに向いている人、向いてない人 

    事業において、収益を生み出す事業モデルをつくることはとても難しいことです。
    その点、フランチャイズの場合は事業モデル自体が素晴らしいので、収益を生むことができるモデルであれば、これは宝の源泉です。フランチャイズ本部は、先行投資をしつつ、PDCAをまわして、強い事業モデルをつくっているわけです。

    これは、時間や労力をショートカットをして事業をやりたい方にとっては、ものすごい合理的な仕組みです。
    逆に、自らどうしても実現したいアイデアや、事業モデルを持っている人はフランチャイズには向いていません。

    特に自分でアイディアはないけれど、事業のオーナーになりたいという方には、フランチャイズはとても相性がよいと思います。
    また、新規事業のアイデアなどが乏しい、中小企業などが、手元のお金を使って新規事業としてフランチャイズ経営をスタートすることも相性がよいと思います。

    フランチャイズ事業は、ブランド事業であり、本部との関係もあるため、自らで事業を行う場合に比べて、自由度は圧倒的に低くなります。
    そのため、ある程度、本部側から指示を実行することや、決まったことを守ってやっていける人でないとうまくできません。

    近年の傾向

    近年、フランチャイズ業界を取り巻く環境は急激に変化しています。全体を通じて言えば、「人材不足」ということが一番の問題となっています。フランチャイズ事業の多くは労働集約型です。日本全国で労働力不足が大きな問題となっている中で、既存のフランチャイズ関係者を悩ます大きな課題となっています。

    さらに、最低賃金が引き上がり続けているため、当初考えていた収益の趣味レーションが当てはまらくなってしまい、加盟店側が利益を得ることができず、赤字に転落するといった状況にもなっています。

    このような状況から、これからフランチャイズ本部を選ぶ際にはどの程度の「労働力」が必要な事業なのかをあらかじめ把握しておく必要があります。

    今後はITを駆使するなどして、人を前提にしないフランチャイズモデルが相対的に人気になると思われます。
    最近では、在庫を持たないことでリスクを極力減らし、オーナー一人でも店舗運営をすることができるフランチャイズ事業も着々と増えてきています。

    また、労働力の確保には外国人のアルバイトが多く起用されています。
    外国人採用にあたっては、教育の問題があります。言葉も文化も異なる人材にどのようにアプローチをしていくのかが課題になります。

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    フランチャイズの10年生存率は?

    0から会社を作ろうと起業をした場合。平均400万円を投資して起業した企業の10年生存率は6%と言われています。フランチャイズのメリットは成功確度の高い事業を、行うことができることだとお伝えしましたが、フランチャイズ加盟店の5年生存率はどれくらいなのでしょうか?

    フランチャイズの平均成功確率は約40%と言われています。加盟金が800万円以上~2000万円の場合は70%、800万円以下~200万円は15%と加盟金額によって成功率は変わってきますが、フランチャイズの方が資金的にも、確率も圧倒的に有利だということがわかります。

    もちろんフランチャイズに加盟したからといって誰でも成功を収めることができるわけではありません。
    いかに本部のブランド力を使って集客しても、オーナーに経営能力がなければお店を継続していくのは難しいからです。

    ですが、数字だけ見れば、通常の起業よりもリスクはかなり少ないことがわかります。

    フランチャイズの成功例・失敗例

    同じ加盟店でフランチャイズ経営をしていても成功している人ととそうではない人がいます。その違いは一体なんなのでしょうか?

    フランチャイズの成功例

    10店舗のコンビニのフランチャイズ経営をしているオーナーのAさんは年商10億円を越えると言います。
    個人でコンビニのフランチャイズを行う場合、まずは1店舗の運営から始まりますが、売り上げがよければ他店舗の運営を行うことも可能です。何店舗かの運営が決まると、法人化し、会社として複数の店舗を経営することで年商10億円も夢ではないと言います。

    フランチャイズの失敗例

    法人としてフランチャイズ2件のフランチャイズ加盟を行なったというSさんの場合
    しかし、店舗は1年足らずで閉店…。その理由は加盟時にしっかりと契約内容を把握していなかったことにありました。
    加盟して、店舗の売り上げが上がらない時になんとかしようと集客方法を変えたい!キャンペーンを行いたいなど、本部に申し入れるも聞き入れてもらえず…。
    結局、店舗にあった集客ができず、お客さんが来なければ売り上げも上がらず閉店に追い込まれました。

    加盟店の自由度が低い店舗ではこういった失敗談もあるようです。

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    フランチャイズ体験者の声

    実際にフランチャイズに加盟している人はどのようなことにやりがいを感じ、どんなことに不満を感じているのでしょうか。

    フランチャイズのやりがい

    フランチャイズのオーナーのやりがいはやはり、一事業主として店舗を運営できることにあります。本部によって自由度は様々ですが、ある程度の自由を許されている加盟店は各々工夫して売り上げをあげています。
    あるコンビニの店長は、自分の店舗をコンビ二というより昔ながらの商店だと思っていると言います。地域の方との密接に代わりを持ち愛される店舗になることで、売り上げも上がります。それが楽しいと言います。
    また、ある美容系のフランチャイズのオーナーさんはそのお店の技術に惚れ込んでフランチャイズに加盟したと言います。自分が良いと思ったものを多くのお客さんに伝えることができることが何よりのやりがいとなるそうです。

    フランチャイズ本部への不満

    本部への不満の中で一番多いのは、人材確保の問題です。
    多くのフランチャイズ本部は人材の採用を加盟店ごとに一任しています。日本中で人員不足が深刻な社会問題となっており、中でも24時間営業を続けるコンビニでは、人材不足の問題がもっとも深刻です。
    売り上げは高かったのに、アルバイトが集まらないために閉店してしまったという店舗もあるほどです。

    本部も少しずつ採用へのサポート体制を強化していますが、現状まだ足りていない店舗が多いようです。

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    定年後にフランチャイズ開業 

    現在のように、人生100年時代と言われ、定年後であっても、働くことが当たり前の時代にあっては、定年後のシニアの方が、フランチャイズに加入をして、独立開業するという選択される方が増えています。

    定年まで働いてきた方は、若い世代に比べてお金を持っていますし、ビジネスの経験も有しています。自らのアイデアやこれまでの経験を生かして起業、開業するシニア起業が相当に増えていますが、事業モデルを考えることはとても大変なことなので、フランチャイズを見極めて、フランチャイズに加盟をして開業するということは、何かをやりたいと思っている定年後のシニアの方には良いことだと思います。

    副業としてのフランチャイズ

    副業としてフランチャイズをやろうと思った場合には、自らはお金を出すオーナーであって、誰か他の人で、フランチャイズ事業にコミットできる人がいないとうまくいかないと思います。やはりフランチャイズといえど当たり前に事業ですので、気持ちを持って、コミットできる人がいなくてはうまくいきません。自らが副業で行う場合には、フランチャイズ事業に対して十分な時間確保ができるのかを考えないといけません。


     

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